ご挨拶GREETINGS

会頭挨拶

2025年11月1日(土)~2日(日)の2日間にわたり、琉球大学皮膚科の主催で第21回加齢皮膚医学研究会を、那覇市首里のノボテル沖縄那覇において開催いたします。学会翌日の11月3日(月曜祝日)は文化の日であり、沖縄の穏やかな秋の日、海遊びや観光やゴルフ日和も充分お楽しみください。

最近の科学の潮流では、ヒトを含めた哺乳類の老化を自然現象として受け入れる事は過去となり、老化は病的現象の蓄積であり、防止可能さらには可逆的な病態であると考え、多くのチャレンジが始まっております。本研究会では、最先端の研究成果を共有するとともに、皮膚の加齢に関し活発に議論を交わせるような実り多い研究会にしたいと考えております。

この沖縄での研究会では、加齢皮膚医学講座として、熊本大学教授の三浦恭子先生による「最長寿齧歯類ハダカデバネズミにおける抗老化メカニズムの探求(仮題)」と、京都大学CiRA研究所(iPS研究所)教授の濱崎洋子先生による「T細胞の老化と再生 (仮題)」を予定しており、最新の加齢生物学、加齢医学について、ご講演いただきます。さらに、例年通り、ロート賞受賞記念講演をはじめ、共催セミナーも企画しております。もちろん、一般演題についても多数のご応募をお待ちしております。

ちなみに、ハダカデバネズミは齧歯類ながら寿命が30年近く、発癌することなく、何故死ぬのかからが研究対象の、かわいらしい無毛(はだか)で出っ歯(デバ)のモグラのようなネズミです。是非、ご家族連れでご講演をお聞き頂ければ、家族や医局内での会話の愉しみ にもなるかと思います。

11月初旬の沖縄は、本州にはない25-28℃程の気持ちの良い初秋です。懇親会も企画しての現地対面開催の学会を予定しております。

数年前に全焼してしまった首里城は、ノートルダム寺院に負けじと着々と復興へ 向け足場が出来つつあります。学問と沖縄の楽しい学会を企画しておりますので、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第21回加齢皮膚医学研究会
琉球大学医学部 皮膚科学講座 教授
会頭 高橋健造

2024年11月吉日

ハダカデバネズミ
ハダカデバネズミ
ハダカデバネズミ

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