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こだまの世界

---倫理学者のふしぎな日記---

1997年1月後半号

1997年1月後半の主な話題


ご意見のある方は、kodama@socio.kyoto-u.ac.jpまたはメイルを送るまで。


01/17/97(金)

・朝・

 あっれー。きのうの夜も眠れなかった。夜寝れない体質になったのかな。

 とりあえず卒論の掲載完了。全部読むような奇特な人はほとんどいないと思うけど、ちらりと読んで疑問に思ったことでも批判でも何でもメイル下さい。勉強させていただきます。

 とにかく院試の勉強だっ。時間がないっ。


・昼・

 当然そろそろ眠くなってくるわけである。

 お昼を食べてから、願書用の写真を撮って来た。今日が願書の提出期限なのである。

 希望の研究題目は「ベンタムを中心とする権利と義務の考察」。なんか変な日本語である。やたらおかしいぞ。これは間違ってるんじゃないか?ま、何となく分かるからいいか。


・夕方・

 カント読書会に寝ながら出る。(寝たやつが言うのも何だが)おもしろい。

 今からバンドの練習。まだそんなことやってます。


・夜・

 寝てないせいか腹がすごく痛い。ああいたい。とてもいたい。


・さらに夜・

 しばらく倫理学研究室でいすに座って「ぐでぇ」っと寝ていたら、あら不思議、元気になった。

 どうでもいいが我が倫理学研究室はガス漏れしている。とても怖い。戸締まりをする人は必ずガスの元栓を閉めるように。


01/18/97(土)

・超早朝・

 ドイツ語の勉強。二回生の秋に買って中途で挫折した・郁文堂の『独文解釈の研究』を再度やっている。短い文章なので、電車や道端でぶつぶつ言いながらがんばって暗記している。はた目から見たら相当気持ち悪いに違いない。

 それにしても何かを暗記するというのには、ある種説明しがたい喜びを覚える。覚えません?例えば歴史の勉強とか、「逝く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」だとか「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」だとか、「ローリングストーンズの第一期のメンバーは、ミックとキースとブライアンとビルとチャーリー」だとか。知識が自分のものとなる喜び。けどこれって服や靴を買うのと一緒の喜びかなあ?(あるものを獲得・所有する快楽、っていう意味で)


・なおも超早朝・

 腹へった。お腹痛かったから夕食はカロリーメイト一箱だったもんなあ。腹も減るわけだ。

 月末にレポートの提出が一つあるので、今ひまなのでその勉強をしている。たとえこれを出さなくても、たしか必要単位ぎりぎりで卒業できるはずである。が、題目が「所有について」であり、これはぼくにとっては興味深いテーマなので、ちゃんと書いて出そうと思っている。書いたらまたホームページに掲載するであろう。だから(今までのように)ひどいのは出せないのである。(自分に重荷を課すわけですな)

 しかし、ほんとにちゃんと単位はそろっているのだろうか。何度も確認したつもりであるが、ときどき不安になる。


・早朝・

 おはようございます。今日もがんばるぞ。

 う。今日はセンター試験の日か。図書館や生協はまさか閉まるのではあるまいな。

 もうセンター受けたのは4年も5年も前の話になるんだなあ、としみじみする。しかしこういう今の自分も2、3年後には、「院試を受けた頃のおれは若かったなあ」などと懐かしがられる自分になるんだから世の中不思議だ。

 そういえば小学校の卒業のときタイムカプセルとか何とか言って、クラスで箱を土に埋めたような記憶があるが、あれはどうなってるんだろうか、とふと思い出す。先生も生徒もみんなすっかり忘れて、そのまま埋めたままになってしまうんだとしたら笑える。


