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ごあいさつ

機構長からのご挨拶

東京大学医学部附属病院長およびトランスレーショナル・リサーチ・イニシアティブ(TR機構)機構長の齊藤延人です。私は平成27年4月に4代目の機構長として就任いたしました。

東京大学TR機構は平成19年に本学の医療関連領域の研究成果を実用化へと導き医療全般への貢献を促進することを目的として設立されました。また、平成25年以降製薬企業出身でTRに造詣の深いTR機構専任の教職員を採用しTR機構活性化の戦略、組織および具体的施策を練り上げて参りました。

特に今世紀になりましてから、医療の多くの分野における研究の進歩は目覚ましいものがあります。その進歩が新しい医薬品や医療機器等として結実し人々の健康や生活が大いに促進・充実することが期待されます。しかしながら、現実は厳しく例えば革新的医薬品の継続的な創出は研究開発型製薬企業では乗り越えなくてはならない大きなチャレンジとなっているようです。そのような状況の下、いわゆるオープンイノベーションの大切さが広く認識されるに至り、アカデミアもそれに応えて自らを変革し企業との新しい連携の仕組みを作っていく義務があると考えています。私たちはこの大学としての義務を全うするためにTR機構を根本から見直し、新しい体制を作り上げました。本学はこのTR機構を通じて、アカデミアが得意とする幅広い基礎研究の強みを最大限発揮すると共に、企業の皆様のご期待に今まで以上にお応え出来る体制を整備して、産業界の皆様と連携しながらトランスレーショナル・リサーチを強力に進めて行きます。

また、日本医療開発研究機構の設立に代表される日本政府の医療イノベーションへの取り組みにも日本を代表するアカデミアの一つとして積極的に協力させていただきます。これらの連携を通じて世界中の疾患で苦しんでいる多くの患者さんへ私たちの研究成果を具体的な形としてお届けすることを目指してまいります。

どうぞ私たちの趣旨をご理解いただき、一層のご支援、ご参画をお願い申し上げます。

TR機構 機構長
齊藤 延人

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