第39回日本がん看護学会学術集会

プログラム

日程表

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更新日:2024年11月5日

日程表

プログラム

指定演題

詳細は各タイトルをクリックしてください

会長講演

共に学び、共に創る
講  師
川村 三希子
(札幌市立大学 看護学部 教授)
座  長
荒尾 晴惠
(大阪大学大学院 医学系研究科 教授)
日  時 2月22日(土)9:30~10:00
会  場 第1会場(グランドメルキュール札幌大通公園3階 ボールルームABC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり

特別講演

PatientsからPersonへ
講  師
石垣 靖子
(北海道医療大学 名誉教授)
座  長
川村 三希子
(札幌市立大学 看護学部 教授)
日  時 2月22日(土)10:00~11:00
会  場 第1会場(グランドメルキュール札幌大通公園3階 ボールルームABC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 がん医療は治療法の進展、個別化医療の台頭などに伴い、複雑化・高度化し目まぐるしく変化しています。私たち看護師は、変化に対応できるよう最新の知識とエビデンスを修得し技術の向上に努めることが求められる。
一方で常に変わらないもの、それは看護の視点である。
看護の視点とは、その人をみつめるとき、生物としての人間(限りない共通性)という見方を一方にすえ、もう一方に「一人ひとり個性ある人間(限りない個別性)という見方をすえること、そしてこの両者をいついかなる時にも同時に思考していくところにある。
医療の方針決定にあたっては、生物学的な最善だけではなく、その人しか生きられない物語られるいのち(人生・生活)を尊重した決定がなされるよう、時には踏みとどまり、立ち止まる勇気が看護師には求められる。患者(patient)としてではなく、一人のかけがえのない存在(person)として、どのような状態になっても相手を遇することがケアの基盤となる。がん医療が進化・複雑化しても、がん看護を担う私たち看護師が変わらず持ち続けるべき視点についてあらためて考える機会としたい。 

教育講演

教育講演1

看護師が理解しておきたいジェンダー/セクシュアリティの多様性<基礎編>
講  師
原 ミナ汰
(特定非営利活動法人 共生社会をつくる性的マイノリティ支援全国ネットワーク 代表理事/一般社団法人 SOGIE相談・社会福祉全国協議会 代表理事)
座  長
花出 正美
(公益財団法人がん研究会 有明病院 がん相談支援センター センター長 )
日  時 2月22日(土)11:15~12:15
会  場 第1会場(グランドメルキュール札幌大通公園3階 ボールルームABC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 セクシュアリティ(sexcuality)とは、人間の性のあり方全般を表す概念である。セクシュアリティには、生物学的性(sex)、性自認(gender identity)、性役割(gender)、性的指向(sexual orientation)といった要素がある。
多様な価値観を尊重し合う社会づくりが広がりつつある中で、医療の場において、セクシュアリティの多様性、性的マイノリティの権利や偏見に対する問題への関心は、高いとは言い難く、未着手の課題に気づけていない可能性があるのではないだろうか。
本講演では、セクシュアリティの基礎、LGBTQ やSOGIE などの多様なセクシュアリティのあり方、性的マイノリティが直面する固有の生きづらさ、強さ、また特に医療の場で当事者が直面する困難などについて概説していただく。
そして、がん医療の場において、患者やパートナーのセクシュアリティの多様性を理解し、適切な対応やケアについて考える機会としたい。

教育講演2

支持療法・緩和治療領域研究ポリシーの紹介とがん看護研究への活用
講  師
松本 禎久
(公益財団法人がん研究会 有明病院 緩和治療科 部長)
座  長
重野 朋子
(筑波大学附属病院 緩和ケアセンター)
日  時 2月22日(土)11:15~12:15
会  場 第2会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 エンプレスホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 対象集団や治療介入、評価方法やエンドポイントを厳格に設定しやすいがん治療研究に比較し、副作用対策や生活の質等に主眼が置かれる支持療法・緩和治療領域の研究は、対象集団や評価方法、エンドポイント設定の自由度が高く、介入方法にもアウトカムにもばらつきが生じやすい。このような特性を持つ支持療法・緩和治療領域の臨床研究の推進のため、2018 年に「支持療法・緩和治療領域研究ポリシー(総論)」が国立がん研究センターから公開された。本教育講演では、同ポリシーの研究開発者を講師に招き、開発された研究ポリシーの概要と臨床研究への適用について学ぶ。同ポリシーへの理解を深めることで、介入方法や対象集団の設定、アウトカム評価にばらつきが生じやすいがん看護研究の推進や質向上に役立てたい。

教育講演3

がん看護に役立つ最近の緩和ケアのエビデンス:患者・家族の視点から
講  師
森田 達也
(聖隷三方原病院 緩和支持治療科 副院長)
座  長
田村 恵子
(大阪歯科大学大学院 看護学研究科開設準備室 室長)
日  時 2月23日(日)15:30~16:30
会  場 第1会場(グランドメルキュール札幌大通公園3階 ボールルームABC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 2023 年に講師の森田先生が出版された、「死亡直前と看取りのエビデンス 第2版」の内容より、亡くなる過程(natural dying process)を科学するという視点で沢山の論文が紹介されている。がん患者と関わる際、患者より求められている医療者の態度は何か?近年、世界中で、がん患者の関わりに関する医療者の態度、医療者の視点ではなく患者・家族の視点から問い直す視点など、大規模な研究結果が報告されている。本教育講演では、特に、深刻な病気を抱える患者や家族の経験から、がん看護に役立つ症状緩和の考え方についてご講演頂き、医療者として理解しておく事項や患者のQOL を振り返る時間とする。
今回の教育講演では、臨床実践と研究結果を通じて医療者のケアや患者・家族への配慮をご紹介頂く内容とする。最近の研究結果より、エビデンスを紹介頂き、看護師が、がん患者とどのようなに向かい合い、患者・家族に配慮していくかを学ぶ時間とする。座長として、看護実践の経験より、田村先生にケアリングや倫理的感性等、看護師の態度やふるまいについてご紹介して頂き、看護の基本を振り返る時間とする。

教育講演4

患者報告型アウトカム(PRO:Patient Report Outcome)
~患者の体験をケアに活かす~
講  師
宮下 光令
(東北大学大学院 医学系研究科保健学専攻 緩和ケア看護学分野 教授)
座  長
伊藤 奈央
(岩手医科大学 看護学部 共通基盤看護学講座 准教授)
日  時 2月23日(日)9:30~10:30
会  場 第2会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 エンプレスホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 近年、世界的にPRO に関する研究が多く実施されるようになり、PRO がん患者に対してもらたす利益が明らかになってきた。その一部には患者の生存期間が延長するという結果も報告されている。
本教育講演では、まずPRO とは何か、なぜPRO が注目されるようになったのか、どのようなエビデンスが報告されているかなど、PRO の概要を説明いただく。そのうえで、PRO をがん臨床でどのように看護に役立てるか、臨床での活用例を含めて最近の活用例(ePRO など)紹介いただく、PRO を使うことが形骸化、目的化しないための注意点、「患者の体験をケアに活かす」ことを中心に解説いただく。

