/ こだまの(旧)世界 / 読み物 / こだま美術館 / ゲソダイ哲学リンク集 / weakly news / web diaries / このサイトの検索 / indexにもどる

KODAMA'S (NEW) WORLD

人間もミツバチとまったく同じ境遇で育てられれば、未婚の女性が、 働きバチのように、兄弟を殺すのは神聖な義務であると考えるのも、 母親が妊性のある娘を殺そうとするのもおかしくはないだろう。 誰も、それをやめさせようなどとは思わないはずだ。

---チャールズ・ダーウィン『人間の由来』(1871)


昨日 / 明日 / 2013年5月 / 最新 / はてな

この日の出来事


31/May/2013 (Saturday/samedi/Sonnabend)

娘が発熱、某研究会など

定時起床。髭剃り、朝食、朝刊。娘の体温がまだ高いので(他の症状はない)、 今日は保育園はあきらめて朝から診療所に行き、薬をもらってから某大学病院 の病児保育に預ける。地下鉄に乗ったりタクシーに乗ったりして、これだけで 一仕事だった。

それから研究室に行き、お昼すぎまでいろいろ雑用。昼下がり、某ルネで昼食。 それから充電池などを購入。ルネを出ようとしたら病児保育から電話があり、 熱が39度台まで出たので迎えに来てほしいとのこと。演習を休ませてもらい、 娘を迎えに行く。それからタクシーで帰宅。熱さましを飲ませてしばらく一緒 に寝る。

夕方に某妻と交代して某病院に急いで行き、某研究会。終了後、某所での飲み 会に一瞬だけ顔を出して帰宅。

夜、夕食。食器を洗う。娘は元気だったが、夜中に薬を飲んでから寝かしたと ころ、まだ熱が39度台後半まで上がったので、ふたたび熱さましを飲ませる。

夜中に少し仕事をしてから就寝。


31/May/2012 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

某編集者来訪

今朝も娘が早起きしたので、少し早めに起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食、朝刊。

午前中は娘を保育園に送ったあと、本三駅前の喫茶店で雑用とクローンの勉強。

お昼、某コモンルームで昼食。人がいない…。

お昼すぎ、雑用と某校正作業など。

昼下がり、某編集者来訪。再校を確認のうえ手渡す。これで自分の作業は終わ り。あとは寝て待つのみ。

夕方、雑用。またクローンの勉強も少し。某氏らとコーヒーを飲みながら雑談。 そのあと、週末の研究会の準備や書類書きなど。

夜、地下鉄で帰宅して夕食。

夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。

今日は疲れたので早めに寝よう。


31/May/2011 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

昨晩は布団に入ってからYouTubeでいろいろ音楽を聴いていたら寝るのが遅くなった。 朝、遅めに起床。朝食をとったあと、二階の勉強部屋で雑用と勉強。

お昼すぎに大学へ。お昼はコンビニでパンなど。

昼下がり、某ミーティング二件。

夕方、研究室で雑用。涼しかったせいか、お腹の調子が悪くなる。

夜、帰宅途中で某所でCDケースを五つ買う。某妻が実家から帰ってくるという うわさを聞いたので、いいかげん地震で壊れた本棚から溢れ出したCDなどを 片付けておく必要がある。もっとケースを買い足さないといけない。

夜中、二階の勉強部屋で週アスを読んでからキケロの勉強。いろいろ雑用もこなす。 真夜中、パスタを作って食べてから、さらに勉強。もう寝ないと。 6月になってしまった。


