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こだまの世界

---倫理学者のふしぎな日記---

99年9月下旬号

この四つの性向 [優れた性格(有徳な性格)、意志の強さ、意志の弱さ、 悪い性格(悪徳な性格)] を現代社会の例で説明すると次のようになる。 まず、第一の性向を持つ人は、 交通渋滞のなかでも平静を保つことが容易にできる穏やかな人であり、 第二の例は、怒りっぽいが自制することのできる人であり、 第三の例は、怒りっぽいが平静を保とうと努力し、 それに成功しない人であり、最後に第四の例は、 あたり構わずののしり、わめきちらして何ら良心の呵責を感じない人である。

J・O・アームソン、『アリストテレス倫理学入門』、雨宮健訳、岩波書店、 1998年、56頁 ([--]内はこだまによる注)


9月下旬の主な話題


何か一言


09/21/99 (Tuesday/mardi/Dienstag)

この日記を読んでいる正直な人はきわめて少数であることが判明した。 邪悪な人は正直な人よりもはるかにたくさんいるような気がするが、 その数は不明。す、姿を現わせっ。

昨日は某古本屋で買いもの。 今、某古本屋ではマンガ以外の小説や新書が半額。 したがって新書は25円。たいしたものないけど。

トゥーリーの翻訳の手直しをしようと思ったが寝たおしてしまう。やばい。


ところで、昨日、an|mommenという動詞を作ってみた。 用例は以下のごとし。意味は推して知るべし。

わ。久しぶりに下ネタ。


夕方

トゥーリーの翻訳の手直し進まず。 お昼から授業。

3コマ目の情報倫理は、 某氏と某君の二人がそれぞれ発表した。

中央食堂で買ったサンドウィッチを食べたあと、 4コマ目の第二演習。某先輩のミル。 こないだ日本公益(功利)主義学会で発表した、 善と欲求の関係についての英語の論文。

その某先輩にルネにロールズの『正義論』の第二版が入っていると聞いたので、 授業が終わったあと、某ロールジアンと一緒に買いに行く。 しかし、おれには今のところ必要ないかと思って、 結局買わずじまい。科研費ももうないし。 注文していた本を一冊受けとる。


秋の日はつるべうち。いや、ちょっと違うな。

3周年を迎えてつらつらと考えてみるに…、いや、やめとこ。 もう少ししてからまた書く。


日記の整理をする。


今日やったこと


何か一言


09/22/99 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

昨夜は日記の整理をしたあと、某所でお好み焼きを食べてから下宿に戻った。 『サラリーマン 金太郎』第11巻〜第12巻。金太郎、結婚。

それから『メノン』をパラパラと読んでしばらく寝る。 真夜中に目が覚める。 学校で勉強をしようと思って下宿を出て、 途中、某所で夜食にキムチ鍋を食べる。 『ドカベン プロ野球編』第9巻、第10巻。 店を出ると雨。急いで大学へ。

昨日、ウェブ日記が3周年を迎えたことに関して、 「この日記を読んでいる正直な人はきわめて少数であることが判明した」 と書いたが、その後さらに、 誠実な方からのメイルを一通二通といただき、 やはり世の中には善人の方が多いことを悟った。

一方、祝電メイルを出してこない邪悪な人々のほとんどは、 研究室内外の身内か、あるいは数年来この日記を読んでいると思われる人々で、 実にケシカラン。一年に一度の頼みを無視するとは暴虐ここに極まれり。 万死に値する。し、死ね。

親しき仲にも礼儀はないのか。 君の良心はすさんだ社会に生きているうちにすっかりすり減ってしまったのか。 こういう人は結婚して二三年も経つと結婚記念日をすっかり忘れてしまい、 同僚と飲む約束を入れていたりして相手をカンカンに怒らせることになるのである。