教育講演5

がんゲノム医療の現状と今後の展望
―将来の保険適応やドラッグ・ラグ解消に向けて―
講  師
木下 一郎
(北海道大学病院 がん遺伝子診断部 教授)
座  長
村上 好恵
(慶應義塾大学 看護医療学部 教授)
日  時 2月23日(日)10:45~11:45
会  場 第2会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 エンプレスホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 我が国では、がん遺伝子パネル検査が実装され、さらに将来的ながん・難病等の克服を目指し、「全ゲノム解析等実行計画」が策定されている。その事業の目的は、がんゲノム検査の成果をより早期に患者に還元し、新たな個別化医療等を実現し日常診療への導入を目指す、解析結果を研究・創薬などに活用することである。出口戦略としては、遺伝子異常に対応する保険適用薬、未承認・適応外薬の治験、治験が実施できない場合でも、先進医療や患者申出療養等として実施したうえで、将来的な保険適用を目指すことが重要である。その目標に向け、がん患者や家族、医療者やそれを支える人々の努力が実り、患者申出療養制度を活用して患者に恩恵をもたらす成果も出始めている。保険適応やドラッグ・ラグ解消に向けての取り組みを理解することで、がんゲノム医療の現状と今後の展望を看護師が知る機会としたい。

シンポジウム

シンポジウム1

地域の実情や病院の特性に合わせた在宅がん医療の様々なかたち
~北海道での取り組みをもとに、自分の地域(まち)でのあり方を考えよう~
シンポジスト
笹原 千晶
(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 患者サポートセンター 短期訪問看護室りんく管理者)
梶原 陽子
(医療法人徳洲会 札幌南徳洲会病院 看護部 教育師長)
島田 啓志
(国民健康保険由仁町立診療所 医長)
部川 玲子
(北見赤十字病院 看護部 師長)
座  長
石岡 明子
(北海道大学病院 看護部 副看護部長)
廣岡 佳代
(国立大学法人 東京科学大学大学院 保健衛生学研究科 在宅・緩和ケア看護学分野)
日  時 2月22日(土)15:30~17:00
会  場 第1会場(グランドメルキュール札幌大通公園3階 ボールルームABC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 近年、がん治療の選択肢は急速に増え、退院後も自宅等での生活を続けながら外来等で治療を継続する患者が増えている。しかし、住み慣れた地域において在宅緩和ケアを希望しても、その地域における医療提供体制や人的資源などの実情により、実現が難しい場合がある。これに加えて、患者や家族の高齢化や家族構成の変化、在院日数の短縮など様々な要因に伴い、治療期からの在宅へのシームレスな移行が難しく、移行の機会を逃してしまう場合もある。
このような課題に対し、限られた状況でも新しいアプローチを模索し、がん患者とその家族のニーズに応えていると考えられる。今回は、広域な北海道における在宅がん医療・がん看護の取り組みを紹介し、病院、診療所、訪問看護それぞれの立場から地域の実情や病院の特性に合わせた在宅がん医療の形について話し合い、外来・入院・在宅にわたる医療機能の分化・強化を通じた必要な医療と連携についてともに学び、ともに考える機会としたい。

シンポジウム2

がんになっても自分らしく暮らせる社会を目指して―がん対策を患者に届けるために―
シンポジスト
箕浦 祐子
(厚生労働省 健康・生活衛生局 がん・疾病対策課 課長補佐)
森田 佳美
(奈良県福祉医療部 医療政策局疾病対策課 課長補佐)
瀧川 千鶴子
(KKR札幌医療センター 緩和ケア内科 副院長)
橋本 久美子
(聖路加国際病院 相談支援センター、AYAサバイバーシップセンター アシスタントナースマネージャー)
座  長
關本 翌子
(国立がん研究センター中央病院 看護部 看護部長)
田中 いずみ
(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 看護部 副院長・看護部長)
日  時 2月22日(土)13:45~15:15
会  場 第2会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 エンプレスホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 2023 年に策定された「第4 期がん対策推進基本計画」では、がん患者を含め国民ががんを知り、がんの克服を目指すということを目標としており、三つの柱として、「がん予防」「がん医療の充実」「がんとの共生」を、これに加え、基盤の整備として「がん研究」「人材の育成」「がん教育普及啓発」を位置づけている。これらは、高度ながん治療だけが推進されるのではない。がんになっても慌てない社会に向けて、社会全体でがんという病気に向き合い、がん患者が実際に直面する課題に届く支援が大切である。講師には、国のがん対策の現状、地域でのがん予防およびがん医療の見える化の取り組み、早期からの緩和ケアへの取り組み、AYA 世代患者などへの情報提供と支援の在り方について共有する。そして、それぞれにがん対策への課題、看護師への期待についてお話いただく。

シンポジウム3

がん看護領域での役割拡大に向けた特定行為の実践と課題
~特定行為研修が終了したがん看護領域認定看護師の役割と活用~
シンポジスト
菅野 かおり
(公益社団法人日本看護協会 神戸研修センター がん薬物療法看護認定看護師教育課程 主任教員)
川村 真紀
(社会医療法人財団聖フランシスコ会 姫路聖マリア病院 看護部 看護副部長)
國次 葉月
(独立行政法人地域医療機能推進機構 徳山中央病院 看護部 副看護部長、がん薬物療法看護特定認定看護師)
渡辺 由美
(社会医療法人恵佑会 札幌病院 看護部 副院長・看護部長)
座  長
田中 いずみ
(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 看護部 副院長・看護部長)
菅野 かおり
(公益社団法人日本看護協会 神戸研修センター がん薬物療法看護認定看護師教育課程 主任教員)
日  時 2月22日(土)10:45~12:15
会  場 第10会場(札幌市教育文化会館1階 大ホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 地域を含むあらゆる場で水準の高い看護実践を行えるようにするために看護師を対象とした特定行為研修制度が2015 年に発足した。また、2020 年には臨床推論力や病態判断力を強化するために特定行為研修を組み入れた新たな認定看護師教育(B 課程)が開始され、高い実践能力をもつ看護師の活躍が期待されている。
現在、がん看護分野では認定看護師が5,928 名(2022 年12 月現在)、専門看護師は1,054 名(2022 年12 月現在)が認定を受け、がん看護の現場で専門性の高い実践を行っている。さらに特定行為研修を修了しているがん看護領域の認定看護師は305 名となった。これらの認定看護師は主に「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」「精神及び神経症状に係る薬剤投与関連」「栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連」「創部ドレーン管理関連」などの特定区分を取得しており、がん患者への支援を行っている。臨床現場での特定行為の実践を紹介してもらい、がん看護分野で特定行為がどのように生かされるのか、今後の可能性について考える機会としたい。