31/May/2010 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

朝、早起き。シャワー、朝食。

早めに出勤。午前中は雑用と勉強。文献の整理など。

お昼、某氏と少し遅めに農学部の某ファカルティハウスに行き、昼食。 なかなか良いところ。

昼下がりに研究室に戻ってきて、少しシエスタ。 それからまた文献の整理と雑用。今日は比較的平穏に過ごす。

夕方、某氏と打ち合わせ。今週もいろいろと仕事が。

夜、弁当を食べてからもうしばらく文献の整理など。 読むべき本が次から次へと出てくる。

それから御殿下のジムに行き、ひさしぶりに筋トレ。 御殿下の工事がほぼ終わっていた。

研究室で一服したあと、夜中に帰宅。 某妻に簡単に夜食を作ってもらう。感謝。

新聞を読んで少し勉強したら寝よう。

真夜中

二階の勉強部屋で新聞。それから少し某翻訳作業(足を洗ったはずがまたやってる)。


31/May/2009 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

朝、遅くに起きる。シリアル、朝刊、シャワー。

散髪は来週ということにして、お昼すぎに大学へ。五月祭二日目のようだ。 古いHPのパソコンにubuntuを入れたり、本を読んだり。

最近、ちょっと腰が痛い(パソコンに向かいすぎだ)ので、 研究室に自宅のエクササイズボールを持ってくる。

真夜中

夜まで研究室。少しだけ勉強する。帰るときは外は小雨になっていた。

夜、夕食をとってから某妻と一緒に歩いて巣鴨の漫画喫茶へ。ほぼ一ヶ月ぶり。 これだけひさしぶりなのは、5月前半は新型インフルエンザが心配だったのと、 5月後半はubuntuにはまっていたからだろう。満喫する。


31/May/2008 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼

早朝に目が覚めたので、ついでにゴミ出し。そのあと、朝遅くまで二度寝。 朝食、新聞。ネットで注文していた砂時計が届く。

今日も寒いので、ガスファンヒーターを使った。 夜から降っていた雨は、ようやく止んだ様子。

真夜中

今日のこと。お昼すぎに某妻と連れ立って地下鉄で秋葉原へ。 まず、某東大病院の寄付金の問題が取り上げられている週刊朝日を(今ごろ)購入。 それから寿司屋で昼食。そのあと、某妻と別行動を取り、 駅前の某ソフマップでDELL 4500C用の中古メモリ(512MB, PC3200-CL3)と 新品グラフィックボード(GFX5200-LA128C)を購入。 自宅の古いDELLはできればもう少し使おうと思っているので、 少しパワーアップを図ろうと思って。

その後、某妻と合流し、しばらく辺りを散策。 某妻は東京生まれなのに、秋葉原は今回が初めてのこと。 そのまま上野まで歩いて行き、バスで千石に戻ってくる。

夕方、帰宅してからDELLのコンピュータを初めて開けてみる。 5年分の埃をまず掃除し、グラフィックボードを付け、 メモリも何とか付ける。 メモリは128MB+256MBだったのが、256MB+512MBになり、 けっこう早くなる。といっても、貧弱は貧弱に違いないが。

夜、某妻と池袋に移動し、某氏と三人でパスタとピザとワイン。歓談。 酔っぱらう。その後、駅前の喫茶店で一服したあと、山手線で帰宅。 夜の山手線は問答無用でドアを閉めるのでちょっと怖かった。

真夜中2

真夜中、某妻とえんえんとゲームをやる。もう寝ないと。


31/May/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

起きる。とりあえず雨は止んでいるが、午後からまた降るそうだ。 ゴミ出し、シャワー、朝食。

朝2

朝食後、クリーニング屋にスーツを受け取りに行ってから、大学へ。 少し雨。定時出勤(少し早目)。

夕暮れ

午前中、明日の授業の準備。 お昼は某ランチョンセミナー。生命倫理諮問委員会について。

昼下がり、雑用、居眠り、某院生の論文指導。

夕方、明日の授業の準備の続き。レポートも読む。

真夜中

夜、某授業の手伝い。無事に終わる。 授業が終わったころに大雨になる。

帰りにちょっとビールを飲んでから帰宅。

あ、5月も終わってしまった。


31/May/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

起きてシャワー、朝食。だんだん気温が上がってきたな。

朝になってもネットにつながらないので、管理人さんのところに相談に行くと、 現在調査中とのこと。

ネットにつながらない生活というのは、10年前までぐらいまでは当たり前 だったわけだが、今では異常事態だよな。そのうち、移動中でもネットに 常につながっているのが当たり前になるんだろう。

しかしまあ、ネットがないと寂しい一方で、落ち着く気もする。 考えてみれば、つねにメールをチェックするというのは、 しょっちゅう郵便受けを覗いているようなもので、 ネットサーフィン(死語? 今は何て言うんだろう)するというのも、 玉石混交の本屋か百貨店(あるいは文化祭?)の中を常にうろうろしているような もので、心が落ち着くわけがない。

コンビニが24時間やっているのが問題だとしたら、 ネットも夜9時ぐらいにシャットダウンしてしまうというのはどうだろう。 そうすると、夜中はやることがなくなって子どもは早寝早起きの習慣が付き、 大人は子作りに励んで少子化に歯止めがかかる…とかなんとか。

朝2

定時出勤。

昼下がり

午前中は某勉強会。

教育と研究の両立?