あ、うそです。冗談っす。つい口がすべってしまいました。 こころね優しき皆様方からの、 叱咤激励のメイルを心待ちにしております。

いかんいかん、勉強勉強。


こんなことを書いては不謹慎だが、 自分の気持ちを正直に記述すると、 台湾のニュースの方がトルコのニュースよりも心が痛む。 おそらく身内が一人死んだら、 台湾のニュースよりもさらに胸のつぶれる思いがするのだろう。 もちろん、 そのような感じ方があるべき姿なのかどうかはまた別の問題で、 よく考えてみなければならない。


うう。トゥーリーのやつ、ぜんぜん終わらんぞ。


今日ニュースを読んだよ、びっくりさ
うまくやったツイてる男の記事のことだよ
どっちかというと悲しいニュースだったけど
笑わずにはいられなかった
写真を見たんだ

そいつは車の中でぶっとんでたんだ
信号が変わったのにも気づかずに
おおぜいの人が立ちどまって見ていた
みんな彼の顔には見覚えがあったんだ
彼が貴族院の人間かどうか
だれにもはっきりとはわからなかったけど

今日映画を見たよ、びっくりさ
英国軍がちょうど戦争に勝ったところだったんだ
おおぜいの人は背を向けたけど
ぼくは目をそらすことはできなかった
本を読んでいたから
君に教えてあげたい

目が覚めて、ベッドから転げだす
頭をクシでとく
どうにか階段をおりて一杯飲む
見上げると遅刻してることに気づく
コートを見つけ帽子をつかむ
ぎりぎりバスに間に合う
どうにか階段をのぼって一服やる
だれかがしゃべりぼくは夢の中へ

今日ニュースを読んだよ、びっくりさ
ランカシャーのブラックバーンに四千もの穴だって
穴はけっこう小さかったけど
全部数えなくちゃならなかったんだって
アルバート・ホールを一杯にするのにいくつの穴が必要かを学んだだろうね
君に教えてあげたい

The Beatles, `A Day In My Life'


某ソファで少しだけ寝る。寝不足。死ぬ。


昼下がり

う。3コマ目寝すごしてしまった。

朝、下宿に戻り、寝る。 お昼すぎに一度起きたが、睡魔には勝てず、 さらに寝る。昼下がりに起きて、 某氏にトゥーリーの翻訳手直しを一部分渡すために大学へ。

学部生のときにバイトしていた某塾の先輩の先生から祝電メイルが来ていた。 今は某大の先生になっているようだ。 フルブライトの件でいつでも相談に乗ってくれるとのこと。 感謝感激。持つべきものは(こころ優しい)先輩である。 いや、もちろん「すべての先輩はこころ優しい」というのは アプリオリな総合判断なわけだが。


夕方

某喫茶店で遅い昼食。ミックスサンド。マガジン。サンデー。

研究室に来る途中、雨に濡れてしまう。


研究室で出している『実践哲学研究』の件で、 某先輩と某君と相談する。 参考のために書きとめておこう。

おれは、みなが忙しいのは承知だが、 10月16日の日倫(日本倫理学会)で売ることができるよう、 とにかく当初の月末〆切の方向で努力してもらいたいと述べた。

一方、編集長でもある某先輩は、 日倫よりもみなが書くことの方が大切だから、 日倫で売るのはあきらめてでも、 10月15日ぐらいまで〆切を伸ばすべきだと言う。

某先輩が言うことはもっともで、 日倫で売るために誰かが原稿を落とすことになったらそれは問題である。 しかし、 編集長が〆切を遅らせてもよいと明言するところに不満を感じる。 本当にそれでいいのか。一見するとこちらの方が人道的判断に見えるが、 後輩に〆切を破る傾向性を植えつけようとする陰謀ではないのか :-)

