脳外科医 澤村豊のホームページ

様々な脳腫瘍や脳神経の病気について説明しています。さわむら脳神経クリニックで診療しています。Eメールによる相談や手術治療も受け付けています。

顔面神経鞘腫 facial schwannoma

  • 珍しい腫瘍なので顔面神経鞘腫の治療は判断が難しいです
  • 顔面神経はまず解剖が難しいです
  • 脳幹部から出たすぐのところの脳槽部,内耳道内,膝神経節部,迷路部,中耳のところ(鼓室),乳様突起の中の顔面神経管,茎乳突孔の頭蓋底,耳下腺の後部までが顔面神経の本幹部です
  • 側頭骨内にあるものは,MRIよりCT (thin-slice bone-window)の方が正確に進展部位を把握することができます
  • 顔面神経のどこの場所にも腫瘍はできますが,できた場所によって手術とか放射線治療の難しさや方法が変わるので判断がとても難しいのです
  • 特に手術はできた場所によってかなり方法が違いますし,とても難しいものです
  • 一般的には,放射線治療の方が手術より安全だと考えて下さい
  • 放射線治療をするなら顔面麻痺が軽いうちがいいです
  • 手術は顔面麻痺が相当に強くなってHB グレード4くらいにならないとしません
  • 摘出手術と同時に顔面神経の再建手術(バイパス)をしなければならないので,顔面神経麻痺の外科治療もできる脳外科医に手術をしていただきましょう
  • 顔面神経麻痺はとてもつらい後遺症なのだということを知っておいて下さい
麻痺が進行する前に,腫瘍が小さいうちに,なるべく早めに定位放射線治療を受けるべきでしょう


側頭骨内(顔面神経垂直部)

耳下腺内顔面神経鞘腫

 

 

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