そのあと、いろいろ雑用を済ませ、某スタバで昼食。 某講師にいただいた、 文科省の大学院改革についての「大学院教育振興施策要綱」を読む。 たしかに、「研究の片手間に教育をやる」という従来の徒弟制度では、 よほど優秀な研究者が集まらないかぎり、 国際的に魅力のある大学院は作れないだろうと思う。

しかし、 教育と研究がそれほど分化していない徒弟制は止めて教育と研究を切り離し、 両者について本腰を入れてやるとなると、 大学で働く研究者は二人分働かないといけなくなると思うのだが、 その場合、優秀な研究者は給料は二人分もらえるんだろうか。

ひょっとすると、「学生は研究者の背中を見て教育されることはないが、 研究者は教育を通じて研究が進捗する」ので、 徒弟制はダメだが、研究者は教育と研究をやることで二人分働くことには ならないという風に考えているのだろうか。 しかし、 これまでの(わずかな)経験からすると、教育メソッドが完成すればするほど、 教育と研究は切り離されてしまうような気がするのだが。

まあ、いずれにせよ、今後は教育レベルと研究レベルのバランスをどう取るか が問題になっていくんだろう。

ついでに、大学院生に対する博士号の乱発はもう始まっていると思うが、 「要綱」を見ていると、「教員の学位の保有状況」もそのうち調査・公表の対象 になりそうなので、教員に対する博士号の乱発というのもいずれ起こるんだろう。 そうなると、 「一億総博士」とか、「学位デフレ」なんていう言葉がそのうち出てくる気がする。 あれ、前者はすでに出回り始めているようだ

昼下がり

お腹の調子が悪い。

ベンタムの勉強中。文章を書くのは、やはり莫大なエネルギーがいる。 脳に小型の原子力発電装置が取り付けられないものか。

夕方

ベンタムの勉強中。まだお腹の調子が悪い。

一件、某院生と密談。

セカンドだけど、英文雑誌に論文が載ったので宣伝。 科学者の不正行為に関する論文。 この論文を投稿する寸前に韓国の捏造問題が起きて、 ビックリしたのを覚えている。

真夜中

夕方、ベンタムの勉強やら雑用やらしたあと、プールで1キロ。 お腹が減っているうえに全力で泳いだため、ヘトヘトになる。

夜、新宿に行き、某氏と夕食。 ビール、黒霧島のお湯割り。喫茶店に寄ってから帰宅。

今月も微妙に赤。

今日のニュース


31/May/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

昼下がり

昨晩は睡眠時間は短かったが、よく寝た。 朝起きて大学に来て、某勉強会。尊厳について。

昼は同僚4人でさんまの塩焼き。

夕方

昼下がりから某ミーティング。スムーズに行き、 予定より2時間近く早く終わる。 いつもこのぐらい効率的にやらないとな。

眠いのでカップラーメンを食べる。 某氏のプレゼンの相談を受けたので、 あまり役に立たない助言をする。

雑用。また眠くなってきた。

あ、洗濯物を干すのを忘れてるっ。

真夜中

今日は早目に帰宅。夕食は某丼屋のものを買ってくる。

ニュースを見て少しうたた寝する。もう少しだけ勉強しないと。

真夜中2

某翻訳の添削。

ボブ・ゲルドフの提案で、 ライブエイド (今回はG8サミットに合わせて行なうので「ライブエイト」だそうだ)が、 ロンドン、フィラデルフィア、パリ、ベルリン、ローマの5都市で行なわれるそうだ。 マドンナ、U2、ローリング・ストーンズ、CSN&Y、ブライアン・ウィルソン、 ダイドーその他が出る他、スパイス・ガールズも再結成されるとかなんとか。 すごい。見に行きたいなあ。


31/May/2004 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

わ、もう月曜日か。勉強中。

日記の整理をすべきなのだが、めんどうでついつい先延ばしにしていると 二ヶ月分もたまってしまった。ちょっとやるか。

真夜中2 (午前)

というわけで、日記の整理。 ちゃんと見直してコメントすべきところだが、 それはまたいつかやることにしよう(と言って、やるといいのだが)。

真夜中3 (午前)

ロールズの勉強中。

あ、(1)正義の形式的原理と実質的原理という区別と、 (2)ロールズのconcept of justiceとconception of justiceと、 (3)ネーゲル、ドゥウォーキン、セン、 キムリッカその他がいうegalitarian plateau (平等の土俵--みんな平等が良いか悪いかではなく、 平等の解釈で争っているという話)があるが、 これらがみんな同じ区別について言及していることに今ようやく気がついた。 (1)と(3)が同じことだということはちょっと前に気がついていたが、 ロールズの(2)の区別も同じだということまではわからなかった。 「そのぐらい、うちのネコでも知っとるで」と言われそうだが、 これでまた見通しがよくなったのでメモ。

