専 門:代謝・生活習慣病
専門医:小児科専門医・指導医
熊本大学小児科医局13年目(医師免許取得15年目)
熊本県出身。2007年熊本大学医学部医学科卒業。2009年熊本赤十字病院初期臨床研修修了、熊本大学小児科に入局。熊本赤十字病院小児科、熊本大学病院小児科、くまもと芦北療育医療センターに勤務。熊本大学発生医学研究所細胞医学分野でエピジェネティクス研究を行い、2018年医学博士。2019年より米国ミシガン州Van Andel Instituteに留学。帰国後2022年より現職。
小児科の臨床現場って、やっぱり大変?
治療が長期にわたったり、感染症が広がるなか外来でお待たせする時間が長くなることはあるので、そういう時は辛いなと思うことはあります。
小児科は「パパ・ママ医師」に優しい職場?
我が家は双子の子どもがいて小さい時は特に、瞬間的に手がかかったり入院することがあったりもしました。そんな時に医局の先生たちからサポートしていただくことがたくさんあって、とても心強かったです。勤務先にもよると思いますが、家庭の行事などは大切にして、仕事はお互いにカバーしましょうという雰囲気です。
国内外の留学や大学院進学は希望すれば医局に認めてもらえる?
2019年から2年間アメリカに留学し、新しい研究のアイデアを得たり、日米の医療制度の違いなどを肌で感じたりと貴重な経験をしました。留学中は幸運なことに留学先から給与をいただくことができました。ただ収入としてはどうしても減ってしまうので、貯金を使う必要はありました。
大学病院ならではの大変さって?
大学病院は大きい組織なので、市中病院と同じスピードでは仕事が進まないということはあります。一方で、診療には多くの職種(看護師やリハビリの方など)が関わるので、やり取りする情報に誤解がないよう慎重にコミュニケーションをとり、一緒にゴールを決めて動くという意味では大変心強い環境ではないでしょうか。
「小児科医、いいかも。でも…」と悩んでいる研修医にアドバイスを。
小児科は入ったあとにも多様な分野や世界が広がっています。「どのサブスペシャリティを選ぶか」もそうですが、小児だけではなく成人を診ることもよくありますし、研究や行政の分野で活躍している人もいます。たくさん悩んで、その結果、小児科で一緒に仕事をさせていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。
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