CaPMnetでは、前立腺がんの検診・診断から治療、その後の経過観察を含めた病診連携の流れのなかで、診療ガイドラインに準じた地域診療計画(クリティカルパス)を3つ作成しております。
医院・クリニックでのPSA検診結果と、慈恵医大での二次検診結果、さらに"がん無し"と診断された患者さまが医院・クリニックにおいて経過観察を受ける際の診療方針を具体的に提示したものです。
慈恵医大での前立腺がんの治療経過と、病状が落ち着くまでの外来での経過観察、およびその後の医院・クリニックでのフォローアップの診療計画を提示したものです。
前立腺がんの治療には多くの選択肢があることから、前述の“前立腺がんクリティカルパス”は煩雑でわかりづらいものとなっています。そこで、容易に患者さまのフォローアップが行えるよう、医院・クリニックでの診療計画に絞った前立腺がんクリティカルパス(医院・クリニック フォローアップ用)を別個に作成しています。「かかりつけ医」の先生方にも、ご専門以外の疾患を安心して診療していただけるよう診察スケジュール、チェック項目、検査項目、大学病院への再紹介の目安などを具体的に提示しています。
なおCaPMnetでは、大学病院と「かかりつけ医」の先生方との“ダブル主治医体制”を取っています。経過観察やフォローアップ中、患者さまにPSA上昇、症状悪化や副作用の出現などがみられた場合、あるいはとくに変わりなく経過している場合でも大学病院で1年毎に定期チェックをしておりますので、患者さまに再受診していただくようご指示をお願いします。
各種クリティカルパスは以下よりPDFファイルがダウンローできます。ご利用ください。