ロールズとかエンゲルハートとか勉強していると朝になってしまう。 なぜかまだそれほど疲れていない気がするが、 とりあえず帰ってきた。ちょっと寝よう。

お昼すぎ

なんとかお昼前に起き出して、大学へ。

暑い。夏だ。

お昼前に大学へ。昼下がりに銀座の姉の画廊を観に行く。 夕方は某ロールズゼミの顔見せに出てくる。夜、ジムで汗を流す。 初めてシャワーを使ってみたが、 運動したあとのシャワーは快適だ。


31/May/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

早寝早起き。朝食はキウイ。熟れさせるために外に出しておいたら、 腐りかけていた。

台風4号の影響で天気が悪いので洗濯は見送り。 代わりにトイレやキッチンの掃除をする。

朝のニュース

「おはようございます。朝のニュースです。

「先日、国立歴史民俗博物館(新館)の研究者たちが、 ロンドンのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)にある ベンタムのミイラの年代測定をするために、渡英しました。 そして、炭素14年代測定法を用いて調査をしたところ、 ベンタムの生存時期がこれまでの通説であった 1748-1832年よりも約500年遡ることがわかりました。

「これにより、ベンタムは中世の神学者トマス・アクィナスと同時代人で あったことになり、学界では大きな波紋が生じています。

「ここで、評論家の某名誉教授にご意見を伺いたいと思います。 某名誉教授、今回の発見についてはどう思われますか」

「ええ、そうですね、発表通りだとすると、ベンタムはロックやルソーが 社会契約説を主張する400年前にすでにそれを批判していたことになりますね。 また、ブラックストーンという法学者が『英国法註釈』を書く500年前に、 すでに批判していたことになります。このことの整合性が証明されたなら、 今回の発見は西洋哲学史の全面的な見直しが要求される、 画期的なものと言えるでしょう」

「ありがとうございました。某名誉教授でした。それではまた明日の朝。 ごきげんよう」

お昼は駅前でそば。それから関内へ。 大雨の影響で電車が遅れていたが、無事に関内に着き、 映画を見る。

中国の小さなお針子

あらすじ: 文革の時代、都会住んでいた二人の少年が「再教育」のために田舎の村に送られる。 そこで出逢った無学のお針子に教養を与えようと バルザックの小説を読んできかせるうちに、 少年たちはお針子に恋ごころを抱くようになる。 しかし、バルザックによって目を開かされたお針子は、 新しい人生を歩むべく都会へと旅立っていく。

中仏合作の美しい映画。予想していたほどユーモアはなく、 それほどドラマチックな部分があったわけでもないが、 雰囲気が良く、後味も良かった(終わり方はタイタニックみたいだった)。 B。

それからみなとみらいでタイ屋台料理を食べてから戻ってくる。 横浜は広々としていて楽しいが、いささかつかれた。


31/May/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

う〜ん、昨日はほんとに新聞しか読まなかったな。

某氏の某草稿をすこし読むととたんに眠くなる。う〜ん。

お昼前

朝起きてからちょっと某用事。

それから大学に来て、中央食堂で食事をする。

夕方

昼下がり、コンビニで電話代を払い、郵便局で手紙を投函。

ネットで注文したリブレットが夕方到着する。 以前ネットでThinkPadを買おうとして痛い目にあったが、 今回は代金引換だったので無事に入手することができた。

さて、設定設定。

  1. ネットには簡単につながった。
  2. Zone Alarm 2.6.362をインストール。
  3. Real One Playerをインストール。 BBC Radioを聴きながら設定を続ける。
  4. Donut 2.52をインストール。 動かないのでDonutRAPTも入れてみたが、 その後Donutも動いたので慣れているこちらを使用する。
  5. Lhazもインストール。 しかし、どうも展開用のソフトがXPには装備されている気がする。
  6. Tera Term Pro 2.3とTTSSH 1.5.4もインストール。
  7. winSCP 2.0.0もインストール。

あとcygwinとMeadowNTとOpenOfficeか。めんどう。

三菱のモニタにつないで見ようとしてはまる。 リブレットの解像度1200*600には対応していないようだ。 某大学の授業ではうまく行くのだろうか。心配。

cygwinとMeadowは入ったが、apelとskkのインストールの仕方を忘れた。 というか、cygwinでmakeしようとするとcommand not foundとなる。 ちょっと時間がないので、meadowの環境設定はまた今度にしよう。 以前のLogを残してないのがつらい。う〜ん。

