■痛みとは | │ゲート・コントロールセオリー Gate Control Theory│ |
ゲート・コントロールセオリー:
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○ゲート・コントロール説とあわない事実
要約
- ゲートコントロールセオリーの主役は、SG: substantia gelatinosa(膠様質)のニューロンである。
- SGは、痛みの信号を伝するT細胞に対するゲートを閉じる働きをしている。
- 侵害性の高閾値感覚を伝える細い神経線維は、SGを抑制するので、痛みの信号伝達のゲートが開き、痛みを感じる。
- 触、圧、振動などの低閾値感覚を伝える太い神経線維は、SGを活性化させるので、痛みの信号の通路のゲートを閉ざす。
- 経皮的電気刺激(TENS)もこの機序を応用したもので、Aβ線維を刺激することで、痛覚を分節性に制御する。
- このような、低閾値感覚が痛覚伝導路に影響を及ぼす機序は、脊髄だけではなく、視床や大脳皮質のレベルにおいてもみられると考えられる。
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