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こだまの世界

2002年2月下旬号

これらの権利について主張がなされる--親の選択する権利、 最低限の遺伝子的相続の権利、障害者が等しい尊重を受ける権利。 これらの権利が--もし存在すればだが--衝突しうるということは、 十分に明白である。 権利モデルはあまりに単純すぎるかもしれない。 おそらくわれわれはさまざまの重要な諸価値と向かいあっており、 それらの諸価値はすべていくらかの重みを与えられるべきであり、 そうすることは権利を用いて考えた場合には困難なのである。

---Jonathan Glover, `How to think about who should be born', in The Independent.


主な話題


21/Feb/2002 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

夜にすこしだけ寝るつもりが、3時間以上寝てしまう。 ここで起きてしまうとまたぞろヤクザな生活に戻ってしまうので、 もうすこし寝てから早朝に起きることにしよう。目指せ真人間。

「真人間はもっと勉強すると思います」

「真人間はちゃんと食事すると思います」

「真人間はこんなこと書いてないでそのまま眠りに就くと思います」

朝起きる。真人間。真人間は11時間近くも寝ないと思うが。

お昼前

今日のニューズレターの編集委員会の準備。 時間がかかるが、すくなくとも新聞を読む動機にはなるな。

お昼すぎ

ひさしぶりにお好み焼きを作ってみる。 すると、キャベツの入れすぎ、火の強すぎで失敗する。 近日また挑戦しよう。

昼下がり

某谷大の談話会に出席してくる。フッサールとミルの発表を聴く。 一つ質問をしたが、今いち。 真剣に質問するよりも、 笑いを取る努力をした方がいいかもしれないと思う。

「しかし、哲学と社会学が共同で発表会をするというのはいいですね。 お互い話が通じるようにわかりやすくやらないといけないだろうし」

「そうかな、人数が多くなってしまうし、どうせ話は通じないし、 無理にわかりあおうとすると表面的な説明で終わってしまうだろうし。 どうせ社会学と哲学の橋渡しなんてできないでしょ。 タコツボ式の方がましなんじゃないの」

「ダメですよ、タコツボじゃ」

下宿に戻ってくるとAmazon.co.jpからCDが届いていた。

しかし、アマゾンに注文するより生協に頼んだ方が安いんだよな、 日本のレーベルで出しているCDは。今度からなるべく生協に頼もう。

ダン・ベアードの二枚目のアルバム(1999年)もそのうち買ってみよう。 この人、最近はThe Yayhoosというバンドをやってるのか。

ニューズレター編集委員会。下っぱの新参者として参加。

この記事は結局省略した。

夜2

某君と某君と某君と某君と某さんと一緒に某タコ焼屋に行き、食事、歓談。

それから下宿に戻ってくる。眠い。

毎日新聞創刊130年だそうだ。

生命倫理学に関するJonathan Gloverのスピーチ。

滋賀県甲賀の忍術学園について。 卒業したら忍者になれるようだが、人に知られてはいけないらしい。 履歴書にも書けないのか。

あー、新聞ばかり読んでいる。

Lionel Jospin candidat à l'Elysée pour "présider autrement"
(リオネル・ジョスパン、「違った統治」を行なうために大統領立候補)

(う、ちょっと違う気がするな; あ、違った統治というのは、首相から大統領へ、 ということかな)

Le premier ministre, Lionel Jospin, a déclaré sa candidature à l'élection présidentielle, mercredi 20 février, moins de trois heures après la fin de la dernière séance de questions d'actualité à l'Assemblée nationale. (from Le Monde)

首相のリオネル・ジョスパンは、2月20日水曜日に、 大統領選に立候補することを宣言した; 国会における時事質問の最後のセッションが終わってから3時間も経たないうちに。

(moins de=less than, la derniè séance=the last session)

今日の勉強時間…5hr


22/Feb/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

息をつく間もなく日付が変わってしまった。眠い。

昨日はいろいろなところで少しづつ発言したが、 しかしまだしゃべりたりないな。 しかたない、独りごとでも言うか。ぶつぶつぶつ。

真夜中2 (午前)