・昼・

 午前中は英語と倫理学の勉強を兼ねて、英語による倫理の歴史を読んで訳したり(かえって非能率的か?)、図書館行って所有権についての本を借りたりする。

 路上には受験生が満ちあふれている。もちろん神が「受験生あれ」と言ったからである。

 これからまた4時間バンドの練習。死にます。


・夜・

 バンドの練習終わり。メンバーの遅刻やら何やらで、あまり気合いが入らず。やたらと眠いし。ま、長いことやってりゃそんなときもある。次回はがんばろう。

 さて、「蛍の光」が流れ始めてきたのでそろそろ店を閉めて帰ります。皆様のまたのご来店をお待ちしております。なお、明日日曜日は休館日となっていますのでご注意下さい。


01/20/97(月)

・朝・

 郁文堂の『独文解釈の研究』を持ってくるのを忘れる。痛恨。

 土曜から日曜にかけて約16時間寝る。病気だ。

 しかし日曜から今日月曜にかけては、一時間ほども寝なかった。これは二日分寝だめした、ということであろうか。

 大学院入試対策本部設置。隊員は奥田隊員と児玉隊員の二名。オブザーバーとして江口さんも参加してくれる(かも知れない)。


 そろそろ家のコンピュータのもろもろのデータのバックアップを取らないといけないのだが、めんどくさい。MOが欲しい。

 部屋の掃除もしないといけない。あふれる本、山積みになったCD、ころげ回るビデオ。どうやったら片づけられるか。

 いつか引っ越すとしても、これらの品々を持って行くのは大変だよなあ。けど一度手にした本やCDを捨てるのはいやだし(悲しきコレクター癖)。


・昼・

 奥田君の卒論制作の歩みを見て自分の過去半年間を振り返る。ベンタムを選んで正解だったのであろうか。まあ、やりがいのある研究対象であることは間違いない。最近やっと正当な評価がなされ始めているし。

 そこで卒論作成上の反省点をつらつらと考えてみる。

と、考え出したらきりがないが、とにもかくにもちゃんと反省をして、今後の研究方法をより良くしていかねばならないっ、と一応思ったりもする。


 午後は倫理学史の勉強。


・昼下がり・

 …ねむい…。

 夢うつつの中でエピクロスとイエスとアウグスティヌスとアクィナスが現われては消えていった。

 これからバイトなのでそろそろ帰らねば。明日も来る。


01/21/97(火)

・昼過ぎ・

 あ、寝坊したっ。自転車撤去に抗議するために河原町四条にシット・インさせておいた・ぼくの愛する自転車が、ついに無慈悲な国家権力によって強制排除されてしまったかと思ったが、行ってみるとなんとか無事に済んでいた。京都市はナチスであり、自転車はユダヤ人である。もちろん撤去された自転車は、強制収容所であるアウシュビッツへと運ばれて、そこでペシャンコにされてしまうのである。ドナドナドォナァドォナァ...


 冗談はさておき、(上の話はフィクションであり、実在の人物、事件とはいっさい関係ありませんっ)、昨日ちょっとショックな話を聞いたのだが、詳しく書くのはやめる。塾のある先生が塾長をぼこぼこに殴ってクビにされた、という話。すごく後味の悪い話である。(これ、結局クビにはなりませんでした)


・夕方・

 ゆ、雪が降っておる、けけ、けしからんっ。帰れんじゃないかっ。こら今すぐ止みなさいっ。や、やめろ、ふぶくなっ。うっ、くくるしいっ。やめろ、いや、やめなさい、やめてください、ひ〜ん。


 久しぶりにウォーター=ヴァリー助教授とホワイト=ウォーター先輩を拝見する。奥田君と第一回大学院入試対策会議。

 卒論の口頭試問が2月4日11:00-11:30amに決まる。是非とも勝ってニューヨークに行かねば。え?これ大学生クイズ選手権大会じゃないの?ちょっとちょっと話が違うよぉ。


・夜・

 雪が少し積もった。帰ってどうなる、という感じになってきたので、今日は泊まらせてもらいまする。けど寒いから凍死するかもしれない。それにあしたの読書会の準備が出来ないのが問題。

 