シンポジウム4

患者-看護師関係を基盤とする患者主体の症状マネジメント
シンポジスト
荒尾 晴惠
(大阪大学大学院 医学系研究科 教授)
田墨 惠子
(大阪大学医学部附属病院 看護部 看護師長)
西 恭佳
(和歌山県立医科大学附属病院 中央放射線部・中央内視鏡部 副看護師長)
團塚 恵子
(北海道公立大学法人 札幌医科大学附属病院 看護部 副部長)
座  長
小島 悦子
(元 札幌保健医療大学 保健医療学部 看護学科 教授)
狩野 太郎
(群馬県立県民健康科学大学 看護学部 教授)
日  時 2月23日(日)9:30~11:00
会  場 第11会場(札幌市教育文化会館1階 小ホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 がんの治療は多様化し、患者が体験する症状も複雑になりマネジメントの困難性が増している。症状(Symptom)は元来その人が体験している主観的なものであり、24時間その症状を体験している患者が、症状に対する対応がもっとも熟練しているという側面も持つ。患者が行う症状マネジメントの方略は、医療者が思いつかないような知恵と工夫が盛り込まれていることもあり、その方略は医療者の考えをはるかに超えて実にユニークな場合もあるが、それらも患者の力と捉えることができる。
このように患者の力を捉え、それを引き出すには、患者の症状体験を理解し患者から学ぶという姿勢が基盤となる。本シンポジウムでは、患者-看護師関係を基盤とした患者主体の症状マネジメントモデルを理解するとともに、このモデルを用いた症状マネジメントの実践例(放射線治療における症状マネジメントを含む)を紹介し、患者主体の症状マネジメントにおける看護師の役割を考えたい。

パネルディスカッション

パネルディスカッション1

がん患者のせん妄を理解しエビデンスを元にケアしよう
―せん妄ガイドラインを活用したがん患者へのせん妄の薬物療法・非薬物療法の実践―
パネリスト
角甲 純 
(三重大学大学院 医学系研究科 教授)
野村 優子
(東京都立病院機構 東京都立駒込病院 看護部 緩和ケアセンター 主任)
西田 真理
(北海道大学病院 地域医療連携福祉センター 緩和ケアチーム)
上村 恵一
(国家公務員共済組合連合会 斗南病院 精神科・緩和ケア内科 科長)
座  長
平山 さおり
(KKR札幌医療センター 看護部 師長)
林 ゑり子
(横浜市立大学大学院 医学研究科看護学専攻)
日  時 2月22日(土)13:45~15:15
会  場 第1会場(グランドメルキュール札幌大通公園3階 ボールルームABC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 がん患者が苦痛に感じる症状に、せん妄が挙げられる。2020 年よりせん妄ハイリスクケア加算の算定が開始され、入院時よりせん妄発症リスクをアセスメントし、せん妄発症の予防に努めている。しかし、がん治療や療養の場では、予防できないせん妄の発症がある。本企画では、がん患者におけるせん妄ガイドライン2022 年版(大会時は2024 年度版)を精読し、がん患者におけるエビデンスを踏まえて、適切なせん妄治療やケアを理解し、実践に活かしていくことをねらいとする。
本パネルディスカッションでは、まず、精神科医の立場からせん妄について基調講義をしてもらう。そして、がん患者のせん妄症例を1症例挙げて、3 人の演者に症例のアセスメントとケア方針を各々の立場より提示しながら進めていく。角甲氏にはせん妄ガイドライン作成者の立場から、野村氏にはDELTA プログラムを用いた組織への働きかけについて、西田氏には緩和ケアチーム専従の立場でスタッフとの協働について話してもらう。全体討議では、適切なせん妄治療やケアの均てん化を図っていくための方策について検討する。

パネルディスカッション2

納得がいく意思決定のための支援 ―患者のヘルスリテラシーを高める情報提供・コミュニケーション―
パネリスト
中山 和弘
(聖路加国際大学大学院 看護学研究科 教授)
近藤 まゆみ
(北里大学病院 看護部 師長)
佐藤 こずえ
(北海道大学病院 がん相談支援センター 医療ソーシャルワーカー)
滝澤 ひとみ
(Luxia(ラクシア) 代表/北海道がんセンター がん相談支援センター ピアサポーター)
座  長
松山 茂子
(市立札幌病院 地域連携センター部)
佐藤 明美
(札幌医科大学附属病院 医療連携福祉センター 主査)
日  時 2月22日(土)15:00~17:00
会  場 第10会場(札幌市教育文化会館1階 大ホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 ヘルスリテラシーとは、健康情報を入手、理解、評価、活用し、生涯を通じて生活の質を維持・向上できる力であり、また情報に基づいて意思決定する力である。より良い意思決定には、十分に情報を得て、個人の価値観と一致した決定をすることが必要であり、私たち看護師は、決定した人が自己の意思決定に満足(納得)できるよう支援することが求められる。
本パネルディスカッションでは、看護情報学の立場から、ヘルスリテラシーや、ヘルスリテラシーに合わせた意思決定支援のための情報提供のあり方について概説していただく。そして、がん看護実践者、医療ソーシャルワーカーの立場からは、がん患者に対する情報提供、意思決定支援について実践を紹介していただく。がんサバイバーの立場からは、情報や意思決定に関連した体験を紹介していただく。
さらに、ディスカッションを通して、患者にとって納得がいく意思決定を支援するために、患者のヘルスリテラシーを高める情報提供・コミュニケーションについて、考える機会としたい。

パネルディスカッション3

がん患者へのアピアランスケア:誰もがケアを受けられる社会に向けて
パネリスト
高田 美香
(青森県立中央病院 看護部外来看護班 上席看護専門官)
三井 里美
(AYA世代患者会アヤキタ!会員/北海道札幌養護学校 白桜高等学園 教諭)
吉尾 和代
(HAIR&MAKE SALON 8(ヘアメイクサロン ハチ) 代表/メイクアップアーティスト 一般社団法人CANnet 医美Labo北海道)
藤間 勝子
(国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター センター長)
座  長
阿部 恭子
(東京医療保健大学 千葉看護学部 教授)
納谷 さくら
(医療法人東札幌病院 看護部 看護課長)
日  時 2月23日(日)9:30~11:30
会  場 第1会場(グランドメルキュール札幌大通公園3階 ボールルームABC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 アピアランスケアは、従来、がん薬物療法中の脱毛や皮膚トラブル、乳房切除術後の乳房の変形・喪失といった、治療中の有害事象や手術治療後の容姿のケアに主眼をおいてきた。近年、腫瘍の発生する部位、例えば、皮膚がん、耳下腺がん、歯肉がん、頭頚部がんなどの外見の変化などもケアの対象となり、アピアランスケアとしてのサポートが求められる癌腫が増えている。
また、アピアランスケアが提供される場も広がっており、医療機関での外来通院治療室やがん相談支援センター、アピアランスケア相談のほか、がん患者をサポートする団体での支援活動など多岐にわたる。
本パネルディスカッションでは、アピアランスケアを提供している医療者や団体の関係者と当事者によるディスカッションをとおして、アピアランスケアのトピックや、がん患者が使用できるリソース、助成に関する新制度など、様々な視点から、誰もがケアを受けられる社会に向けてダイナミックな変化を考えていく。