コミニュティ、シュミレーション再論

前にも書いたかも知れないが、 小さいころは「コミュニティ」と言うのか「コミニュティ」と言うのかで悩んだ。 「シミュレーション」は「シュミレーション」だと思っていた。 というか、そう発音していた。「シュミレーション・ゲーム」って。

あ、検索するとやっぱり書いていた。 しかも、「シュミレーション」と間違って記述している箇所が二つもある (1, 2)。 う〜む。まあ、記念のために修正せずに残しておくことにしよう。

わ、googleで検索すると、 「シュミレーション」が自分のサイト以外でもぞろぞろ出てきた。 やっぱりかなり一般的な間違いなんだ、これって。 あ、「コミニュティ」もけっこうあるな。

しかし、なんでみんな間違うんだろ。 「趣味」からの連想なのかな。「しみゅ」って言葉はないからなあ。 「コミュニティ」の方は、 みんな口では正しく言えるけど書き間違えるケースが 多い気がするな。「コミニュティ」は発音が難しいから。あ、 「コミュニュティ」と言うのは簡単だな。 この書き間違えもけっこうあるようだが、 案外この書き方が日本人の「コミュニティ」 の発音を正確に表わしてるのかもしれない。

わ、「シュミュレーション」という書き方もけっこうあるんだ。 しかし、これは口では言えんぞ。しゅっ、しゅっ、しゅみゅれえしょん。

真夜中3 (午前)

あ〜。人生短いんだから、雑用ばかりやってちゃだめだ。 勉強しよ、勉強。

とりあえずこれからの三年は、みっちり修業しよう。

眠いが、頭が冴えてきた。 しかし身体は疲れているので、もったいないがやはり寝るか。

お昼前

一応、朝遅くに起きた。まずネットで新聞。

Staffel-Gold für Deutschland - Russin gedopt?
(リレー、ドイツに金 - ロシア人女性がドーピング?)

Der überraschende Olympiasieg der deutschen Skilangläuferinnen über 4x5-Kilometer wurde überschattet von einem möglichen Dopingvergehen in der russischen Staffel. (from Spiegel)

4人で5キロずつ滑るクロスカントリーでドイツの女性選手たちが予想外の 勝利を得たが、 この勝利にロシアチームにおけるドーピング違反の疑いが陰を落とした (überschattet wurde)。

(へんな日本語だな)

昼下がり

お好み焼きを作る。昨日よりはうまくいった。

何もしない間に一日が過ぎていってしまう…。 いかん、喫茶店にでも行って勉強しよう。

最近、下宿でコーヒーを飲みすぎている。 インスタント・コーヒーが一番簡単に作れるのが原因だ。 コーヒーは下宿では一日一杯にすること。お茶を飲め。

「それだっ。『黒くぬれ』、『夜をぶっとばせ』の次は、 『お茶を飲め』だっ」

お茶を飲め

スタバでコーヒーを飲んでるやつら
お茶を飲めっ
マクドでコーラを飲んでるやつらも
お茶を飲めっ

(コーラス)
チャチャチャチャッ、チャチャチャッ、チャッチャッチャチャ
一緒にお茶を飲んで過ごそう
今こそお茶が必要なんだ
一緒にお茶を飲んで過ごそう
今こそお茶が必要なんだ

作詞作曲--ミック・チーター/ケイス・リチャード

夕方、ちょっと手袋を探しに大学へ旅立ったが、見つけられず。 それからマクドに行きしばらく本を読むが、おもしろくないので失望する。 いつまでも本を読んでないで、何か書くべきなのかもしれない。