01/22/97(水)

・真夜中・

 今出川通がこぉーっている。自転車でこけるよりも車が突っ込んでくる方が怖い。

 "I woke up to find myself frozen"ということにならないように使い捨てカイロを購入。大正解。

 『沈黙の艦隊』7巻まで読む。やっぱり今かわぐちかいじ(だったか?)が書いてる『心』よりも断然面白い。『イエロー』も悪くはなかったが、あたかも打ち切りのように終わってしまった。


・超早朝・

 うーん、ドイツ語を暗記する量が増えてきてそろそろつらい。現在までに18のミニ長文を暗記した。しかし人間の脳に限界はないはずだから頑張ろう。目標は60個。毎日、復習が大変なのだ。これはマラソンなのだ。


・極早朝・

 うーむ、そろそろ寝ておかないとやばいな。あんまり勉強が進まなかったが、仕方がない。

 イギリスの思想家トマス・ホッブズによると、大学に生協がない生活というのは「孤独で、貧しく、危険で、野蛮で、そして短い」ものであるから、われわれは安全を求めて生協に入るんだそうだ。確かに一理ある。ありがとう生協。


・早朝・

 なにやら天から声が聞こえてきたので、とりあえず大学院修士課程入試未確認情報なるものを作ってみる。たたき台にでもしてもらいたい。

 おいおい、まだ雪が降ってるぞ。電車は動いてるんだろうか。


・朝・

 降り積もる雪。ますますはげしい。

 ちょっと寝ないと死ぬべな。ああ、けど喫茶店に行って雑誌が読みたい。寝るのはあとにしようっと。


・まだ朝・

 あはは。いいですなあ、雪ってのも。なんだかうきうきして、犬のように転げ回りたくなってしまいますなあ。第一勧銀の行員が手袋もはめずにシャベルで雪かきやっているのは、何とも気の毒だったけど。頼むから手袋はめろっつーの。

 ところで、小林発作君は雪国出身だけあって、『おらが冬』には雪に詠んだ俳句がたくさんある。今日はそのうちの二つを紹介しよう。


あなうれし  はげの頭に  積もる雪

(解釈)
赤ら顔のおじさんが、はげ頭の上に白い雪を高々とのせて、意気揚々と歩く姿が自然と目に浮かぶ。さらにこの俳句を読む者は、はげのおじさんに富士山の姿をダブらせねばならない。


積もる雪  積もる仕事に  積もピンフ

(解釈)
これはすばらしいっ。「明け方、外は雪が積もっている。そしてわたしにはや らなければならない仕事が山積みである。しかしっ。し、しかしっ。......し かしわたしは性懲りもなく友達の下宿に来て、こたつを囲んでテツマンしてい るのである。ああこんなことでいいのだろうか。」朝になっても手堅く積もピ ンフで上がってるところをみると、きっと勝っているのであろう。普遍的な男 子大学生の等身大の姿を描き切った力作である。


・昼過ぎ・

 ひつこく雪は降る。さてあと一時間したら功利主義読書会。あらら。予習は一応済んだが、寝てない。いいんだろうか。


・夜・

 読書会終わり。後半はエネルギー切れで死んでた。ふらふら。とても疲れたのでもう帰ります。まーたあっしったっ。


01/23/97(木)

・朝・

 さっき出町柳駅でNHKラジオ英会話のテキストを持っている人を発見。まるでジャングルの奥地で偶然日本人に出会うような感銘を受けた。それ程大げさでもないか。


・昼・

 奥田君との大学院入試対策会議が無事終了。次は月曜日。ヤスパースなどというものを読んでいる。

 リンリー教授のファイルが一部消えていた。バックアップの方にもなかった。リンリー教授に怒られるっ。誰か助けてくれー。


・昼過ぎ・

 バイトなので帰る。あまり勉強せず。ではまた明日。


01/24/97(金)

