衛生学講座の概要
▲HOME
英文表記 Department of Epidemiology and Enivironmental Health が表すとおり、当講座は、疫学(Epidemiology)と環境医学(Environmental Health)を中心とした教育・研究を行っています。教育に関しては、医学部ならびに看護学部における衛生学、社会医学、疫学等の講義と実習を担当しています。研究に関しては、環境因子(心理社会因子を含む)が健康に及ぼす影響の疫学研究、有害金属をはじめとする微量元素の生体影響とそのメカニズムなどについて研究しています。国内外の他大学や研究機関の多くの方々とともに研究を進めています。 |
本講座では他の社会医学系講座と協力しながら、社会生活、労働および環境が人々の健康に与える影響について、学生の皆さんが医療人の立場から科学的に評価する手法と対応について習得してもらうことを目標としています。私たちが提供する講義や実習は、この学問分野の入り口にすぎません。学生の皆さんには、この講義を道標とし、自らさらに学び進めていただくことを期待します。大学院においては、ご自分のテーマに従って疫学的手法あるいは環境医学的評価を実践する中で、研究者としての自己を確立していただけるよう積極的に助力します。
当講座では、疫学・環境医学分野の研究を並行して行っています。 人間集団を対象とする疫学研究を中心に学際的、国際的研究を、学内他講座、学外諸機関と共同で研究を進めています。現在行っている主なテーマは以下の通りです。
- 妊婦の環境因子暴露とその胎児影響
- 職域におけるメンタルヘルスの評価と対策
- 精神疾患の早期介入における地域資源の活用
- 発達障害のリスクファクターの疫学
- 微量元素の生体影響とそのメカニズム
- その他