おれの目算では30日〆切でも10月5日ぐらいまでは大丈夫と思っていたのだが、 どうも日倫に間に合わせるためには本当に30日〆切になりそうだ。 日倫で発表する某君は忙しいのでどっちにしろ無理そうだとのこと。 もう一人の執筆予定者である某君は、 電話で話したところ、15日までならなんとかなりそうとのこと。 ま、それじゃしかたないので、おれも15日ということで折れることにした。 しかし。来年はもっと厳しくあるべきだと思っている。 なあなあはいかんよ。

う〜む。いつのまにかおれは義務論者になってしまったようだ :-)

みなさんならどう判断しますか? この件に関するご意見をお待ちしております。


うう。トゥーリーたいへん。 しかし、去年は某先輩に同じことをしてもらったしなあ。 やっぱり某先輩はすごいよなあ。 ああいう有徳な人を目指さねばならない。 汝なすべきがゆえになしあたうはず。 あれ、これってすごい根性論だな。


某所にて食事。スペリオール。 そろそろ自炊を復活させたいのだが。

眠い。しかしノルマが。ノルマが。


びいまいー、びぃまいべいべー。


真夜中

今日は日記の量が膨大だな。

散歩ついでに某所に行ってCDを購入。 今月は倹約しようと思っているのだが。

う〜ん、安いと何でも買ってしまうなあ。


何か一言


09/23/99 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

まだトゥーリー。死ぬ。

ハーマンズ・ハーミッツの「ヘンリー8世君」って初めて聴いたけど、 想像していたよりパンクっぽくてかっこいい。 今度バンドでコピーしてみようかな。


眠い。 いちおうトゥーリーの今日の(正確には昨日の)ノルマが終わったので、 下宿に戻って寝る。続きは起きてから。

ええと、昨日も善良な市民の方々から心のこもったメイルを数通いただきました。 どうもありがとうございます。 初心に立ちかえり、みなさまのために一層励んでいく所存でございます。


昼下がり

昨夜、下宿に戻ると、日米教育委員会から封筒が来ていた。 震える手で開けてみると、面接の通知が。 読むと10月上旬に行なわれると書いてある。 また東京に行かねばならんのか。 英国に行くお金がなくなる。

というわけで、 ふたたびフルブライト経験者の人々の助けを乞うことになると思いますが、 よろしくお願いします。

朝、久しぶりにゴミを出す。お昼過ぎまでぐうぐう寝る。 シャワーを浴びて大学へ。今日もトゥーリー。


夕方

トゥーリー。

9月10月11月の予定を考えるとクラクラしてきた。 忙しい。助けてけろ。


そういえばこないだ兄の奥さんに、 某有名歌手が某コロンビア大学の哲学科を受験するという話を聞いた。 ファンの人々も必死に勉強してコロンビア大学に入学しようとするんだろうか。

トゥーリー、今日のノルマの5分の2が終了。たいへん。


真夜中

夕方、倫理学史読書会。マルクス・アウレリウス〜プロティノス。 プロティノスの説明はあんまり倫理学的じゃなかったけど。

それから某所で食事。 昨日某君が応用倫理学の授業でやった少年犯罪の実名報道に関する発表の レジメを見ながら、いろいろ話をする。

そのあと、某所に行き、モーニングとチャンピオンを買う。 マンガを読んでいるとすっかり遅くなってしまった。 トゥーリーの残りを急いでやらねば。

明日スクラーの授業があることをすっかり忘れていた。やばい。


今日やったこと


何か一言


09/24/99 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

ひっ。もう24日。まだまだトゥーリー。 今手直しをしていたのは、 チェスの名人のポルガー姉妹のクローンを作り、 オリジナルとよく似た環境で育てればチェスの名人を再生産できて社会に有益だ、 というところ。 しかし、チェスの名人をそんなに増やしてどうするつもりなのか。 コンピュータと戦争でもするのか。