パネルディスカッション4

高齢がん患者の薬物療法の選択と倫理的課題
~それって過小治療?過大治療?~
パネリスト
岩永 一郎
(札幌厚生病院 化学療法内科 主任部長)
山谷 淳子
(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 看護部 看護師長)
杉田 智子
(ファミリー・ホスピス株式会社 ファミリー・ホスピス京都北山ハウス 施設長)
吉岡 佐知子
(松江市立病院 総合支援センター 副院長・総合支援センター長)
座  長
坂井 さゆり
(新潟大学大学院 保健学研究科 教授)
小野 聡子
(札幌医科大学附属病院 医療連携福祉センター 副センター長)
日  時 2月23日(日)13:15~15:15
会  場 第1会場(グランドメルキュール札幌大通公園3階 ボールルームABC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 医療の進歩伴い、ゲノム医療、免疫チェックポイント阻害剤の発達など、より低侵襲の抗がん治療を含むがん治療の選択肢が増え、高齢者がん患者においても、抗がん治療の継続ができるようになった。しかし、がんの進行や抗がん治療の有害事象の出現、体力低下や経口摂取量の減少は、不応性悪液質状態に移行することもあり、生活機能に影響を及ぼす。このように、治療の選択肢が増えている中、高齢がん患者の治療選択を、QOLの点から検討すると、その治療選択が患者にとって益であるか、害であるか、延命と身体的苦痛の出現、生活状況、長い人生により育まれた価値観により、その利益の考えが異なる。このパネルディスカッションでは、各々の立場よりがん治療の選択、治療を中止する時期、がん治療の段階における高齢がん患者の意思決定支援、ACP の関わりについて検討する。

パネルディスカッション5

がんと性のことを語り合う ―あなたはがん患者さんやご家族の問いかけに応えられますか?―
パネリスト
高橋 都
(NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク 代表理事/岩手医科大学 医学部 客員教授/東京慈恵会医科大学 医学部 客員教授)
渡邊 知映
(昭和大学 保健医療学部 教授)
松田 夕香
(北海道公立大学法人 札幌医科大学附属病院 看護部 副看護師長)
岸田 徹
(NPO法人がんノート 代表理事)
座  長
高野 純子
(一般財団法人同友会 藤沢湘南台病院 看護部 副師長)
佐藤 一樹
(名古屋大学大学院 医学系研究科総合保健学専攻 教授)
日  時 2月23日(日)13:15~15:15
会  場 第2会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 エンプレスホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 がんの進行や治療は、恋愛、結婚、性生活・妊娠・出産といった性機能や生殖機能などに影響を与えることがある。がん患者・パートナーが相談しにくいと感じる不安や悩みの一つが性に関することであり、医療者からも話しにくいテーマの一つと言えるだろう。
看護師および医師の立場から、がん治療による性生活への影響と対処法、性に関する悩みを抱えるがん患者・パートナーへの支援について概説する。
看護実践者の立場から、性に関する悩みを打ち明けられた時の対応について共有する。
がんサバイバーの視点からは、がん患者・パートナーが直面する性に関する悩みについて、どのような支援が有用かを共有していただく。
がんと性に関することを語り合い、がん患者・パートナーが直面する性に関する悩みについて理解を深め、看護師として何ができるのかを一緒に考え、学ぶ機会としたい。

学術集会・教育活動委員会合同企画

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Meet the Expert(スモールグループディスカッション)

Meet the Expert(スモールグループディスカッション)
~日本・米国で活躍するExpertとの交流を通して学ぶ~
講師
石垣 靖子
(北海道医療大学 名誉教授)
Kristie Murphy
(Memorial Sloan Kettering Cancer center, DNP, RN, ACNS-BC, CCNS, CCRN)
河面 育子
(Memorial Sloan Kettering Cancer center, MSN, CNS, RN,AOCNS,AOCN)
担当者
【司会】
松原 康美
(北里大学健康科学部 教授)
【ファシリテータ】
石岡 明子
(北海道大学病院 看護部 副看護部長、がん看護専門看護師)
廣岡 佳代
(国立大学法人 東京科学大学大学院 保健衛生学研究科 准教授)
井関 千裕
(大阪暁明館病院 看護部 がん看護専門看護師、乳がん看護認定看護師)
日  時 2月23日(日)13:15~14:45
会  場 第8・9会場(グランドメルキュール札幌大通公園20階 パールホールAB・C)
開催方法 【事前申込制(2025年1月6日(月)まで)、定員35名(先着順)】
現地開催のみ、ライブ配信及び後日オンデマンド配信なし
企画意図
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Meet the Expertでは、日本及び米国で活躍されているExpertを講師にお招きし、参加者が講師毎のグループに分かれて、互いに発言、質問、議論をすることにより交流する場を教育活動委員会と学術集会が共同で企画いたしました。
日本からはがん看護・ホスピスケアのパイオニアである石垣氏を講師にお招きし、「いま、そしてこれからのがん看護へのエール」と題したテーマでディスカッションいたします。米国からはICUにおけるAPN(Advanced Practice Nurse)であるMurphy氏のグループでは「DNPの役割と活動〜クリティカルケアの活動から〜」をテーマに、がん看護専門看護師の河面氏のグループでは、「CNSとしてのキャリアデベロップメント」についてディスカッションいたします。講師と参加者がディスカッションする場を通して、課題解決の糸口を見出し、明日からの看護実践、自身の役割開発やキャリアプランを考える上でのヒントが見つかるといった有意義な機会となることを目指しています。
Expertの方々と日本にいながら交流できる貴重な機会ですので、是非ご参加下さい。なお、Murphy氏のグループでは英語を主体として行います。通訳はありませんが、各グループの進行や質問は日本人ファシリテータが支援致します。

プログラム

  • 13:15~13:20 開会の挨拶
  • 13:20~14:40 グループディスカッション
  • 14:40~14:45 閉会の挨拶、記念撮影、自由な交流

参加者への案内

ご参加を希望される方へ

  • 会員、非会員は問いませんが、第39回日本がん看護学会学術集会の参加登録が必須です。
  • 対面開催としますので、WEB参加はできません。
  • Kristie Murphy氏のグループでは英語を主体として行います。通訳はありませんが、ご質問の内容についてはご希望に応じてファシリテータが講師に通訳してお伝えします。(英語でのディスカッションを理解できる程度の英語能力があることが望ましい)2名の日本人講師グループは日本語でのディスカッションになります。
  • 3グループを設け、講師とファシリテータが1名ずつ入ります。
  • 事前に参加者から質問を募り、それらの内容を元にディスカッションを進めます。
  • 講師から全員に向けて自己紹介していただいた後、各グループに分かれて参加者の皆様から簡単な自己紹介(名前、施設、専門など)をしたのち、ディスカッションを開始します。
  • 最後に各グループで話し合われた内容について担当ファシリテーターがまとめ、閉会致します。

