市民公開講座 がんになっても尊厳をもって安心して暮らせる社会へ 2024
開会あいさつ
澤村 成史さん
皆さん、こんにちは。本日は土曜日の午後、貴重なお時間、また、まだまだお寒い中、この「市民公開講座 がんになっても尊厳をもって安心して暮らせる社会へ 2024」にご参加くださいまして、ありがとうございます。共催いたします帝京大学医学部附属病院より一言ごあいさつを申し上げます。
当院は、東京都区西北部医療圏におきまして、高度急性期を担う特定機能病院でございます。地域の皆さまが住み慣れたところで安心して暮らすことができますように、救急医療、災害医療、そして新型コロナウイルス感染症への対応等、地域の医療機関の皆さまと連携して活動してまいりました。そして、地域との連携が非常に重要であるという考えから、さまざまなセミナーも催してまいりました。
がん診療におきましても、地域がん診療連携拠点病院として、質の高いがん医療、それから緩和ケアのご提供、さらにはがん相談支援、がん登録、がんゲノム医療の実施に取り組んでまいりました。
今回は、市民公開講座として、がん患者さん、ご家族、そしてサポートする皆さまに向けて「がんになっても尊厳をもって安心して暮らせる社会へ」をテーマに、当院での取り組みをはじめ、全国にもモデルとなる先駆的な活動についてご紹介できることを楽しみにしております。
本日はオンラインでの参加も含めて全国各地から参加していただいていると伺っております。ぜひ、それぞれのお立場から活発な意見交換をしていただきまして、共に学びの多い場にしていただければ幸いです。それではどうぞよろしくお願いいたします。
渡邊:ありがとうございます。ただ今のごあいさつにもありましたとおり、会場参加は40人ほどご参加いただいておりまして、オンラインでは120人を超えて、申し込み時点で260人近くの方にご参加いただいております。本当にありがとうございます。
早速、本日のご講演ということで始めていきたいと思います。でははじめに、整形外科学講座の河野博隆先生からお話しいただきたいと思います。