・昼・

 寝坊。目覚まし時計のばがっ。

 しかし最近のウォークマンは一時間も充電すれば24時間以上使えたりするのに、なんで人間は8時間も寝てたった16時間しか活動できないのだろう。理不尽だ。(でもないか)

 リンリー教授のファイル、家にありました。お騒がせしてすいません。

 雨。しかも憂鬱なタイプの雨。


・昼過ぎ・

 大学院の修士の試験を受ける人が12人であることが判明。じゅじゅ、じゅうににんっ。ひえ〜。超激戦っ。がんばんなきゃ落ちる。落ちます。皆さん応援してくださいね。(しかし一体何人とるつもりなんだろうか)

 これからバンドの練習。あわただしい。


・夜・

 バンドの練習終わり。今から夕ごはん。


・さらに夜・

 勉強勉強。


01/25/97(土)

・真夜中過ぎ・

 う、いかんいかん。居眠りしてた。勉強勉強。


・さらに真夜中過ぎ・

 天からの命令が下ってきたので、研究室のホームページのアップデートを行なう。気を抜くとついついふざけたことを書きそうになるが、クレームがこわいので冒険は控えた。


・早朝・

 うーん。実りのない勉強。ムーアの『倫理学原理』をちょろちょろ読む。ブレンターノの『道徳的認識の起源』やシェーラーの名前が出てきたので、ムーアと某助教授とのつながりを邪推してしまった。

 まだ今一つ「快楽pleasureがそれ自体としては唯一の善である」というベンタムの主張が否定される訳が理解できないので、この本はぜひ読書会をしてみたいものである。


・朝・

 う、いかんいかん。また居眠りしてた。勉強勉強。寒いぞしかし。

 郁文堂の『独文解釈の研究』やっと25ほど暗記。しかし手のひらにためた水が指のすきまから少しずつ流れ落ちていくように、ぽろぽろと忘れてしまう。どっかで聞いた比喩だな。

 前にぼくがこのテキストで勉強しているのを見て、某M氏がそれは旧制高等学校の生徒が勉強するような・古い古ーいものである、と言っていたが、なんと実は次に博士課程に上がらんと試みている某Y氏も、修士を受けるときこのテキストを使って勉強したとのこと。いや、ただそれだけなんですけど。


・昼過ぎ・

 んー。構想は大きいが企画倒れになるかっ?構想約一カ月でやっと作った倫語のページ。皆さん応援してくださいよー。

 う、勉強しなくては。


・そろそろ夕方・

 う、バンドの練習に遅刻するっ。今日も4時間あるんだよなー。がんばろっと。


・晩・

 バンドの練習終わり。今からみんなで夕飯食べて帰る。しかしぼくはのどが痛いので、おそらく食べない。だいぶん悪化してきたので「KANRO-梅肉エキスと東洋ハーブ入り-健康梅のど飴」を買って来てなめている。ガムを噛むようになる前はずっとこれを買っていた。ぼくはいったんこれと決めると、パターンを変えるのがめんどくさいので、ずっとおんなじことをしてしまうのであった。

 また月曜日に来ます。お元気で。


01/27/97(月)

・朝・

 あれ、またハングアップしてたのでは?省エネ設定にしたのがまずかったんだろうか?

 ところで今日は、翻訳調の文章で書いてみることにする。


 わたしはここ二、三日の間、風邪を引いてしまっている。それはわたしを大変悩ました。そこでわたしは昨日たくさん寝た。しかしわたしの鼻は依然として走っている。


・昼過ぎ・

 読書会は約一時間遅れて始まった。なぜなら、わたしと奥田君はそれぞれ異なる場所でお互いを待っていたからであった。しかしそれにも関わらず、それはうまく行ったようにわたしには思われる。

