ラブグラ(女性用バイアグラ)

ラブグラの成分

ラブグラの主成分は「シルデナフィル」。現在は製造を中止されてるウーメラのジェネリックである。

 

インド(ムンバイ)にある製薬会社のアジャンタファーマ社(Ajanta Pharma Ltd)が製造・販売するラブグラは、男性用のED治療薬バイアグラと同じ成分でできてることから、「女性用バイアグラ」とも言われている。

 

ラブグラは、女性が性行為をより快適に楽しむための媚薬。主成分シルデナフィルには、毛細血管が拡張する際の障害となるPDE-5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素の働きを阻害する作用がある。

 

PDE-5酵素を抑えることで、男性の陰茎海綿体の血流を促進させるだけでなく、女性の性器の血行も促進される。血行が良くなることで膣内が潤い、性交痛や不感症、性的興奮障害などの悩みを取り除くことが可能になる。

 

女性の場合には、エストロゲンの減少によるホルモンバランの乱れや更年期障害(参照:厚生労働省「e-ヘルスネット 更年期障害」)症状でも、性欲の減退や性交痛などが現れる。ラブグラはパートナーとのコミュニケーションの上でも役立つ薬となっている。

 

ラブグラの効き目

ラブグラの効き目として期待できるのは以下のようなことである。

  • 女性器の神経が敏感になり濡れやすくなる
  • 性感が高まり不感症が改善する
  • 性欲の増進
  • オーガズムに達しやすくなる
  • 性交痛の緩和

ラブグラの成分であるシルデナフィルの効き目により血管の拡張作用が増進される。その結果、女性器の神経が敏感になり濡れやすくなる。イケない、濡れない、感じないということの改善が期待できれば、オーガズムに達しやすくなり性交痛も緩和される。

 

性欲が増進されることでパートナーとの関係も良好に。ラブグラは、性交渉が苦痛・楽しめないと悩む女性に有効な治療薬と言える。
ラブグラの効き目は服用後30分〜1時間ほどで現れ、効果はその後5〜7時間ほど持続する。十分な効き目を望むのであれば、食事に注意が必要。空腹時に最も効き目を現す。脂肪分の多い物を摂取すると油に溶けやすいシルデナフィルの働きが弱くなる。

 

アルコールの摂取でもシルデナフィルの吸収が悪くなる。アルコールは肝臓で吸収されるため、シルデナフィルの効き目が弱くなるのだ。

 

ラブグラの副作用

ラブグラの副作用は次の理由により起こる。

副作用が起こる理由 項目名2
血管拡張作用 頭痛、血圧の低下、目の充血、顔のほてり、動悸、鼻詰まりなど
PDE-5の阻害 青視症(物が主っぽく見える症状)

ラブグラには血管を拡張する作用がある。そのため、頭痛や血圧の低下、動悸などが起こりやすくなる。ラブグラのもう1つの作用としてPDE-5の阻害があり、目の網膜の酵素に影響してものが青っぽく見える青視症が現れることもある。

 

次の場合には重篤な副作用が起こることもあるため注意が必要。

  • 硝酸剤、一酸化窒素供与剤、塩酸アミオダロンなどの薬剤を服用中
  • ラブグラの成分シルデナフィルの過敏症
  • 医師から運動制限がかかる持病がある
  • 重い肝障害、腎障害
  • 低血圧症(最小血圧50mmHg未満 最大血圧90mmHg以下)治療を受けていない高血圧症(収縮期血圧170mmHg以上 最小血圧100mmHg以上)
  • この半年くらいで脳梗塞、心筋梗塞、脳出血の既往がある
  • 網膜色素変性症

血管拡張作用のある硝酸剤、一酸化窒素供与剤、塩酸アミオダロンなどの薬剤を服用中を服用中の場合、血圧低下を招く恐れがあるため併用禁忌となっている。シルデナフィルが体に合わない場合も同様。

 

内臓に一定の障害がある、重大な病気の既往歴があるなどの人もラブグラの使用はおすすめできない。

 

ラブグラの成分はシルデナフィルであり、男性ED治療薬のバイアグラと同一である。ただし、それぞれの性別や体質に合わせて作られているため、女性がバイアグラを使用するのは副作用の観点からも避けるべき。

 

ラブグラの通販

ラブグラを通販で入手する方法と言えば、通常では個人輸入代行業者を頼ることとなる。海外メーカーの医薬品であり、国内では未承認であるからだ。国内の通販サイトには取扱いがない。

 

インターネットを検索すれば、ラブグラを取扱う通販サイトはいくつも見つかる。正規メーカーが製造する本物の製品であればよいが、中には偽物も混ざっていることに注意。偽物である場合には、不純物の混入や不衛生な環境での製造も考えられる。

 

海外通販サイトで取扱いしているED治療薬は約4割が偽造品であったという調査結果も出ている。偽造RD治療薬4社合同調査結果

 

ラブグラの通販は信頼できる業者を利用することが何よりも大事。

 

ラブグラの購入方法

ラブグラは国内未承認薬であるため、病院や薬局で購入することはできない。国内の医療機関でラブグラを取扱っている所がないからである。

 

もちろん、Amazonや楽天市場などの国内通販サイトでも購入は不可。現在では海外サイトからの購入しか選択肢がない。海外からの個人輸入であれば一定量であればラブグラを購入することが可能であり、もちろん医師の処方せんも不要。

 

自由に購入ができるメリットがある反面、自己判断・自己責任での入手となる。万が一副作用が起きても国内での保障制度適用は不可。

 

どんな薬にも副作用は存在することを考えるならば、初めてラブグラを使う場合には、医師への相談をおすすめする。

 

も出品されている場合もあるが、医薬品では個人の転売は違法である。サプリメントの転売に関してもグレーゾーンと言えるだろう。

 

ラブグラの価格

ラブグラの価格は、取扱う業者によって違いがある。

 

ラブグラ1錠(4錠入り)の購入価格

お薬なび 287円
ベストケンコー 817円
くすりエクスプレス 817円
お薬通販部 220円
ネット総合病院 495円
ユニドラ 540円

ラブグラは数少ない女性用の不感症治療薬であり、パートナーとの関係維持に必要性を感じる人にとっては強い味方となる。ただし、1錠の価格には多少の差があることから、主婦の目線から高いと感じる場合もあるだろう。

 

少しでもコストを下げるのであれば、まとめ買いがおすすめとなる。ただし、初めは少量から試してみるのがこういった薬の使い方の基本となる。副作用や体質により合う合わないなどの問題もあるため、注文の前にラブグラの必要性について良く考えてみる必要もある。