机に向かっている時間…0.5hr
今日の勉強時間…0.5hr
マルクス係数…6


31/May/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

毎日新聞のハッカー倫理についてのインタビュー

『リナックスの革命』を書いたヒマネン氏(27才!)によれば、 インターネット時代においては、 これまでの産業社会を支えてきた 「締め切りに間に合うよう、仕事のプロセスを最適化し、 自動化する」プロテスタントの倫理ではなく、 「仕事を、義務ではなく自分の楽しみのために行い、 創造性を重視し、情報は共有されるべきで、仲間からの賞賛に価値を見出す」 ようなハッカー倫理が主流になるとのこと。

インタビューを読むかぎり、眉唾の話なのでいろいろケチを付けたいが、 本を読んでからにしよう。

真夜中2

ディサテーションのsynopsis(梗概)を書く。 シャワーを浴びたらもう寝よう。

夜明け前

う〜ん、9時半ごろに日が暮れるのに、3時半ごろには空が明るみ出す。 もう寝ないと。

朝起きる。ひさしぶりに朝食を食べる。

これから大学に行き、書類をプリントアウトして提出する予定。

昼下がり

午前中に大学の図書館に行き、Poggeやらミルやら ヒューム(sensible knave関連)やらの論文をコピーしたあと、 dissertation approval formを提出。

お昼は友人とインド料理屋で食事。そこそこ。

今日こそはミルのエッセイの筋を作り、某先生にメイルすること。

夕方

例によって夕食の時間まで寝てしまう。

起きたとたん、「課程博士論文資格申請書の提出期限は今日(6月1日)まで」 という天啓が下ってあわてたが、 「今回見送っても、半年後にもう一度チャンスが来る」 という天啓も同時に下ったので、 ありがたく延期させてもらうことにした。

法哲学の某先生からメイル。 見てやるからさっさとエッセイの大要を書いて 送ってこいとのこと(こわい)。ミルをやったら次はこれか。 だが、ようやく〆切効果が十分になり、やる気がでてきた。 やっぱり「他人を待たせている」とか 「扉が音を立てて閉じ始めている」という実感がないと、 動きだす気にならないんだよなあ。

夕暮れ

デマウィルス(SULFNBK.EXE)その後

先日書いたデマウィルスは、 情報処理振興事業協会にも昨日警告が掲載されたようで、 さらにデマは広がっている様子。

寮にいる別の友人もこのデマを信じてファイルを削除してしまったらしい。 SULFNBKというのが何のファイルかと調べたところ、 よくわからないが長いファイル名を復元するのに使われるコマンドのようだ (a Microsoft Windows utility that is used to restore long file names)。

シマンテックの説明を読むと、 このデマはブラジルから発したものらしい。最初はポルトガル語で広まり、 その後英訳されたとのこと。

とはいえウィルスはやはりこわいので、 バックアップはひんぱんに取ることにしよう。

サッチャー降臨

英国では総選挙があと一週間で行なわれるが、 敗北必至の保守党は、苦しいときの神頼みと言わんばかりに、 元首相サッチャーを前面に押しだして人気回復を図っている。

だが、サッチャーは右寄り保守党の権化とも言うべき存在で、 「ユーロにはぜったいに参加しない」とか極端なことを言うので、 一部の人々からカルト的な支持を受けているものの、 保守党内でもアナクロニズムだとの批判が強く、 保守党現指導者のヘーグも苦い顔をしている。

とはいえ、サッチャーの発言は極端でおもしろい。 EUについて市民に尋ねられたら 「他人が15人に集まって、 あんたが自分の家ですることを決定するとしたら、どう思うわけ?」 と息巻き、 ユーロについて尋ねられたら、 「ヨーロッパがユーロを採用したからと言って、 われわれが同じようにすべきことにはなりません! われわれはずっと長い歴史を持っています!」 と反撃する。

「一郎くん家は一郎くん家、うちはうち。 一郎くんがプレイステーションを持ってるからって、 うちでもプレイステーションを買うべきことにはなりません」 というのと同じ理屈だ。また、「長い歴史を持っている」ことを 主張することがどういう意味があるのかもほとんど不明だが、 思わずニヤリとさせられる。 この頑固なおばさん的態度が人気の秘訣なのだろう。