参加方法について

  • 申込方法
    • 事前申込制です。
    • 下記の申込フォームから必要事項を入力してください。フォーム送信直後に回答のコピーが自動返信されますので、入力内容をご確認ください。
    • 2025年1月中旬に参加方法についてのご案内をメールでお送りします。
    • 2025年1月31日まで案内メールが届かない場合はMeet the Expert運営委員会(meettheexpert.jscn@gmail.com )へご連絡ください。
    • 申込についてのお問い合わせは、Meet the Expert運営委員会(meettheexpert.jscn@gmail.com )へご連絡ください。
  • 参加申込期間
    • 募集期間は、第39回日本がん看護学会学術集会の参加登録期間(2024年10月15日~2025年1月6日)を予定しております。
    • なお、定員に達し次第、申込は締切りますので、予めご了承ください。
  • 定員
    • 35名(事前申込先着制)
  • 当日の参加方法
    • 学術集会当日は会場の受付でお名前をお伝えください。キャンセルされる場合はメールでMeet the Expert運営委員会(meettheexpert.jscn@gmail.com )へご連絡ください。

各グループとディスカッションテーマ

    グループ1

  • ディスカッションテーマ
    • いま、そしてこれからのがん看護へのエール
  • 講師 石垣 靖子 / ファシリテータ 石岡 明子
  • プロフィール
    北海道大学医学部附属看護学校教務主任、北海道大学附属病院副看護部長などを経て、1986年から医療法人東札幌病院看護部長・副院長、理事を歴任。 1992年にエイボン女性大賞を受賞。2004年から北海道医療大学大学院看護福祉学研究科教授、2016年より同大学名誉教授。主要著書・『臨床倫理ベーシックレッスン―身近な事例から倫理的問題を学ぶ』(共編著) ・『ホスピスのこころ―最期まで人間らしく生きるために』
    ・『がんの痛み 心の痛み』 他多数 ・石垣靖子講話集 CD全12巻

  • グループ2

  • ディスカッションテーマ
    • DNPの役割と活動~クリティカルケアの活動から~
  • 講師 Kristie Murphy /ファシリテータ 廣岡 佳代
  • プロフィール
    Kristie Murphy is a dedicated Clinical Nurse Specialist (CNS) with over 15 years of clinical experience. She earned her CNS degree from Hunter College in 2012 and completed her Doctor of Nursing Practice (DNP) at Villanova University in 2022. Currently, Kristie serves as a Clinical Nurse Specialist at Memorial Sloan Kettering Cancer Center, with a focus on Critical Care. Kristie is nationally certified as a CNS through both the American Association of Critical-Care Nurses (AACN) and the American Nurses Credentialing Center (ANCC). Throughout her tenure at Memorial Sloan Kettering, she has actively participated in several performance improvement initiatives. Her key contributions include the development of amiodarone-related phlebitis prevention guidelines, the formulation of protocols for peripheral vasopressor administration, the implementation of hospital-wide block charting, and the establishment of a comprehensive hemostatic algorithm for managing bleeding associated with central lines.
    In addition to her clinical responsibilities, Kristie is also an ACLS and BLS instructor, further demonstrating her commitment to advancing nursing education and patient care.

  • グループ3

  • ディスカッションテーマ
    • CNSとしてのキャリアデベロップメント
  • 講師 河面 育子 / ファシリテータ 井関 千裕
  • プロフィール
    上智短期大学英語科、日本赤十字武蔵野短期大学卒業後、大森赤十字病院、静岡がんセンターにおいてがん看護に 携わる。その間、テンプル大学東京キャンパスと米国フィラデルフィア市にある本校にて心理学を専攻し卒業。 米国の看護師ライセンスを取得後、2008年に渡米し、イェール大学看護大学院へ入学。2010年にがんクリニカル ナーススペシャリスト科、2011年にがんナースプラクティショナー科を修了。その後、カリフォルニア州スタン フォード大学メディカルセンター等でがんクリニカルナーススペシャリストとして勤務。2017年にニューヨーク市 へ移り、メモリアルスローンケタリングキャンサーセンターにて、化学療法専門クリニカルナーススペシャリスト として勤務開始。2023年からは乳腺外来も専門にしている。 数々の学会発表、論文発表、エビデンスベイスドプラクティスプロジェクトを行ってきている。メンターシップ、 プリセプターシップ、患者や看護スタッフ教育にも携わっている。2024年に院内のベストナース賞であるThe Robin Family 賞の一受賞者となる。院外の活動では、がん支持療法の国際学会であるMASCCの口腔粘膜障害マネジ メントガイドライン最新版の日本語訳を担当した。また、2023年と2024年には、日本がん看護学会からの委託で、 がん看護に関わる高度実践看護師海外研修の現地コーディネーターを務めた。

教育活動・国際活動委員会合同企画 国際シンポジウム

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教育活動・国際活動委員会合同企画 国際シンポジウム

~がん薬物療法のオンコロジックエマージェンシー~ 【逐次通訳あり】
シンポジスト
河面  育子
(Memorial Sloan Kettering Cancer Center, OCNS)
Kristie Murphy
(Memorial Sloan Kettering Cancer Center, CCNS)
市川 智里
(国立がん研究センター東病院 がん看護専門看護師)
座  長
渡邊 知映
(昭和大学 保健医療学部 看護学科 教授/教育活動委員会)
水野 道代
(筑波大学 医学医療系 教授/国際活動委員会)
日  時 2月23日(日)9:30~11:00
会  場 第10会場(札幌市教育文化会館1階 大ホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 がん薬物療法に伴うオンコロジックエマージェンシーとして、薬剤投与に伴うアナフィラキシーショック、腫瘍崩壊症候群による急性腎機能不全、免疫関連有害事象による多臓器不全などは、治療開始早期に現れ致命的な状態になる場合がある。オンコロジックエマージェンシーへの初期対応における看護職の役割は大きく、早期発見と迅速な対応が求められる。加速する新規薬剤開発によってさまざまな副作用管理が求められる中、特に患者の生命に影響するオンコロジックエマージェンシーへの対策(緊急時の受け入れ体制など)をどうするべきか、それぞれの施設でのシステムづくりが求められている。今回、米国と日本のAPNによる国際シンポジウムを企画し、米国における初期対応や管理の実際、患者教育の在り方及び日本のトップランナーの実践を学ぶことにより、最新の知識・技術の理解を深める。また、シンポジストによるディスカッションでは、オンコロジックエマージェンシーに関する課題について検討し、がん薬物療法を受ける患者の安全な治療提供や患者とその家族に貢献できる見分を広げる機会としたい。

助成:公益財団法人小林がん学術振興会
(2024年度がん看護に関わる看護師を対象とした最新のがん薬物療法分野における継続教育)


