メガリスの成分
メガリスの成分を含む概要は以下の通り。
有効成分 | タダラフィル |
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製薬メーカー | マクローズ社(インド・ムンバイ) |
特徴 | 水に溶け難く吸収に時間がかかる |
メガリスの有効成分はタダラフィル。先発ED治療薬「シアリス」のジェネリックという位置づけになっているため、同じ成分となっている。
ただし、正確には既存の成分を改良した医薬品を新薬と認めないとするインド特許法(参照論文:インドにおける医薬品産業と特許法)により、先進国の開発した新薬の特許期間が切れる前に製造されたコピー薬となる。
メガリスに含まれるタダラフィルは、EDの原因であるPDE-5という酵素の働きを阻害する成分。酵素PDE-5を阻害することで、陰茎付近の血管を拡張して陰茎内部の海綿体の組織の筋肉を弛緩して血流を改善し、勃起を促す。
他のED治療薬とは違うブロック状の分子構造となっているため、体に吸収されるまでに時間がかかるというのも特徴の1つ。
メガリスの効き目
メガリスの効き目については2つの特徴がある。
- 効き目は36時間の持続が可能
- 食事の影響を受けにくい
タダラフィルは別名「ウィークエンドピル」とも呼ばれ、最長36時間も効果が持続すると言われている。
ただし、水に溶けにくい特徴があり、服用後に効き目が現れるまでに60分ほどかかる。効き目がピークに達するまでに4時間ほどかかるため、性行為の3時間くらい前に服用するのがベスト。
メガリスは食事の影響を受けにくい。ただし800kcal未満の摂取に留める必要があり、食前に服用するのが理想的。
服用することで直ぐに勃起する訳ではなく、性的な刺激や興奮を感じることで効き目が現れる。
メガリスの副作用
メガリスの主成分であるタダラフィルは副作用が現れにくいと言われているが、全くない訳ではない。
- 潮紅(ほてり)
- 消化不良
- 背部痛、筋痛、四肢痛
- 頭痛、鼻閉
メガリスは血管を拡張させる作用があり、陰茎だけでなくその他の部位にも影響して副作用となることもある。上記の副作用だけでなく、発疹・蕁麻疹・顔のむくみ・ひどい肌荒れなどが現れた場合には、薬の成分が体に合わないことが考えられる。
アレルギー症状が出た場合、直ちに服用を中止して医師に相談する。
以下の項目に該当する人は、重篤な副作用が起こる可能性もあるためメガリスの服用は中止するべき。
- 成分に対し過敏症の既往歴がある
- 硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)を投与中
- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を投与中
- 心血管系障害があり、性行為が適しない
- 不安定狭心症がある
- コントロール不良の不整脈、低血圧(血圧<90/50mmHg)又はコントロール不良の高血圧(安静時血圧>170/100mmHg)
- 心筋梗塞の既往歴が最近3ヵ月以内にある
- 脳梗塞・脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある
- 重度の肝障害
- 網膜色素変性症
ニトログリセリンなどの硝酸剤、一酸化窒素供与剤、降圧剤などは、メガリスの主成分タダラフィルと併用禁忌となっている。併用により、血圧低下を起こすおそれがあるからだ。
グレープフルーツジュースは薬の吸収を強くする作用があるため、摂取を控える。
メガリスの通販
メガリスを通販で手に入れる場合には、個人輸入を利用するしか方法がない。国内未承認薬であるため、医師の処方や薬局での購入が不可となっている。国内の通販サイトでの取扱いがないため、個人輸入の代行サイトを利用するのが普通。
メガリスは、シンガポールあるいはインドから発送される。荷物の中身が分からないよう梱包も工夫されているが、家族に内緒で手に入れたい場合には郵便局留めでの受取りも可能。
メガリスを通販サイトで注文する際に、届いた薬が本物とは言えない偽物や不純物が混入した粗悪な商品であるケースもある。海外からの発送となるため、状況によって到着までに時間がかかることもある。
メガリスの通販にはリスクや問題点があることにも注意して欲しい。
メガリスの購入方法
メガリスの購入方法は海外からの輸入のみ。
インドのムンバイを拠点とするマクローズ社により製造販売されているメガリスは、日本では無認可。そのため、国内の医療機関や薬局でメガリスを手に入れることはできない。
注意したいのは、海外から輸入する医薬品の真偽。メガリスの先発治療薬であるシアリスについて、健康被害と偽造に関する情報が日本国内で公表されている。(参照:日本新薬株式会社「EDケアサポート 偽造シアリス最新情報 日本国内で報告された健康被害と偽造シアリスに関する情報」)
大手製薬会社4社が合同調査した海外輸入のED治療薬の内、4割が偽物であったという報告もある。
効き目の穏やかなシアリスのジェネリックを使いたいのであれば、国産の製品がおすすめ。実は、メガリスの先発治療薬であるシアリスには、日本の大手製薬会社が製造販売しているジェネリック製品がいくつもある。
もちろん、国の認可も受けているため安心して服用できるのだ。
- タダラフィル錠CI「サワイ」(10r・20r)
- タダラフィルOD錠「トーワ」(10r・20r)
- タダラフィル錠CI「あすか」(10r・20r)
- タダラフィル錠CI「クラシエ」(10r・20r)など
上記のジェネリックであれば1錠1,400円前後で手に入る。医師の処方せんが必要だが、本物のED治療薬であり重大な副作用が起きた場合には保障制度の適用も受けられる。海外製の医薬品は自己責任であり、副作用に対する保障を受けることはできない。
メガリスの価格と比較するとコストがかかるが、安全性を考慮するのであれば国内製造のシアリスジェネリックを選択するべきと言える。
メガリスの価格
メガリスの価格の相場は以下の通り。
メガリス1錠(20r)の購入価格
お薬なび | 560円 |
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ベストケンコー | 941円 |
オオサカ堂 | 418円 |
くすりエクスプレス | 941円 |
お薬通販部 | 575円 |
ネット総合病院 | 570円 |
ユニドラ | 842円 |
メガリスの価格は扱う通販サイトにより若干の差はあるが、いずれも安価となっている。価格だけでシアリスのジェネリックを選ぶのであれば、海外通販一択となるだろう。
ただし前述した通りに各国で偽物のシアリスジェネリックが出回り、健康被害も多数出ている。値段の安さだけに注目し医薬品を購入すると、時には粗悪な医薬品により健康を害してしまうこともあるのだ。
どうしても格安のメガリスを使用したい場合には、医師への相談がおすすめとなる。