真夜中

まだ新聞を読んでいる。なんで一日がこんなに短かいんだろう。

あ、忘れないように書いておこう。某新聞によると、 カリフォルニアのどこかの病院でこれから産まれる子供は、 ウェブサイトとメイルアドレスを自動的に割当てられるんだそうな。


31/May/2000 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

今日のニュース

昨日、夕方にウォーノック読書会をしました。
W・D・ロスと、 直観主義の評価です。
昨日、本を買いました。
某古本屋です。スーパージャンプも買いました。
半日寝てました。
疲れていたのでしょう。
某国から古本が届きました。
不在届が来ていたので、郵便局にとりに行きました。
雨に降られました。
まいりました。
3コマ目の加藤先生の授業に出ました。
応用倫理の発表の仕方と、企業倫理についてです。

05/31/99 (Monday/lundi/Montag)

お昼前

真夜中、某所に行ってキムチ鍋定食。 『一二の三四郎2』第3-4巻、『銀と金』第7-9巻読む。

それから下宿に戻って少し寝る。寝不足気味。

朝、某喫茶店に行き、モーニング。 ううむ。『理科系の作文技術』も名著だな。

やばい。フルブライト。


お昼過ぎ

う。ちょっと間に合いそうにないんだけど。やばい。授業が。授業が。


夕方

一応5時までに出せてしまう。

お昼は中央食堂で売っている弁当で済ます。 3コマ目のヘーゲルの授業に出たあと、 フルブライトの書類を仕上げる。 英語で作文するのは大変だ。

高野の郵便局なら7時まで郵便物を受け付けてくれることが (ある方のおかげで)わかったので、 それほど急ぐ必要はなかったのだが、 結局5時前に近くの郵便局で郵送することになる。

あとでTOEFLのスコアレポートの手続きをする必要あり。

某君に『H・A・サイモン研究』(高巌、文眞堂、1995年) のコピーを一部いただく。感謝。今夜読まねば。


ヘーゲルの復習。

2. Wechselbestimmung des Endlichen und Unendlichen
2. 有限者と無限者の相互規定

2-1-1. Die Unendlichkeit ist die Bestimmung des Endlichen, aber diese Bestimmung ist das Bestimmte selbst.
無限者であるイデアは、有限者である個物の規定(本質-あるべき姿)である。 しかし、この規定(本質-あるべき姿)は、規定されたもの自身(現にある姿)でもある。

大意: ヘーゲルの無限者と有限者の話はこのように イデア論として読むのが 正しいんだそうだ。びっくり。そうだったのか。

2-1-2. Die Unendlichkeit ist also selbst bestimmt, Beziehung auf Anderes.
したがって無限者自身も規定されており、他者との関係である。

2-1-3. Das Andere aber, auf welches sich das Unendliche bezieht, ist das Endliche.
しかし、無限者が関係するこの他者とは、有限者なのである。

大意: イデアは個物との関係において規定されてるんだそうだ。 まあ、そういえなくもない気がする。 (しかしbestimmenって正確にはどういう意味なんだ?)

2-1-4. Sie sind aber nicht nur andere ueberhaupt gegeneinander, sondern sind beyde Negationen, aber das eine ist die an-sich-seyende Negation, das andere die Negation, als nichtansichseyend, die Negation als Nichtseyn, als aufgehobenes.
しかしそれらは単に相互に他者一般であるだけではなく、二つの否定でもある。 しかし一方は即自存在的な否定であり、他方は非-即自存在的な否定 非-存在としての、止揚された否定である。

大意: 「即自的」の意味がだんだんわかってきたが、 まだ説明できない。 上の「一方」は「個物」、「他方」は「イデア」と理解できる。

2-2-1. Nach dieser seiner Bestimmtheit gegen das Unendliche, ist das Endliche die Negation als die Bestimmtheit am Daseyn;
この無限者に対する規定性にしたがって、 有限者は現存在の規定性としての否定である。

es ist nicht die Negation der Negation; sondern die erste Negation, oder die welche das Seyn zwar in sich aufgehoben hat, aber es in sich aufbewahrt, nur die unmittelbare Negation.
有限者は否定の否定じゃない。それは最初の否定だ。 すなわち、たしかに存在を自身のうちで止揚しているが、 しかし存在を自身のうちに保存してしまってるので、 単なる直接的な否定でしかない。

大意: 意味不明。

2-2-2. Das Endliche steht daher als das reale Daseyn dem Unendlichen als seiner Negation gegenueber.
したがって、有限者は実在的な現存在として、 その否定である無限者と向かいあっている。