そういえば、Utilitasの去年の第3号がようやく届いた。

夜2

モンティ・パイソンを見たり。

北海道にはけっきょく行かないことにした。 金と時間がないので。

「金がないのはわかるが、時間は死ぬほどあるんじゃないのか」

「いや、ちょっとホストファミリーの接待があるので。 まあ、そもそも発表するわけじゃないんで、今回は見送ります」

真夜中

お好み焼を作る。すでに職人芸の域に達した。

なんか無気力だ。映画でも借りてくるべきなのか。

今日の勉強時間…2hr


23/Feb/2002 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

何もしない間に次の日になってしまう。なんてことだ。もう寝よう。

日本時間では明日の早朝、BBC Radio 2でジョージ・ハリソンの追悼番組(前編)がある。 後編は来週の同じ時間。

昼下がり

起きたらお昼すぎだった。人非人に逆戻り。

起きてからしばらく、今日は日曜日とぼんやり思っており、 「え、ほんまに日曜日か」っとぎくりとしてカレンダーを見て、ほっとする。 水曜日だった(ウソ)。

昼下がり2

松浦好治『法と比喩』を読み返してすこし勉強。 来週末の読書会の準備もしなければ。

散歩がてら宝が池まで自転車で行き、マクドで本を読む。 となりの席で理科を勉強していた中学生二人がうるさくて参った。

マクドは一時間以上はいる気がしないので、 やっぱりスタバに行くか。 いや、どこにしろ長居はあまり得意じゃないが。

電子投票についての読売の社説。 いや、とくに言うことはないが。

La propagande comme arme de guerre
(戦争の武器としてのプロパガンダ)

Les récentes révélations du "New York Times" selon lesquelles Washington envisagerait une stratégie délibérée de désinformation, notamment auprès des médias étrangers, dans le cadre de la guerre contre le terrorisme, continuent de provoquer un tollé. (from Le Monde)

『ニューヨークタイムズ』紙の最近のニュースは-- それによると、ワシントンは、テロに対する戦争の枠組のなかで、 とくに外国のメディアに対して誤情報を流す方針を考慮していた-- 抗議を引き起こしつづけている。

(selon lesquelles=according to which; envisageraitはenvisagerの半過去; désinformationは辞書にないが、おそらくこういう意味だろう; aupr`s deは「〜に対して」; continuentの主語はおそらく冒頭の Les révélationsだろう。むずかしい)

夜2

テレビでやっているTAXiを見ている。 すごくハリウッド的な映画。いや、おもしろいのだが。

真夜中

日記の整理

夜はかやくご飯。一合半を一気に食べた。

今日の勉強時間…3hr


24/Feb/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

ちょっと勉強中。

ジョージ・ハリソンのラジオは日本時間で朝5時から6時まで。 いったん寝る必要がありそうだな。

真夜中2 (午前)

比喩について思うところがあり、 ちょっとベンタムの旧全集をひさしぶりに繙く。 そうそう、このarchetypationという発想だな。

メモ: ベンタムは十分に展開していないが、 権利や義務などの抽象的な語には、 物質的なイメージが伴っているということを言っている。 強調すべきことは、こういうイメージなしには、 人間は抽象的概念を習得できないということだろう。 義務とは人がそれに「縛りつけられ」「拘束され」 「解放され」るような縄のようなものとしてイメージされる。 (旧全集8巻126頁注)

同様に、松浦氏『法と比喩』によれば、議論は戦争としてイメージされ、 お互いが戦略を立てて議論を「戦い合わせ」、 相手の議論を「撃破(論破)」する、云々。(29-30頁) 問題は、松浦氏が指摘しているように、 代理母などの新しい概念が出てきたときに、 いろいろな競合するイメージ(たとえば、 代理母は人身売買or養子or売春の一種だという理解)が生じるわけだが、 それらをどのように処理するかということだ。

夜明け前

某原稿が送られてきたので、翻訳をすこしやってみる。 なかなかおもしろそう。

早朝

BBC Radio2のジョージ・ハリソンのトリビュート番組を聴く。 前編のタイトルは彼のソロ時代の曲のタイトルでもある `When We Was a Fab'。 FabはFabulousの省略形でビートルズはFab Fourと呼ばれていたそうだが、 あえて訳すなら「おれたちがイカしてたとき」あるいは 「おれたちがイケてたとき」か。 いや、あえて訳さなくてもいいのだが。

さて、もう寝よう。

お昼すぎ

やっと起きた。人非人。

「こんにちは、お昼のニュースです。 ananova.comによると、 1938年の今日、初めてのナイロン製品が米国で登場しました。 それはナイロンを用いた歯ブラシでした。 翌年同日にはナイロンストッキングが登場。 以降、ナイロン自動車、ナイロンバーガー、ナイロンコーラと続いていきました」