そういえば、先日青森出身の某君からリンゴをたくさんもらった。 感謝感激。


今日の(昨日の)ノルマ終わり。さっさと下宿に戻って寝るべさ。


お昼

昨夜、下宿に戻ってから久しぶりにラーメンを作って食べる。 それからフトンに入ったがなかなか寝つけず。 風がゴオゴオ言う。

ついお昼まで寝てしまう。急いで大学に来る。 途中、高野川沿いのバス停の標識が軒並み倒れているので驚く。 中央食堂でサンドイッチを購入。 今日、食堂は台風のためにお昼過ぎで閉店するらしい。

研究室でネットを使って警報・注意報情報を調べると、 なるほど京都にも警報が出ている。 授業はあるんだろうか。あるんだろうな…。


お昼過ぎ

スクラーの授業は残念ながら休講になった。 え、何をニヤついてるんだって? いや、そんなことはないです、ちっともうれしくなんかないです。 ないですったら。


昼下がり

某所のテレビで台風が猛威をふるっていることを知る。 おそるべし。休講で喜んでいる場合ではない。


某洋書屋に連絡してみたところ、 某ベンタム全集の支払は来年度の科研費まで待ってくれるんだそうだ。 やった! ということはまだ本が買えるぞ! (来年度どうするのか知らんが--来年度のおれガンバレ)

そういえば、先日知ったのだが、 放送大学というのは英語でUniversity of Air というんだそうな。 知らない人が見たら、これはどう見ても「空気大学」あるいは「空の大学」 と考えると思うのだが…。


トゥーリー。はかどらず。

あ、さっき某君に証明書発行ロボの使用法を教えるついでに、 今度東京に行くときの学割をとっておいた。


トゥーリー。ようやく今日のノルマの半分が終わった。 あと半分で手直しは(一応)完了する。

さっきルネに行ってみたら、台風が来るというのでお昼過ぎで閉めていた。 やるな。

一応まだ暴風警報が出ているようだが、実際のところ、 ここらへんはそれほどひどくなく、雨もほとんど降っていない。 なぜなんだろうか。

あれ、夕焼けの空の色がすごいな。 空も街もぶどうジュースを水で薄めたような紫色になっている (どんな色だ?)。


しばらくしてサトシがふと窓の外の空を見ると、 いつのまにか空は墨で塗ったように真っ暗になっていた。 山と空の境目も見えない。 街の明かりも心なしか弱々しい。

それから視線を部屋に戻すと、 サトシの傍らには「たれぱんだ ちょこばあ」 と書かれた楕円形の箱が置いてある。 箱の上にはポストイットが貼ってあり、 「お○だ 予約済」と書いてある。 箱の側面には 「いつのまにか いどうしている。」 「ふくよかなしり。」などと愚にもつかないセリフが書かれている。 猛烈に腹が立ったが、予約されている手前、踏みつぶすわけにもいかず、 サトシはただ、しっ、死ね死ね、とつぶやくのであった。


うう。あとちょっと。


勉強しない子に勉強させるにはどうすればいいのか。 「勉強が楽しい」と思うようになる傾向性を身につけさせる方法は二つしかない。 一つは目の前にニンジンをぶらさげることであり、 もう一つは棒で尻をひっぱたくことである。

ニンジンをぶらさげる手は、 やはりテストの点に応じて金目のものを与えるのがよいであろう。 このとき、「100点とったら100万円あげる」などという無理なことは言わず、 学力に応じて無理のない賞金額を提示すべきである。 男の子であれば、ゲームソフトなど、 女の子であれば、服その他も有効かと思われる。 クレジットカードを一日使い放題にする、 というのも刺激になると思われる。

棒で尻をひっぱたくのは、学校の教師がやると首になるが、 親がやる分にはまったく問題ない。 要は警察に見つからぬ程度にやればよいのである。 中間テストで悪い点を取ったら、 期末テストまでは冷やメシを食わせる、 あるいは白いメシは食わせない、 一番風呂には入らせない、 小遣いは半分しかやらない、 などなど、いろいろ考えられる。 このとき、子供がグレない程度にいじめることが肝要である。

