バルデナフィル錠の成分
バルデナフィル錠(レビトラジェネリック)の成分は次の通り。
品名 |
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有効成分 | バルデナフィル塩酸塩水和物(バルデナフィルとして) |
添加剤 | カルナウバロウ、クエン酸トリエチル、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース |
色・形状 | 丸い淡黄赤色の割線入りフィルムコーティング錠 |
製造販売承認 | 2020年6月4日 |
(参照:沢井製薬 バルデナフィル錠添付文章)
品名 |
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有効成分 | バルデナフィル塩酸塩水和物(バルデナフィルとして) |
添加剤 | 結晶セルロース、乳糖水和物、黄色三二酸化鉄、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸Mg
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色・形状 | 楕円型の薄い黄色の割線入りフィルムコーティング錠 |
製造販売承認 | 2020年7月8日 |
レビトラジェネリックには、国内製薬会社の沢井製薬、東和薬品が製造販売している「バルデナフィル錠」もある。有効成分は、レビトラと同じバルデナフィル塩酸塩水和物、ただし添加剤には若干の違いがある。
どちらも10rと20rのものがあり、真ん中に割線が入っているフィルムコーティング錠であることが共通点。レビトラの特許期間満了後(2020年5月18日)、国内認可済みの正規ジェネリック薬として登場。(沢井製薬:2020年6月4日承認、東和薬品:2020年7月8日承認)
バルデナフィル錠の効き目
バルデナフィルには、勃起を持続させるのに必要なcGMP(サイクリックグアノシンーリン酸)を、体内に放出されたPDE5(ホスホジエステラーゼの5型)という酵素が壊すのを阻害する働きがある。
血管拡張作用もあるため、陰茎の血流を増やし持続的な勃起を促進する
バイアグラよりも水に溶けやすいため即効性にも優れている。性行為の1時間前に服用すれば十分に効果を期待することが可能。空腹時であれば、わずか20分ほどで効き目が現れる。
バルデナフィル錠10rは服用後4〜5時間ほど効果が持続する。20rでは8〜10時間もの長さとなる。
十分な効き目を得るには食事のタイミングに留意する必要がある。食事の影響を受けないED治療薬であることをメーカーでアナウンスしているが、実際には脂肪分の多い食事は薬の吸収に悪影響を与える。なるべく食前20〜30分前の空腹時に服用するのが理想的。
バルデナフィル錠の副作用
バルデナフィル錠の服用による副作用についても、基本的に同成分のレビトラと変わりはない。主な副反応の症状は以下の通り。
循環器 | ほてり、高血圧、動悸、むくみ、低血圧など |
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精神神経系 | 頭痛、めまい、不眠症など |
肝臓 | 肝機能検査異常、γ-GTP上昇 |
呼吸器 | 鼻づまり、呼吸困難、鼻出血など |
消化器 | 消化不良、腹痛、下痢、胃炎、嘔吐など |
感覚器 | 視覚異常、彩視症、結膜炎、耳鳴りなど |
その他 | 胸痛、灼熱感、アナフィラキシー反応、持続勃起など |
バルデナフィル錠の副作用が起きる主な原因は、血管拡張作用にある。本来バルデナフィル錠には、血管が拡張されることで陰茎の血流を増やし、持続的な勃起を促進する働きがある。ただし、デメリットとしての反応が起こる場合もあるのだ。
血管が拡張することにより、頭痛・鼻づまり・顔のほてり・目の充血が起こりやすくなる。飲酒をすると血管拡張作用との相乗効果により血圧低下やめまいなどの症状が起こることもある。アルコールに耐性のない人の併用はおすすめできない。
消化不良、胃や腹部の違和感などの副作用は、成分のバルデナフィルに陰茎海綿体平滑筋を弛緩させ勃起を促す作用があるため。胃や食道の平滑筋も弛緩させるのだ。
多くの場合には軽い副作用で済むが、以下の場合には重篤な症状となって現れることもある。副作用を避けるには使用をやめるか、十分な注意の上で服用をする必要もある。
- バルデナフィル錠を服用して、過敏症(アレルギー)を起こした既往歴がある
- ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジルなどの硝酸剤等を使用中
- 心血管系障害を持ち、医師から性行為を止められている
- 先天的に不整脈、抗不整脈薬を服用中
- 最近6ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞の既往歴がある
- 重度の肝障害がある
- 血液透析が必要な腎臓障害がある
- 不安定狭心症
- 低血圧(最大血圧が90mmHg以下)の人、医師による治療の管理がなされていない高血圧(最大血圧が170mmHg以上または最小血圧が100mmHg以上)の人
- リオシグアト(アデムパス)を使用中
- 抗ウイルス薬(リトナビル、インジナビル、アタザナビルなど)を使用中
- 抗真菌薬イトラコナゾール、内服ケトコナゾールなどを使用中
- 網膜色素変性症
バルデナフィル錠の通販
国内認可済みのレビトラジェネリック、バルデナフィル錠を通販で購入することはできない。国内通販サイトのAmazonや楽天などでの取扱い不可であり、入手には医師の処方せんが必要となる。
海外製品のレビトラジェネリックであれば通販が可能。
- バリフ(VALIF):Ajanta Pharma社製(アジャンタファーマ社)
- ビリトラ(VILITRA):Centurion Laboratories社製(センチュリオンラボラトリーズ社)
- ジェビトラ(ZHEWITRA):Sunrise Remedies社製(サンライズレメディ社)
- サビトラ(SAVITRA):Sava Medica社製(サバ・メディカ社)
- シルビトラ(SILVITRA):MACLEODS社製(マクレオーズ社)
レビトラジェネリックはインドの製薬会社で数社が製造販売している。バリフやサビトラが有名だが、海外のED治療薬には偽物も多く存在している。国内製造のバルデナフィル錠より安価であるが、健康被害の報告も多い。
安心安全に使用できる国内正規品を選択することをおすすめする。通販とは違い、送料や到着までの待ち時間も不要というメリットがある。
バルデナフィル錠の購入方法
バルデナフィル錠を購入するには、ED治療専門のクリニックや泌尿器科を受診し、医師の処方せんを手に入れるしかない。
バルデナフィル錠を生産している沢井製薬や東和薬品は国内の製薬会社である。とは言え、市販薬ではないため処方せんなしでの購入は不可。薬局で自由に購入することができないのだ。
個人輸入での購入も不可。国内生産のバルデナフィル錠は海外サイトで販売していない。海外製のジェネリックであれば注文可能だが、不用意に偽薬を購入し健康を害しても保証は何ら行っていない。国内製品であれば、副作用に対するサポートを受けられる制度が適用される。
バルデナフィル錠の価格
レビトラのジェネリック、バルデナフィル錠の価格は以下の通り。
バルデナフィル錠 製品名 | 1錠あたりの価格 |
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バルデナフィル錠10mg「サワイ」 | 1,400円 |
バルデナフィル錠20mg「サワイ」 | 1,600円 |
バルデナフィル錠10mg「トーワ」 | 1,400円 |
バルデナフィル錠20mg「トーワ」 | 1,600円 |
先発ED治療薬のレビトラの場合、10mgで1,500円程度、20rでは1,800円程度となっている。定期的に使用するのであれば、同じ成分であるジェネリックの方が経済的負担を軽減できるためおすすめ。
海外製のレビトラジェネリックであれば1錠あたり200円〜300円ほどで購入可能だが、安全性は約束されていない。特に初めてED治療薬を服用する場合には、体質に合っているかなど医師への相談が重要と言える。