「某広大で最適な昼寝の仕方が発見されました。コーヒーを飲んでから、15分から20分ほど寝て、 起きたら強い光を浴びるとよいそうです。 学生10人を使った実験なんて信憑性が薄いですけどね」

「アナウンサーっ。余計なコメントはつけてはいかんっ」

「失礼しました。次はドイツ語の時間です」

Pechstein triumphiert über 5000 Meter
ペヒシュタイン、5000メートルで勝利

Zum Abschluss der Eisschnelllauf-Wettbewerbe hat Claudia Pechstein noch einmal feiern dürfen.
スピードスケート競技の終わりにクラウディア・ペヒシュタインはもう一度 祝うことが許された。

In Weltrekordzeit holte sich die Berlinerin ihre dritte Goldmedaille über die 5000-Meter-Distanz.
世界記録のタイムでこのベルリン女性は5000メートル走で三つ目の金メダルを ゲットした。

Anni Friesinger wurde Sechste.
アニ・フリージンガーは6位入賞した。

(from Spiegel)

「オリンピックばかりでつまらないので、 次回からはしばらく哲学のサイトに移動することにしましょう」

夕方、そばの某建物に入っている某マクドでセットを購入し、 親子づれに囲まれて勉強。なぜか勉強がはかどり、 金曜日の生命倫理学勉強会の論文を読み終えてしまった。 すばらしい、五日後の読書会の準備を終えてしまうなんて。 今後も〆切に追われるという他律的生活を徐々に改善し、 なんでも先に先にやれる自律的生活を送れるように努力していこう。

某所で靴下を購入してから帰宅。

真夜中

お好み焼きを作る。今回はキャベツがすこし足りなかったようだ。 あと、カリカリとした感じが出せれば売りに出せるのだが。

ちょっと長電話。腕が痛い。

今日の勉強時間…5.5hr


25/Feb/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

信じがたいことだが、28才になってしまった。驚きだ。

年をどのように(wie)取るか、 ということが神秘的なのではない。
年を取る、ということ(daß)が神秘的なのである。

ん、29才だったかな? いや、まだ28才のようだ。よかった。ふう。めでたい。

…いや、 あいかわらず学成り難しなのでめでたいのかどうかわからんが。 とにかく今年もがんばろう。え、29才? いやいや、28才のはずです。 よく調べてください。 とにかく、対話する、愚問する、平明に書く、時事に通じる。がんばろう。

真夜中2 (午前)

昨日の朝日の書評にも載っていたセンの『貧困の克服』を読んでいる。

女性の教育水準が高くなると自然と出生率が下がる(30-1頁)。ということは、 日本の出生率を上げる一つの方法は、 女性の教育水準を下げればよいということになる。 ひょっとしたらすでに文科省はこの方針を採用しつつあるのかもしれないが。

「またまた女性の怒りを買うことを書く」

「じゃあ男性の教育水準を下げたらどうなるんでしょうかね」

「ワールドカップで優勝するんじゃないの」

「あっ。さ、差別だ。スポーツ差別だ。スポーツ選手に対する侮辱だ。ゆ、許せん。 袋だたきだ。殺せ、殺してしまえ。こここ、この運動オンチが」

「フ、フーリガン反対」

昼下がり

またお昼すぎに起きてしまった。人非人。偽人間。

「お昼のニュースです。 茨木県浜崎町にまたクジラが漂着しました。 海からの贈り物ですので、近所の方はお早めにどうぞ」

「アナウンサーっ。 日本人がクジラを食べることはワールドカップ前は極秘事項だっ」

「失礼しました。死亡したクジラは埋められるという話です。 近所の方はナイフと皿を持って埋葬に参加してください」

「アナウンサーっ」

「それではわたしもこれにて失礼します。タクシーっ。 大至急、茨木県浜崎町へやってくれ」

Yasser Arafat demeure confiné à Ramallah
(ヤサー・アラファト、ラマラに監禁されて生活)