大意: そうらしい。

2-2-3. Beyde stehen nur in Beziehung aufeinander; das Endliche ist noch nicht wahrhaft aufgehoben, sondern bleibt demselben gegenueber stehen;
両者はお互いとの関係の中にのみ存在する。 有限者はまだ本当には止揚されておらず、 無限者と向かいあっている。

unmittelbar hat das Unendliche gleicherweise das Endliche nicht wahrhaft in sich aufgehoben, sondern hat es ausser sich.
同様に無限者も有限者を本当には自己のうちに止揚しておらず、 有限者は自己の外にある。 (ここでのunmittelbarはどう訳すのかな)

大意: 有限なものが無限なものの外側にある、という話。悪無限というやつですな。

2-3-1. So das Unendliche gesetzt, ist es das Schlecht-Unendliche, oder das Unendliche des Verstandes.
無限者がこのように考えられるならば、無限者は悪無限であり、 すなわち悟性の無限者である。

大意: これがアリストテレスのイデア論批判と結びつくそうだ。 う〜む。普通わからんよなあ、これだけじゃ。

2-3-2. Es ist nicht die Negation der Negation, sondern ist zur einfachen ersten Negation herabgesetzt.
この無限者は否定の否定ではなく、単なる最初の否定になりさがってしまっている。

大意: そうらしい。

2-3-3. Es ist das Nichts des Endlichen, welches das Reale ist, es ist das Leere, bestimmungslose Jenseits des Daseyns.
この無限者は、実在である有限者の否定[無]であり、 (それゆえ)空虚なもの[実在しないもの]であり、 現存在の規定のない彼岸である。

大意: 無限者が単なる有限者の否定になってしまうと、 のっぺらぼうになってしまうらしい。

2-3-4. Es ist auf diese Weise wohl die Bestimmung des Endlichen, unendlich zu werden, aber es hat diese seine Bestimmung nicht an ihm selbst;
たしかにこの無限者は、このような仕方で、 「無限になれ」という有限者に対する規定[あるべき姿]となるが、 しかしこの無限者はこの規定[あるべき姿]を自分の手に持っていない。

sein Ansichseyn ist nicht in seinem Daseyn, sondern ein Jenseits seiner.
無限者の即自的存在はその現存在のうちにはなく、現存在の彼岸にあることになる。

大意: 無限者[イデア]と有限者[個物]が乖離していると。 ちなみに、an ihmは「自分の側に、自分の手に、自分に接して」 という意味なんだそうな。

2-4-1. Dis Unendliche ist dieselbe leere Abstraction, die als Nichts im Anfange dem Seyn gegenueber stand.
このような無限者は、 はじめに無として存在[有]と対立していたものと同じ空虚な抽象[概念]でしかない。

大意: そうらしい。

2-4-2. Dort war es das unmittelbare Nichts; hier ist es das Nichts, das aus dem Daseyn zuruckkommt und hervorgeht, und als nur unmittelbare Negation in Beziehung auf dasselbe steht.
そこではその空虚な抽象[概念]は直接的な無でしかなかった。 ここではそれは現存在から戻ってきて現われ出た無であり、 直接的な否定としてのみ現存在と関係する無である。

大意: これはだめなイデアだ、と。

Weil ihm das Endliche so als Daseyn gegenueber bleibt, so hat es seine Grenze an diesem, und ist somit nur ein bestimmtes, selbst endliches Unendliches.
無限者に対して有限者がこのように現存在として対立したままであるので、 無限者はその限界を有限者の側に持ち、 そしてそれゆえに無限者は単に規定されたもの、 それ自身有限な無限者でしかないのである。

大意: 「無限者はその限界を有限者の側に持ち」がよくわからん。 esは「有限者」と取る解釈も可能かもしれないとのこと。

う〜ん、ヘーゲルは相変わらず意味不明だなあ。


今日やったこと


05/31/98(Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

うわ。研究室でちょっと寝るつもりが、丸太のように寝てしまった。 しかもこんな中途半端な時間に起きて、どうしたらいいんだろうか。 何をしようか…。


早朝

『サッチャー時代のイギリス』読了。なかなかためになった。 時事問題に疎いおれは、 サッチャー以降、何党の誰が首相になっているのか知らないので(恥)、 ちょっとは勉強せねば。 (そういやたしかメジャーとかいうマイナーな首相の名を以前に聞いた気がするなあ)

ああ、腹減った。よく考えたら昨日のお昼にスパゲティを食べて以来、 何も食べてないじゃないか。水の一滴すら飲んでない(ガムはかんでるけど)。 は。まさか何も食べなくても生きていける身体になったのでは?


