バリフの成分

海外製ED治療薬の1つである「バリフ」の成分は、バルデナフィル。

 

三大ED治療薬「レビトラ(製造販売:バイエル薬品」)のジェネリックであることから、有効成分は同じ。
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主成分のバルデナフィルは、勃起を持続させるのに必要なcGMPの働きを弱めるPDE5を阻害(抑制)する作用がある。水に溶けやすく特効性があることが最大の特徴。

 

バリフには2つのタイプがある。

バリフのタイプ 詳細
タブレット製剤 「バリフ20mg」
ゼリー製剤 「バリフ オーラルゼリー 20mg」:イチゴ・バナナなど7種類のアルミ個包装の1Week Pack

タブレット製剤よりも吸収が速い

上記のように2種類のバリフがあるが、ゼリーは1箱にオレンジ・パイン・イチゴ・バナナ・ミント・バタースコッチ・カシスと、7つのフレーバーが入っている。タブレット製剤よりも吸収が速い1Week Pack。

 

バリフを製造販売しているのは、インド(ムンバイ)にある製薬会社のアジャンタ・ファーマ社(Ajanta Pharma Limited.)。ブランドジェネリック医薬品事業としてアフリカやアジアを新興市場として展開している。アジャンタファーマ社HP

 

ただし、現在は先発薬のレビトラを製造・販売しているバイエル薬品の訴えにより、製造を許されていない。バリフに関しては販売のみの事業となっている。

 

バリフの効き目

バリフの効き目は先発薬のレビトラとほぼ同じ。陰茎海綿体で勃起に関与するPDE-5という酵素の働きを抑え、陰茎周辺部の血管を拡張させ、血流量を促し勃起を維持する。

 

バリフはレビトラ同様に効き目が早く現れることでも人気のED治療薬。服用後40〜50分ほどで血中濃度がピークに達する。他の先発ED治療薬であるバイアグラやシアリスよりも即効性があるのが大きな違い

 

効き目の早さだけでなく持続時間が長いのもバリフのメリット。8〜10時間ほど効果が続くため、バイアグラよりも長め。食事の影響を受けにくいため、使い勝手のよいED治療薬と言えるだろう。

 

バリフの効き目は、服用だけで現れることはない。ED治療薬には性的な興奮や性欲を増進する作用はないからだ。勃起には性的な刺激が脳に伝わることが必要。服用しただけバリフの効き目が現れる訳ではないため要注意。

 

十分な効果を感じるためには、1日1回10〜20rを性行為の30分前に水で服用する必要がある。

 

バリフ(バルデナフィル)の特徴をまとめると以下にようになる。

  • 超即効性が最大の特徴
  • 効き目の持続時間はバイアグラよりも長い
  • 食事の影響を受けにくい

 

バリフの副作用

バリフを服用後に起こり得る副作用は、先発薬のレビトラとほぼ同じ。

  • 火照り
  • 目の充血
  • 頭痛
  • 動悸
  • 目の奥の痛みものが青く見える(青視症)

バリフの副作用はバイアグラよりも軽め。とは言え、顔のほてりや目の充血、頭痛や動悸などの症状が副作用として報告されている。時には目の奥が痛む青視症なども現れることもある。

 

次の場合には重篤な副作用を起こす可能性がある。

  • 人工透析中
  • 他のED治療薬を服用中
  • 狭心症や心筋梗塞などでニトログリセリンなどの硝酸薬や抗不整脈薬のアンカロンなどを服用中
  • 肺動脈高血圧症薬、抗HIV薬を服用中
  • 網膜色素変性の方
  • 爪白癬などで抗真菌薬を服用中

上記の場合にはレビトラと同じようにバリフの場合にも併用禁忌となるため要注意。

 

バリフの通販

バリフは通販で入手することが可能。ただし、国内の通販サイトでは取扱いしていない。海外輸入代行サイトで通販するのが通常の入手方法となる。

 

海外通販は個人のみしか利用できない。法人が通販でバリフを購入することは不可なので要注意。通販でバリフを輸入することは法律で認められている。通関の手続きなどが全て代行業者が行うため国内の通販サイトで商品を注文するのとほぼ同じと考えてよい。

 

ただし、海外から通販で購入した医薬品を服用して副作用が発生しても保障は全くない。すべて自己責任での通販購入となるため、初めて服用する場合には自分の体に適している薬であるかを医師や薬剤師に相談することをおすすめする。

 

バリフの購入方法

バリフを購入する方法は、現在のところ海外からの個人輸入しかない。

 

バリフは国内では未承認薬であるため、クリニックで医師が処方することができないからだ。国内の薬局や通販サイトでも取扱いがない。ただし、国内の男性専門のクリニックではバリフを処方する場合もある。

 

本物のバリフであれば問題ない場合が多いが、中には偽造医薬品が混入している場合もある。日本は個人輸入についての規制が甘いと言われている。偽物の医薬品を取扱う悪質な業者の標的となっていることは、インターネット薬局に日本語サイトが多いことが裏付けともなっている。

 

医師が処方した薬が100%安全とは限らないことを覚えておく必要があるだろう。

 

国内ではレビトラはもちろん、レビトラのジェネリックが存在している。沢井製薬株式会社や東和薬品などの国内製薬会社の製品であればレビトラよりも安価で購入することが可能。

 

これらのED治療薬であれば国内承認済みの医薬品であるため、副作用が起きた時にも制度として対応してもらえる。医師の処方せんが必要だが、安心して薬を服用することができる。

 

バリフの価格

海外輸入でバリフを購入する場合の価格は、取扱う業者によって違いがある。

 

バリフ1錠(タブレット・10錠・20r)の購入価格

お薬なび 190円
ベストケンコー 369円
くすりエクスプレス 398円
お薬通販部 170円
ネット総合病院 188円
ユニドラ 267円

バリフのタブレット1錠あたりの価格は、上記中では300円台が最高値となっている。先発のレビトラの価格は1錠1,800円ほどであり、国内製造のジェネリックでも1錠1,500円前後であることから、バリフの値段の安さに魅力を感じてしまう人は多いだろう。
海外の医薬品の中でもED治療薬は特に偽造品が多いと言われている。2019年3月頃にバイエル社が工場を建て替え、その間の製造に影響が出たため、先発医薬品のレビトラが品薄になっている。レビトラジェネリックに注目が集まっているため、偽物を掴まされる危険性が高まっている状況だ。

 

偽物のバリフの場合、効果がないだけでなく健康被害に遭う可能性もある。値段の安さだけを見て海外製ジェネリックを購入することは危険であるという認識が必要。