Les élus israéliens étaient divisés sur la question de la levées des restrictions imposées au président de l'Autorité palestinienne.
(from Le Monde)

イスラエルの議員たちは、 パレスチナ政権の長に対して課されている制限を解除するかどうかという問題を めぐって、意見が分かれていた。

(demeurerは住む。éluはélire(vote)の過去分詞形。 étaientはêtreの三人称複数過去形)

夕方

誕生日プレゼントやらカードやらが届く。感謝感激。

ジョージ・ハリソンの`My Sweet Lord'のシングルCDをもらったので、 さっそくコピーしてみる。 難しいところがあったのでついカンニングしてしまった。 なるほど、D7か。

そばの某建物に入っている某たこ焼屋でセットを購入し、 若干の女子高生に囲まれて勉強。 昨日と同様、勉強がはかどるので2時間以上いた。 あの場所をサン・ジェルマン・デ・プレ界隈と命名し、 これからしばらく通うことにしよう。

ひさしぶりにギターを弾いたせいか、 左手が痛くて握力が戻らない。 FバーとかGmバーとかのせいだ。

電話代が大変なことになっている。とくに国際電話料金が…。 う〜む。

そういえば、文閲からも電話がかかって来て、 期日が過ぎた本を返せと催促が来た。 厳しくなったなあ。 ベンタム全集なんか修士のときはずっと借りっぱなしだったのに。

夜2

バイトの某翻訳を始める。割と自由に訳してもいいと言われたせいか、 筆のすべりがいい。

今日の勉強時間…5hr


26/Feb/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

夜、某君が進路相談をしに訪ねてくる。 あまりたいした助言はできなかったが、 実存主義的な決断をするように答えておく。

真夜中2 (午前)

さらにしばらく翻訳作業。 土曜の読書会の準備もしなければ。 だんだん忙しくなってきた。

昼下がり

午前中に起きようとしたのだが、 つい二度寝(というか五度寝ぐらい)してしまった。

新聞。

Searle zu Ontologie, KI und Derrida
存在論、KI、デリダに関するサールの見解

(from Information Philosophie im Internet)

John R. Searle, einer der bedeutendsten zeitgenössischen Philosophen (Sprechakt-Theorie), im Interview.
最も重要な現代の哲学者(言語行為論)の一人であるジョン・R・サールのインタビュー。

Er legt dar, wieso er die Erkenntnistheorie für eine völlig überschätzte Disziplin hält, die Ontologie hingegen fur eine verkannte.
彼は論じた; 彼は認識論が完全に過大評価された学問領域と見なしていることを; またかつては存在論を同じように誤って考えていたということを。

Seine harsche Kritik an der "Künstlichen Intelligenz" ("unwissenschaftlich, ja sogar antiwissenschaftlich") untermauert Searle mit einem Aufruf, stärker das Bewusstsein zu erforschen.
「人工知能」に対する彼の無愛想な批判(「非学問的、それどころか反学問的」) を強める形で、サールは、意識がさらに研究される必要があるという指摘をした。

Nur wenige Worte hat er für Zeitgenossen wie Derrida über: "Hauptsächlich Show und keine Substanz."
彼はデリダのような同時代人にはほとんど言うべきことを持たない: 「主に見せかけであり、内容がないね。」

(bedeutend=significant; zeitgenoss=contemporary; darlegen=argue; wieso=why; überschätzen=overestimate; verkennen=misjudge; Künstliche Intelligenz=artificial intelligence; untermauern=underpin; Aufruf=invocation; Derrida=mainly show and no substance)

夕方、大学へ行ってちょっとプリントアウト。 某飲み屋の予約もした。

夜、先日書いたホストファミリーに会い、中華料理屋で食事。 元気でなにより。明日から京都観光に付き合う予定。

下宿に戻ってきてから腹をこわす。しんどい。

真夜中

お腹の調子は戻った。雑用的勉強。翻訳をしなければ。読書会の準備も。

真夜中2

研究室のサーバの移転などの関係もあり、 WinSCPというソフトを試してみる (ここに日本語の解説がある)。 なかなか便利。

う。もう眠い。しかし一日を有効利用しなければ。

今日の勉強時間…4.5hr


27/Feb/2002 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

眠いが、某翻訳を少し進める。

明日は早いが、 テレビで『新・猿の惑星』(三作目のようだ)がやっているので観てしまう。

真夜中2 (午前)