委員会企画

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委員会企画

編集委員会企画

がん看護学の視点で抽出した課題を研究にするための絵図を描こう!
―計画例をふまえながら―
講  師
鈴木 久美
(日本がん看護学会 理事長/大阪医科薬科大学大学院 看護学研究科 教授)
座  長
作田 裕美
(日本がん看護学会 理事、編集委員会委員長/大阪公立大学大学院 看護学研究科 教授)
企  画 日本がん看護学会編集委員会
作田 裕美、飯岡 由紀子、今井 芳枝、大釜 徳政、小澤 桂子、小島 悦子、佐藤 一樹、
佐藤 冨美子、清水 陽一、千﨑 美登子、照屋 典子、名越 恵美、渡邉 千春
日  時 2月22日(土)10:00~11:00
会  場 第2会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 エンプレスホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図
flyer_guideline
がん治療の進歩や入院日数の短縮化などがん看護の臨床現場が大きく変化している中、対象者が困らないようにもっと効果的な看護ケアがあるのではないか?など疑問をもつことがあると思います。 このように臨床現場には研究のseeds(種)となる気づきや疑問がたくさん埋もれています。昨年度の研修会では、看護研究の出発点となる臨床現場で生じる気づきや疑問をどのように研究課題として 明確化していくのかについて、皆様とともに学びを深めました。研究課題の明確化は一番頭を抱えるところとなりますが、関連する文献を調べ、精読していくことで知的好奇心がくすぐられ、 もっと知りたいと思うようになりますし、研究の目的や意義が明確になると、この後に続く研究プロセスにエネルギーを注ぎ続けることも可能になります。ここまで来たら、次は、研究の目的を達成するために 計画を練る段階に入ります。家を建てる時も設計図が必要ですし、美味しい料理を作るときにもレシピが欠かせないのと同様に、看護研究においても計画を練ることは、研究課題からブレない研究を実施するために欠かせない段階となります。
そこで今年度の研修会では、がん看護学の視点で抽出した研究課題を解明するために、どのような研究デザインや方法があり、それらをどのように選択するのかについて、 いくつかの実際例をもとに参加者の皆様と一緒に考えていきたいと思います。看護実践における気づきや疑問を研究につなげ、その成果を日々の看護実践に活かすために欠かせないステップとなりますので、是非、 ご参加いただければと思っております。
研修会の講師は、がん看護学の発展のために日々ご尽力され、研究や研究指導のご経験も豊富な鈴木久美先生(日本がん看護学会 理事長 大阪医科薬科大学大学院 看護学研究科  教授)です。 「文献をもとに研究の目的や意義を表現したけれど、このあとはどうしたらいいの?」「研究デザインや研究方法はこう考えていくのだ!」「研究指導にも活かせそう!」と思ってもらえるような研修会になればと考えております。

災害対策委員会企画

大規模災害下でがん患者さんの生活を守るために
―がん看護に携わる看護職ができること、看護職にできること―
講  師
吉田 詩織
(東北大学大学院 医学系研究科)
小原 智恵子
(珠洲市総合病院 主任看護師)
濵本 千春
(YMCA訪問看護ステーション・ピース 所長、がん看護専門看護師)
座  長
宮下 光令
(災害対策委員会 委員長/東北大学大学院 医学系研究科)
今津 陽子
(東京科学大学大学院 保健衛生学研究科)
日  時 2月22日(土)10:45~12:15
会  場 第3会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 リージェントホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 毎年、日本各地で地震や豪雨などの大きな災害が起きている。災害によりインフラや医療提供の影響が生じても、がん患者のケアを行う看護職はその都度様々な工夫やその時に行うことができる最善のケアを行い、乗り越えてきた。もはや我が国においては誰もが災害に遭うリスクを考える必要があり、がん患者へのケアを考えていく必要があるといえよう。災害対策委員会では、学会として災害時のがん看護を行う会員への支援方策を検討するため、2024年に会員を対象とした「がん看護における新型コロナウイルス(COVID-19)の長期的影響と看護職の支援ニーズ及び自然災害の備えに関する調査」を実施した。当セッションでは、委員会で実施した調査結果概要を報告するとともに、2名の講師より令和6年能登半島地震から1年後の現在にわたる珠洲市内の医療・患者さんの状況と支援活動の経験や、西日本豪雨の際に地域で暮らすがん患者の支援の経験についてご講演いただく。このセッションを通して、災害時にがん医療・看護を提供する上での課題を学び、参加される皆様と災害時におけるがん患者支援、看護職への支援について考える機会としたい。

教育活動委員会企画 海外研修報告

2024年度 がん看護に関わる高度実践看護師海外研修報告
Oncology Nursing Society 49th Annual CongressとNIH訪問で感じたがん看護のやりがいと誇り
報告者
大内 紗也子
(京都大学医学部附属病院)
田村 ひかり
(京都大学大学院)
淺野 耕太
(京都第二赤十字病院)
アドバイザー
河面 育子
(Memorial Sloan Kettering Cancer Center)
渡邊 知映
(昭和大学 保健医療学部 看護学科/教育活動委員会)
座  長
入江 佳子
(虎の門病院/教育活動委員会)
日  時 2月22日(土) 13:45~14:45
会  場 第10会場(札幌市教育文化会館1階 大ホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 日本がん看護学会は、公益財団法人小林がん学術振興会による「がん看護に関わる高度実践看護師海外研修事業」の助成を受け、がん医療の最新の知見および、がん看護に関する専門的な知識を深め、高度実践看護師(APN)としての臨床能力の質向上を図ることを目的とした海外研修を実施している。
今年度は、3名のがん看護専門看護師を派遣し、2024年4月24日~4月29日に米国ワシントンD.Cにて開催された、Oncology Nursing Society 49h  Annual Congress(ONS) への参加、及びNIH (National Institutes of Healthアメリカ国立衛生研究所)の施設見学を行い、米国APNとの交流会を実施した。
本会では、NIH視察やONS参加、APNとの交流で得た刺激や新たな学びについての報告と、コーディネーターも含めたディスカッションにより、日本におけるがん看護の質向上に向けたOCNSの今後の展望や課題について議論を深める機会としたい。

がん看護技術開発委員会企画

「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を踏まえた意思決定支援の充実を目指して
講  師
紅谷 浩之
(医療法人社団オレンジ)
高橋 美賀子
(聖路加国際病院)
浅井 望美
(国立がん研究センター中央病院)
座  長
槙埜 良江
(広島大学病院)
玉木 秀子
(埼玉医科大学国際医療センター)
日  時 2月23日(日)9:30~11:00
会  場 第3会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 リージェントホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 令和6年度の診療報酬改定において入院料の通則が改訂され、人生の最終段階における適切な意思決定支援を推進する観点から、厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」等の内容を踏まえ、意思決定支援に関する指針の作成を要件とすることが示された。令和7年5月31日までの経過措置が講じられているが、各施設での指針作成やアドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning:ACP)を推進していくための体制づくりは急務である。
これらの背景を踏まえ、がん看護技術開発委員会では、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」の理解を深め、意思決定支援で重要なことを改めて見つめ直し、各施設での意思決定支援の充実に役立てるためのシンポジウムを企画した。ACPを推進していくための体制づくりについて、各施設でどのように対応していくか考える機会としたい。