勉強しない子は、往々にして学歴社会の厳しさを知らないのであるから、 学歴差別のひどい会社や役所などに連れていくと良い。 某ソニーなどの、学歴不問を称する会社の存在は決して知らせてはならない。

勉強が嫌いな子を、一昼夜にして勉強が好きな子に変えるのは、 脳に電極でも埋めこまない限り不可能である。 習慣付けによって、勉強を好んでする傾向性が徐々に身につくよう心がけたい。


某お好み焼き屋にて夕食。イカ焼きそば(大)、冷やっこ。 『サラリーマン 金太郎』13、14巻。 金太郎、浮気しそうになる。

間もなく君は死んでしまう。それなのに君はまだ単純でもなく、 平静でもなく、 外的な事柄によって害を受けまいかという疑惑から解放されてもおらず、 あらゆる人にたいして善意をいだいているわけでもなく、 知恵はただ正しい行動をなすにありと考えることもしていないのだ。

(マルクス・アウレーリウス、『自省録』、神谷美恵子訳、岩波文庫、1956年、55頁)

していないのだ。


うう。あと最後のまとめだけ。がんばれがんばれ。


真夜中

お、お、終わりーっ。やったやった殺りました。ようやく終わりました。 これで明日から『実践哲学研究』の論文が書けるっす。

トゥーリーは一日5頁ずつ手直しをしたわけだが、 無理のないノルマを作ると仕事がかなりはかどることを発見。 できれば論文にもこの手法を用いるべし。


今日やったこと


何か一言


09/25/99 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

昨夜は、少し気分が沈みはじめていたので、ビデオ屋で『バンディッツ』 という映画を借りて下宿に戻る。

真夜中、『バンディッツ』を観る。ドイツ映画。 バンドをやっている囚人(女性4人)が脱獄し、 警察に追われながらもゲリラ的にライブをやって一躍有名になる、 という筋書き。いろいろドラマがあっておもしろいし、 特に最後のライブシーンはカッコよくて感動する。B+。 (ハリウッドでリメイクが作られるらしい)

見終わったあと、 バンドがカヴァーしていたAll Along the Watchtowerをコピーしてみる。 この曲もカッコいい。

お昼に起きてシャワーを浴び、某喫茶店へ。ピラフセット。 それからルネで買いもの。 本を買うお金がまだ使えることがわかったので、 うれしくなって大量に購入する。

その他に、『AB・ROAD WEST』(リクルート)なども購入。 英国旅行に行くならさっさとチケットを買わねば。


某所で行なわれた情報倫理学研究会に参加。 某さんのフィルタリングの話と、 某さんのヴァーチャルリアリティの話。 そのうちコメントを書かされることになりそうだ。

さて、『実践哲学研究』を書くために今日から山に籠るか。 みなさん、追わないでください。 授業に出てこなくても怒らないでください。


某師匠と食事。場所は先日行ったばかりの某お好み焼き屋 :-) 研究室内の学生とばかり読書会していないで、 他所の研究室にでも行って喧嘩売ってこい、と叱られる。 おっしゃるとおりです。

さて、山に行くか。


今日やったこと


何か一言


09/26/99 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

山に籠っていたかったのだが、高槻に行く用事があったので、 仕方なく下山する。

お昼前に起き、電車に乗って高槻へ。 古本屋に立寄りつつ、某所のコミュニティーセンターへ。

ところで、小さいころから、「コミュニティセンター」 というのは言いにくい言葉だった。というか、 「コミュニティ」なのか「コミニュティ」なのか、 なかなかわからなかった。 「シミュレーション」についても同じことが言える。 今でも「シュミレーション」の方が言いやすかったりする。