 わたしはお腹が大変減ったので、これから昼御飯を食べに外出するつもりである。


・昼下がり・

 翻訳調終わり。さっき奥田君と勉強していると、女の人がアフリカ難民がどうのこうのと言って研究室に入ってきて、ぼくも奥田君もハンカチを一枚千円で買わされた。

 いや、こういうのは出来るだけ協力するつもりなので、別に構わないのだが、やっぱり後から「あれは本物だったのだろうか」と邪推してしまう。そう言えば前もおんなじこと書いたなあ。

 うちのバンドのギターのやつは、この手の勧誘を全然断われないやつである。昨日も、能力開発か何かの勧誘の電話がかかってきて、「電話じゃお伝えしきれませんから、ぜひ会いに来ていただけませんか」という言葉につられて、彼はのこのこと会いに行ったそうである。2時間話を聞かされたと自慢げに話していた。救いようがない。

 バイトなのでそろそろ帰る。眠い。


01/28/97(火)

・昼・

 奥田君との院試ドイツ語対策勉強会終わり。明日はこの勉強会と功利主義読書会がある。こんな生活でいいんだろうか?

 昨日は塾のバイトの後、疲れて朝まで寝てしまった。鼻が止まらない。冬眠したい。ううう。


・昼過ぎ・

 さっき昼ごはんを外に食べに行ったら、少年マガジンやその他の雑誌がくくって捨ててあった。ところでよく見ると、その中にはなんと岩波文庫のプラトンの『国家』上下巻もはさまれている。われらがプラトンの『国家』は、少し紙の色が茶色くなっているので新品同様とまでは行かないけれども、ほとんど読まれた形跡もなく、きれいなままである。

 そして周りにはだれもいない。

 ---さて、あなたならどうするであろうか?


 結論からいうと、ぼくは拾って持って帰ってきた。これからその正当化の理由を述べたい。

 もちろん、一般的に言って、「落ちてる物を拾う行為」は、あまりほめられたものではない。拾った物を交番に届けるならともかく、私有物にするのであればなおさらである。

 しかし今回の場合は、落ちていた物は、捨てられたものであり、すなわち明らかに所有権が放棄されたものであった。

 ところで、捨てた人は、仮にもくくって捨てたのであるから、もしかしたら「家で寝ているプラトンが、再生紙になって人様のお役に立てますように」との願いを込めて、泣く泣く虎の子のプラトンを手放したのかもしれない。

 そうすると私は捨てた人の願いを踏みにじったことになる。

 ---けれどもここで私の美学が介入してくる。

 「例え再生紙になるにしても、マガジンごときとプラトン様が混ざりあうのは許せんっっ」(ごめんなさい、マガジンさん。ほんとは毎週楽しませてもらってます)

 ・・・という理由で結局拾ってきたってのはだめ?やっぱなんか落ちてる物を拾ってくるのはどっかうしろめたいよなあ。誰のものかわかんないから汚い気もするし。うーん、拾ってくるんじゃなかったかなあ。


・夕方・

 家で勉強できる余力があるように、そろそろ帰ることにする。レポートの提出期限も迫っているし、やるべきことは山積み状態である。

 先ほど、某I氏も郁文堂の『独文解釈の研究』を使って勉強したことがある、と言われていた。そこでちょっとみなさん(みなさんってだれ?)に教えてもらいたい。


わたしも郁文堂の『独文解釈の研究』を、
使った
使っていない

また、他におすすめのドイツ語テキストは、

注.情報を教えていただいた方の中から、抽選で5名の方に幸運が当たります。


 ではまた明日。


01/29/97(水)

・朝・

 昨日、ドイツ語のテキストについてのアンケートをしてみたら、朝すでに4通返事が来ていた。ううう。ありがとうございます。あなた方にはもれなくGlueckが当たります。まだ答えていないあなたも、おひまならば(いや、あなたはひまなはずですっ)、答えてください。

 それで回答の内容はというと、郁文堂の『独文解釈の研究』(阿部賀隆著)を使ったがあれは古いという人が一人。この方は郁文堂の『独文解釈の秘訣』(I-II)を勧められている。後で生協に行って見てみよう。

 郁文堂の『独文解釈の研究』を使わなかったという人が二人。ちなみに、コメントにあった"Ich habe Ihnen eben geschrieben."というのは、「わたしは貴殿にたった今書いてしまった」という意味なのでしょうか?