社会連携委員会企画 Nursing Science Café

“がん”ってどんな病気?“ナース”ってどんな仕事?
講  師
中谷 亮太
(北海道大学病院 がん看護専門看護師)
青田 美穂
(東札幌病院 緩和ケア認定看護師)
司  会
大友 陽子
(がん研究会有明病院)
日  時 2月23日(日)13:30~14:30
会  場 第4会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 ハイネスホール)
*直接お越しください(開場13:20 予定)
開催方法 現地+ライブ配信
企画意図
flyer_nsc
Nursing Science Caféとは、将来看護師を目指す方、看護に興味がある方に看護について知ってもらい、語り合ったり考えたりするプログラムです。
今回のNursing Science Café 2025では、私たちが専門としている “がん”という病気について簡単に解説します。そして、がん医療の現場で働くナース2名が、がん患者さん・家族にどのように関わっているのか、ナースを目指したきっかけや仕事の魅力についてお話します。さらに、みなさんからの“ナースの仕事”に関する疑問・質問に時間の限りお答えいたします。
ナースの仕事を目にする機会は、自分が風邪などを引いて病院を受診するときや、身近な誰かが入院してお見舞いに訪れるときなど、多くはないと思います。ぜひ、次世代を担う高校生・中学生やご家族などのみなさんに、ナースの仕事の魅力を知ってもらい、将来目指す職業に加えていただけるとうれしいです。

社会連携委員会企画 市民公開講座

地域のがん医療について考える ~北海道からの発信~
講  師
北海道保健福祉部健康安全局地域保健課
内村 郁美
(釧路労災病院 がん看護専門看護師)
田巻 憲史
(帯広協会病院 医療ソーシャルワーカー)
藤原 葉子
(ホームケアクリニック札幌 院⻑)
齋藤 浩哉
(北海道がん患者連絡会)
岩本 進
(北海道新聞社)
司  会
市原 香織
(淀川キリスト教病院 がん看護専門看護師)
天野 慎介
(全国がん患者団体連合会 理事長)
日  時 2月23日(日)14:45~16:15
会  場 第4会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 ハイネスホール)
*直接お越しください(開場14:30)
開催方法 現地+ライブ配信
企画意図
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第4期がん対策基本推進計画では、誰一人取り残さないがん対策が推進されています。各地域では、少子・高齢化の影響、格差、孤立などの課題はありますが、患者と家族が住み慣れた地域で、継続してがん医療や介護が受けられ、安⼼して生活できることが求められます。
今回の市民公開講座では、北海道のがん対策をご紹介し、がん相談支援センターで活躍する看護師、医療ソーシャルワーカー、在宅医療・ケアを担う医師の立場から、地域でがん医療・看護・介護を受ける仕組みやリソース活用についてお伝えします。がんになっても自分らしく、豊かな暮らしを実現するための取り組みを共に考えたいと思います。

教育活動委員会企画 最新がん看護セミナー

どのように活用する? 高齢者機能評価をふまえた看護実践
講  師
水谷 友紀
(杏林大学 医学部 腫瘍内科学教室 講師)
中村 千里
(聖マリアンナ医科大学病院 がん看護専門看護師)
北川 善子
(九州がんセンター がん看護専門看護師)
座  長
本間 織重
(昭和大学病院 がん看護専門看護師/昭和大学 保健医療学部 看護学科 准教授/教育活動委員会)
橋口 周子
(神戸大学医学部附属病院 がん看護専門看護師/教育活動委員会)
日  時 2月23日(日)15:00~16:30
会  場 第10会場(札幌市教育文化会館1階 大ホール)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信あり
企画意図 第4期がん対策推進基本計画において「高齢者のがん」については個々の状況に応じた適切ながん医療の提供体制の整備が求められている。また、がん診療連携拠点病院の指定要件にも、高齢者がん診療における高齢者機能評価の必要性が記載されるなど、その取り組みが着目されている。一般的に高齢者は、併存疾患や生活機能障害を抱えることも多く、高齢者機能評価を実施することで通常の診療では特定されない問題を把握し、重要性の高い項目を中心に多職種チームで介入することや、有害事象や予後の予測につながることが期待されている。
しかしながら、実施した高齢者機能評価に基づいた介入方法や看護、関連する職種間の連携などに十分に活かしきれていないのが現状である。
そこで、本セミナーでは、高齢がん患者を取り巻く我が国の現状や高齢者のがん診療の考え方、高齢者機能評価の意義などを理解し、高齢がん患者へのより適切な看護の実践につなげることを目指す。参加者が所属施設で求められる役割はそれぞれに違いはあるものの、まずは自らができる高齢がん患者への看護を考え、明日からの実践に活かすヒントが得られる機会としたい。

特別関心活動グループ委員会企画

SIGポスターフォーラム ―自分の関心のある分野と仲間をみつけよう―
企 画 特別関心活動グループ委員会
阿部 恭子、東谷 由美香、胡谷 さやか、大川 恵、逢坂 美里、須田 有美
日  時 2月22日(土)、2月23日(日)
会  場 札幌市教育文化会館 4階 ギャラリー
開催方法 現地ポスター掲示、動画配信・抄録閲覧システムにて後日配信期間に各グループ紹介あり
企画意図 SIG(特別関心活動グループ: Special Interest Group)は、「日本がん看護学会の会員が、自己の関心テーマにしたがって、志を同じくする者同士が集い、情報交換等を図って切磋琢磨し、より専門に特化した自己研鑽の場を共有すると同時に、テーマに関わるがん看護の質向上のために貢献すること」を目的として活動しております。
SIGの活動は2006年から開始となり、現在22グループが活動しています。活動内容は、講師を招いての学習会や事例検討会の開催、メーリングリストなどを活用した日々の情報交換などが主になりますが、学術集会での交流集会の開催や患者指導用のパンフレット、ガイドラインの作成など、年々活動内容が充実してきております。学習会はオンラインによる開催が多く、メンバー以外の会員の皆様でも参加しやすくなってきています。
今回の学術集会では、札幌市教育文化会館4階ギャラリーにおいて、現在活動している22グループがどのような活動しているのか、2日間にわたって、ポスター展示をおこないます。ポスターには、グループメンバーが、活動についてご説明する日程を掲示しております。
皆様のご来場をお待ちしております。

交流集会

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交流集会

交流集会1

臨床で即実践!がん患者さんへの禁煙教育能力を高めるためのワークショップ
日  時 2月22日(土)10:00~11:00
会  場 第6会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会2

リフレクションマッププログラム(RMP:答えは自分の体験の中にある)はがん看護にどのように活用できるか
日  時 2月22日(土)11:15~12:15
会  場 第6会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会3