その某コミュニティセンターで小さなお別れパーティに参加する。

夕方に京都に戻ってくる。さて、これからまた山に籠らねば。

たまたま某教授が某所にいらしたので、面接の心得を教えてもらう。 面接では、専門外の面接官に、 「ところでベンタムとマルクスの関係はどうなっているんですか」 とか、「ベンタムとキリスト教との関係はどうなっているんですか」 とかいう無茶な質問を尋ねられることもあるよ、 とおっしゃられるので、 青くなってそんなときはどうしたらいいのかを訊くと、 某教授曰く、 「そういうときは、あらかじめ三つぐらいの答を用意しておいて、 どんな質問でもその答を言えばいいんです。 一番よくないのは何も答えられないことなのだから、 少々強引でも、とにかく何かをとうとうとしゃべれば相手も納得するもんです」 とのこと。 う〜む、勉強になるなあ。


今日やったこと


何か一言


09/27/99 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

う。また下山してしまった。

昨日は夕方に某所で買いものをして下宿に戻る。 途中タコ焼きを買ったが、 これがまずいし高いしで、 よっぽど店に火をつけてタコ焼き屋焼きを作ってやろうかと思ったぐらいだ。

それはともかく、下宿でシーフードカレーを作る。 シーフードミックスという邪道な冷凍食品を使ってしまう。 食事をしながら、 筒井康隆の『心狸学・社怪学』を読み終える。なかなか楽しめた。 「近代都市」が汚なくてよい。

ソファでお昼まで寝てしまう。 勉強ははかどらず。結局一日の大半を寝てすごしたと言える。

一句: 夏過ぎて秋山籠りて冬眠す

起きてから左京区の市役所へ。 住民票の異動をしてからそのままにしておいた国民健康保険に加入してきた。 銀行振込みにして大丈夫なんだろうか。 身ぐるみはがれるのではなかろうか。


業務連絡。 「台風一過」というタイトルでメイルを送ってくれた方、 返信しようと思ったらお書きになっているメイルアドレスが正しくないようで、 返信できませんでした。そのうちまたメイルして下さい。


わ。ついに英国行きのチケットを購入してしまった。 結局H.I.S.の6万7千円のチケットになった。 出発は10月**日、戻ってくるのは10月**日。 う〜む。ついに買ってしまったな。 こうなったら行くしかあるまい :-)


う。忘れものをしたのでまた下山して来てしまった。 山と研究室の距離が近すぎるのがいかんのだ :-)

昼下がりに某喫茶店でピラフセットを食べる。ジャンプ。

それから下宿で洗濯物を干す。 カビが点々と生えてしまったティーシャツはやむなく捨てる。 シャワーを浴びて、しばらく河原でギター片手に歌を歌う。

宵、論文に手を入れていると、忘れものに気づいて研究室へ。 しかしもうこれでしばらくは来なくなるはず。


今日やったこと


何か一言


09/28/99 (Tuesday/mardi/Dienstag)

ああっ、また山から下りてきてしまった :-)

メイルをチェックしようと思って某所へ。 すると、先日新宿の紀伊國屋で買って、 いつ到着するのかとヤキモキしていた洋書が届いていた。

以上の本は研究室に置いておくつもり。みなさんお使いください。

さて、また山に籠るべし。眉を剃れっ。


何か一言


09/30/99 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

ふたたび下山してきた。眉毛は……(さわさわ)……ある。

これから某飲み会なのでまた。


「某先輩の婚約記念、兼、某先輩の就職記念祝い飲み会」 に一次会だけ出席してきた。 場所は今回も某飲み屋。 某教授と主要な院生のほか、某先輩や某先輩も来ていた。 みなで鍋をつつきながらバカ話をする。

論文が気がかりだったので、おれは一次会だけで遠慮させてもらった。 う。一次会が終わって研究室に戻ってくるときに、 自転車を某居酒屋の前に忘れてきてしまった。くそ。なんてことだ。

明日は授業があったり読書会があったりして忙しい。 なんとか今週末に論文を書き上げたいのだが。


今日やったこと


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Thu Sep 22 18:35:31 JST 2005