 残る一人はドイツ語教師をしている方で、有益なアドヴァイスをくれはっ た。しかし倫理の院試二次の問題ってさ、ドイツ語の哲学書を1ページほどコ ピーして、ハサミで切って、のりで貼っ付けて、ボールペンで「次の文章を全 訳せよ」て書いてあるだけだもんね。独作文も何もないの。だからとにかく和 訳の練習をしなくちゃいけない。けど確かにもう少し文法の復習をする必要が あります。


 昨日も家に帰ってしばらくしたら朝まで寝てしまった。いいんだいいんだ、寝る子は育つっ。

 が、とにかくレポート書かんとやばいですたい。今日は勉強するぞーっ。


・昼・

 奥田君との読書会終わり。一時間ほど。次は"Wie lernt ein Kind Deutsch sprechen"という、二回生のときにぼくが受けた授業のテキストを使って勉強している。結構面白い。


・昼過ぎ・

 『独文解釈の研究』使ってない人がもう一人増えました。(4人目)そんなに有名な本ではない、ということかな? 

 もうすぐ功利主義研究会。予習してないよー。(死なされるっ)


・昼下がり・

 読書会終わり。これから図書館で調べ物。オックスフォード・イングリッシュ・ディクショナリー(OED)のお世話になりに行きます。眠い。


・夜・

 2時間ほど、OEDとにらめっこしてた。目がつぶれます。

 それで非常にラディカルな結論にたどり着いた。と思う。レポートを完成させるまでは一応ひみつ。書き上がらないかもしれないが。

 さて、オムライスでも食べてそろそろ帰りますか。

 (あした塾のバイトと奥田君との勉強会があるんだよなあ)

 (レポート書けるかなあ。金曜日提出なのに)

 (いや、弱音は吐くまい)


01/30/97(木)

・朝・

 まずザンゲ。きのう夜十時ごろ家に帰る途中に、自転車同士でぶつかってしまった女の子、このページを見てるはずないと思うけど、ごめんなさい。メガネかけてなかったうえ、レポートのシュミレーションに熱中・興奮していたので、前から来るあなたに全然気付かなかったのです。しかし出来ればこれからはランプを付けて走ってくださいね。世の中にはぼくのような危なっかしい自転車乗りもいますから。

 院試の受験票が来た。114番。入っていいよ、ということだろうか。あ、いかんいかん、縁起をかついでどうする。まず勉強しなさい。


・昼・

 奥田君(受験番号111番)と勉強会。その後中央生協で昼ごはん。これからレポートを書き出す。明日の〆切に間に合うであろうか。


・昼下がり・

 バイトなのでもう行く。レポート進まず。明日も来る(はず)。


01/31/97(金)

・夕方・

 ......書けました。昨夜1時間、今日4時間で一万字のレポート。半分ぐらいは英語の引用だと思うけどさ。もしかすると卒論よりも面白いんじゃないかな、って思う。ま、とにかく、今日の夜にホームページにのせるから、ぱらぱらと見て評価してくださいよっ。

 6時からバンドの練習だから、それまで喫茶店に行ってくつろぐことにする。あー、腕がだるい。


・夜・

 バンドの練習終わり。コーラス入れるのに難儀。夕食済み。これからレポートのホームページ化。


・深夜・

 レポートのホームページ化終了(まえがきくらいは見てみようね)。あああ疲れた。これからまだバンド関係の仕事がある。あす朝の奥田君との勉強会、予習できるであろうか。

 けど、レポートも終わったし、これから本格的に院試の勉強しなきゃなあ。がんばろっと。


Satoshi Kodama
kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp
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Last modified: Thu Jan 21 01:53:04 JST 1999