ごあいさつ

第15回日本臨床睡眠医学会学術集会
組織委員長 大倉睦美
(朝日大学歯学部総合医科学講座内科学 教授
 朝日大学病院睡眠医療センター センター長)

 このたび記念すべき第15回日本臨床睡眠医学会学術集会が岐阜の地で開催されることになりました。2006年から始まった前身のSleep Symposium in Kansai(SSK)からISMSJへの歩みとともに私自身の睡眠医療における歩みも進んできたと感じております。

 今回のテーマは【睡眠医学を紡ぐ】とさせていただきました。ご存知のようにいまだ睡眠医学は新しい分野です。睡眠医療に携わる医療従事者は明確なロールモデルがいない状況でそれぞれが最善をつくすことになります。自身が内科医の部分 脳神経内科としての要素、また神経心理を学んだ際に影響受けた精神科の先生方の教え、そしてStanford大学で経験した睡眠基礎研究での興味 様々な要素を自身の中で紡ぎ 自身の睡眠医学のスタイルを作っていることに気がつきました。睡眠医療を始め、臨床検査技師や他科医師の考えやスタイルに教えと気づきをいただき、さらなる要素を加えていき自身の睡眠医学の糸を紡ぎ、近くにいる人々の糸と交わり布になり、このISMSJでたくさんの人々の糸と布が紡ぎ、大きな形あるものとなり後世につないでいければと願っております。ISMSJの原点であるIntegratedに通じるテーマと考えております。

 特別講演はフランスMontpellier大学教授であるYves Dauvilliers先生をお招きし、過眠症を中心としてご講演していただく予定です。今回はこの過眠症とともに私の所属が歯学部ですので歯科医科連携のテーマもぜひとりいれるべく学会ポスターイラストに表現させていただきました。ここに岐阜観光のメインである鵜飼を融合させております。

 ぜひ岐阜の地に足を運んでいただき、睡眠医学を一緒に紡いでいただき、積極的にディスカッションに参加し、自身の睡眠医学の糸を彩ってくれる仲間を作っていただきたいと思います。学会開催時には鵜飼も最終週で開催されております。学会終了後にぜひ楽しんでいただければと思います。第15回学会と岐阜の地を楽しんでいただくよう多くの皆様の参加をおまちしております。何卒よろしくお願い申し上げます。

イラスト

  • 日本の真ん中で話そう(公益財団法人岐阜観光コンベンション協会)
  • 大会チラシ

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