治療で見た目が変わるのは仕方ないこと?!
頭頸部がん患者に対するアピアランスケアの現状や課題を考えてみよう
日  時 2月22日(土)13:45~14:45
会  場 第6会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会4

がん治療を経験した看護師と一緒に「食べること」「食べるよろこび」について語り、考えよう
日  時 2月22日(土)15:00~16:00
会  場 第6会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会5

研究するって楽しい!「ケアの意味を見つめる事例研究」で自分のがん看護実践を研究にまとめよう
日  時 2月22日(土)13:45~15:45
会  場 第7会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームC)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会6

がん看護でのePROや人工知能技術活用の未来について語る
日  時 2月22日(土)16:00~17:00
会  場 第7会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームC)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会7

がんと運動・身体活動の支援 改めて看護の役割を考えてみませんか
日  時 2月22日(土)10:00~12:00
会  場 第8会場(グランドメルキュール札幌大通公園20階 パールホールAB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会8

遺伝子パネル検査を希望する患者と家族に対する支援
~看護師の役割と連携~SIG乳がん看護&治験・臨床研究看護 共同企画
日  時 2月22日(土)13:45~14:45
会  場 第8会場(グランドメルキュール札幌大通公園20階 パールホールAB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会9

災害時にがん患者を支える看護師のサポート
~能登地震における被災活動の経験を聴いて考えてみよう~
日  時 2月22日(土)15:00~16:00
会  場 第8会場(グランドメルキュール札幌大通公園20階 パールホールAB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会10

原点回帰! 小児・AYA世代の声に耳を傾け対話をしよう
―ACP普及の過程で直面する課題の解決に向けて―
日  時 2月22日(土)10:00~11:00
会  場 第12会場(札幌市教育文化会館3階 研修室305)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会11

共に学び、共に創るアピアランスケア ~施設でいかにしてアピアランスケアを提供していくか~
日  時 2月22日(土)11:15~12:15
会  場 第12会場(札幌市教育文化会館3階 研修室305)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会12

がん薬物療法を受ける糖尿病を併せもつがん患者のセルフマネジメント橋渡し支援:悪心・嘔吐
日  時 2月22日(土)13:45~14:45
会  場 第12会場(札幌市教育文化会館3階 研修室305)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会13

IPOSで実現する!がん看護の質向上への一歩と成果の見える化
日  時 2月22日(土)15:00~17:00
会  場 第12会場(札幌市教育文化会館3階 研修室305)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会14

ニューマン理論に導かれたケアは、多忙な現場の限られた時間の中で、どのようにがん患者・家族の持つ力を支援できるのか(第2報)
日  時 2月22日(土)10:00~12:00
会  場 第13会場(札幌市教育文化会館3階 研修室302)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会15

病院の地域貢献・地域連携にスペシャリストを活かす ~企画・運営の実際~
日  時 2月22日(土)13:45~14:45
会  場 第13会場(札幌市教育文化会館3階 研修室302)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会16

生殖年齢にある遺伝性腫瘍の方への看護を考える
―生殖医療・遺伝医療の進歩とそれによる当事者の課題を知ろう―
日  時 2月22日(土)15:00~17:00
会  場 第13会場(札幌市教育文化会館3階 研修室302)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会17

栄養・口腔の視点からみた外来がん看護 ―多職種連携でがん患者さんの“食べる”を支援する―
日  時 2月22日(土)15:00~17:00
会  場 第14会場(札幌市教育文化会館3階 研修室301)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会18

SIGスキンケア企画 「がん患者の皮膚を守る ―はがす・あらう・ぬる・はる―」
日  時 2月22日(土)10:00~12:00
会  場 第15会場(札幌市教育文化会館4階 講堂)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会19

安全で効率的な外来がん薬物療法看護 ~外来治療センターの多職種協働と運用の工夫~
日  時 2月22日(土)13:45~14:45
会  場 第15会場(札幌市教育文化会館4階 講堂)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会20

切れ目のないがん治療・緩和ケアを実現するために
~在宅療養の支援介入のタイミング・連携を考える~
日  時 2月22日(土)15:00~17:00
会  場 第15会場(札幌市教育文化会館4階 講堂)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会21

遺伝がん看護の現状と課題を語り合おう
~遺伝性腫瘍症候群に関する多遺伝子パネル検査(MGPT)の手引きについて学習して~
日  時 2月22日(土)10:00~12:00
会  場 第16会場(札幌市教育文化会館4階 研修室403)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会22

【がん薬物療法看護SIG企画第2弾】化学療法による味覚変化について考えよう!
味覚変化の支援や多職種連携をどうしていますか?
日  時 2月22日(土)13:45~15:45
会  場 第16会場(札幌市教育文化会館4階 研修室403)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会23

看護師が企画・運営するがんサポートグループ、ピアサポートの強み
日  時 2月22日(土)16:00~17:00
会  場 第16会場(札幌市教育文化会館4階 研修室403)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会24

がん患者の親をもつ思春期の子どもへの支援を考える
~TEENsセミナーの企画開催を通して~
日  時 2月23日(日)9:30~11:30
会  場 第6会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会25

専門看護師が取り組む事例研究~「ケアの意味を見つめる事例研究」から得た気づき~
日  時 2月23日(日)13:15~15:15
会  場 第6会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会26

がん治療経験のある看護師と一緒にアピアランスケアの本質について考えてみよう
日  時 2月23日(日)15:30~16:30
会  場 第6会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームB)
開催方法 現地のみ、ライブ配信+後日オンデマンド配信なし

交流集会27

がん看護専門看護師の活動アウトカムの可視化
~チーム、現場、ケアアウトカムの変化を質と量で評価することはできるのか~
日  時 2月23日(日)13:15~15:15
会  場 第7会場(グランドメルキュール札幌大通公園2階 クリスタルルームC)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会28

時間毒性(がん治療に伴う時間的負担)と患者力の視点から考える積極的治療の止め時
日  時 2月23日(日)9:30~11:30
会  場 第12会場(札幌市教育文化会館3階 研修室305)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会29

もっと身近に! がん放射線療法看護の実際
日  時 2月23日(日)13:15~14:15
会  場 第12会場(札幌市教育文化会館3階 研修室305)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会30

ケモ室ナースみんなで考えよう!外来化学療法室の看護の質向上と運営効率化
日  時 2月23日(日)14:30~16:30
会  場 第12会場(札幌市教育文化会館3階 研修室305)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会31

個人防護具(PPE)着用による外来化学療法室の暑さ対策、あなたの病院ではどうしていますか?
日  時 2月23日(日)13:15~14:15
会  場 第13会場(札幌市教育文化会館3階 研修室302)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし

交流集会32

“がん看護に携わる看護職のジレンマを声にする”倫理的対話を促すための臨床倫理コンサルテーションを語ろう
日  時 2月23日(日)14:30~16:30
会  場 第13会場(札幌市教育文化会館3階 研修室302)
開催方法 現地+ライブ配信、後日オンデマンド配信なし