昼下がり

快晴。そのせいか気分も晴れている。

朝に下宿に戻って、スパゲティをまず作り、 それからガーリックライスに挑戦。 バターを使わないという方針だから大変。 初めに、オリーブ油を使って作ったら、 再び得体の知れないものを生みだしてしまった。 次に、(もうお腹はかなり膨らんでいたが)ごま油を使って、 さらに最後にしょうゆをかけたりしたら、 焼おにぎりのようなものができてしまった。挫折。


夕方

ロック読書会終わり。腹減った。


天気が良いのでちょっと古本屋へ(天気が悪くても行くが…)。


さっき買ってきたエアを読む。 ある事柄について、 二人の人間の価値判断が異なるとき、 それらが異なるのは、多くの場合、 事実判断が異なっているからであろう。

たとえば原子力発電所の建設に関して、 ある人は正しいと言い、ある人は正しくないと言う場合、 それはたとえば一方は放射能漏れの可能性が非常に低いと考えており、 他方はその可能性が非常に高いと考えているせいかもしれない。

こういう事実判断の違いならば、 事実を確かめることによっておそらく価値判断の違いをなくすことができる。

しかし、彼らがある事柄に関してすべての事実を共有したとしても、 なお価値判断の相違がありうるのかどうか。う〜ん、どうなんだろう。 (きっと「すべての事実」というのにどこまでを含むかが問題なんだろうな)

そして、もし二人の事実判断が一緒でも価値判断に違いがある場合があるなら、 その場合には一体どうすれば良いのだろう。 相対主義を受け入れてどうしようもないと言うか、 あるいは事実に訴えるのとは別の説得の仕方を考えるか。 エア先生はもう仕方ないとあきらめちゃうみたいですね。

そういえば、筒井康隆の『バブリング創世記』も読了。 全体的には今いちかな、という気がしたが、 解説で井上ひさしも誉めているように、 フロイト的な「鍵」が楽しめた。というか恐かった。


05/31/97(Sat)

・真夜中・

・誰も来ない…。晩ごはんを食べてから団藤氏と対決するか。

・げ、雨が降ってるらしい。


・丑三時・

・『あしたのジョー』、カーロスが廃人になってジョーの前に現れ、その後 ジョーがホセ・メンドーサと闘う前に、白木(だったっけ?)お嬢様が彼に「あ なたが好きなのよっ」と告白するところまで。

・怖い怖い怖いっ。雨降ってるし、BGMはビリー・ホリデーの「奇妙な果実」 だしっ。

・ほんとに『あしたのジョー』は怖い。大体結末を知っているだけに、なおさ ら怖い。(死んだ力石や廃人になったカーロスを追うようにして)宿命的に破滅 して行く人間を見る怖さ、と言ったら良いのだろうか。しかも、どこかそうい う姿に感動し憧れてしまいさえする自分に対する恐怖。死への衝動。メメント・ モリグチセンセイ(イミナシ)。

・しかしほんとに怖いってば。(だんだん自分で自分をコントロールできなく なる恐怖…)


・早朝・

・うわっ。団藤氏批判に朝まで かかってしまった。ねね、ねむいっ。(疲れていたので結構穴のある議論をし ているかも知れない…)


・あまりに天気が良いので一人で吉田山を一周してくる。う、なんか恥ずかしいっ。


・昼・

・喫茶店で朝食をとった後、UNIXのお勉強。楽しい。しかし、こんなことをし ていていいのだろうか、という一抹の不安は拭い切れない…


・夕方・

・バンドの練習終わり。二時間ぶっつづけでぼくのギターソロを録音していた。 昨日ほとんど寝てないせいか、かなりハイだったので二時間がんばれたが、そ の後どっと疲れる。もう家に帰って寝よっと。

・昼過ぎに西部食堂(カフェテリア・ルネ)で、一回生の時に同じクラスだった 人に出会う。ぼくのホームページを見たとのこと。照れる。

・そういえば、このページを見ているらしい現二回生の某嬢は、こだまのホー ムページを見て専攻を倫理学にしようと決めたとのことらしい。

(だ、誰だ「ええ〜っ」って叫んで手に持っているものを床に落した奴はっ)

・誠にうれしい限りだが、何か非常に冷や汗ものの話ではある。


・明日は(たぶん)来ない。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Wed Jul 31 22:41:29 JST 2013