う〜ん、『新・猿の惑星』、なかなかシリアスでいいが、退屈だ。 もう寝るか。

あ、見終わってしまった。予想のつく結末だ。

真人間ふたたび。

使ってみたい言葉: トチ狂う、おくびにも出さない、好戦的(militant)

夕方

朝からバスに乗り、金閣寺、二条城(梅が五分咲)、祇園、 清水寺とハシゴしてきた。死ぬ。寝よう。

真夜中

銀閣寺のそばの某居酒屋で一緒に食事。 帰りのバスを一本見逃してしまい、30分ほど待たされる。

さて、眠いが翻訳をしよう。

M. Chirac s'accommode des 35 heures, M. Jospin les revendique
シラク氏は35時間がまんしろ、とジョスパン氏は求める

(from Le Monde)

En déplacement, mercredi 27 février, à Saint-Cyr-sur-Loire, le président-candidat devait plaider pour des "assouplissements" des lois Aubry.
2月27日水曜日のサンシール・シュール・ロワール(地名)への移動にあたり、 大統領候補(のジョスパン氏)は、オーブリの法を「緩くする」 ように願い出る予定である。(「予定であった」が正しいようだ)

Une maniére de reconnaître qu'il sera difficile pour la droite de revenir, en cas de victoire, sur une mesure populaire auprès des cadres.
勝利した場合に、法がその枠組に反して人気のある方策を再検討することは難しい ということを認める一つの方法である。(la droiteは「法」ではなく「右派」 とのこと。勘違い。ご指摘感謝)

(う。1時間考えたが全然わからん。誰か教えて。s'accommoder de=put up with; revendiquer=claim; déplacement=movement; devoir=should (なんで半過去なの?); plaider=plead; assouplissement=softening; loi=law; maniére=manner; reconnaître=recognise; sera (être)=would be; revenir=return (reconsider over))

今日の勉強時間…3hr


28/Feb/2002 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

フランス語がわからなくて号泣する。ううう…。

けっきょく勉強せずに早朝まで寝てしまったので、 起きてからすこしだけ翻訳をする。

今日は、銀閣寺、平安神宮、JR京都駅、京都国立博物館とハシゴしてきた。 三十三間堂にも行こうかと思ったが、冬期(3月末まで)は4時閉館だったので ギリギリ入りそこねた。博物館に入ったのは初めてで、 なかなか文化的でよい。学生は入場料が130円というのもよい。 昼はとんかつ、夜はスパゲティ。 昨日も今日もすべておごってもらった。感謝。

[謝辞] 今回もいろいろな方にお世話になったので、ここに記して謝意を表し たい。もっとも、筆者の人格に問題があるとすれば、すべて責任は筆者にある。

下宿に戻ってきてから新聞を読み出す。眠い。が、勉強しないと。

Ein Gräberfeld, größer als in Vietnam
ベトナムよりも大きい墓場

(from Spiegel)

Britische Fallschirmjäger der internationalen Afghanistan-Schutztruppe wurden in der Nacht erneut von Unbekannten beschossen.
アフガニスタン国際防衛軍の英国落下傘部隊の射撃手が、 夜にまた、知らない人によって撃たれた。

Neuerdings kursieren zudem Flugblätter im Land, auf denen zum Heiligen Krieg gegen die USA aufgerufen wird.
最近はそれに加えて、地面にはチラシが落ちている; それには米国に対する聖戦が訴えられている。

(Gräberfeld=gravefield; Fallschirm=parashute; Jäger=rifleman; Schutz=protection; Truppe=troop; erneut=once more; beschossen(beschiessen) =shoot; neuerdings=newly; kursieren=go about; zudem=in addition; Flugblatt=flyer; heilig=holy; aufrufen=appeal)

今日の勉強時間…2hr


何か一言

your name:

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Thu Feb 23 00:50:29 JST 2006