鎮痛法 │刺激鎮痛 Stimulation-produced analgesia: SPA│
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痛みと鎮痛の歴史年表
鎮痛3-電気治療、刺激鎮痛

  • 1965年Ronald MelzackPatrich Wallgate control theoryを紹介し、太い体性感覚神経や脊髄刺激は「ゲート」を閉じ、慢性疼痛を緩和させる可能性を考え、様々な刺激鎮痛が試みられた。
  • SPAの発展は、Reynolds1969年)とJohn C Liebeskindら(1972年)による中脳刺激の研究の功績が大きい。
  • 充分な治療効果を発揮するためには、痛みの発生源の部位に応じた治療法を選択することが重要である。
  • 多くの薬物療法に抵抗性を示す神経障害性疼痛に対して、神経刺激療法が奏効することがある。

●経皮的通電刺激法 Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation: TENS

●経皮的経穴通電刺激法 Transcuteneous Electrical Acupuncture point Stimulation 療法: TEAS


●Silver spike points療法: SSP →参考阪医大


●脊髄電気刺激療法 Spinal Cord Stimulation:SCSDual-lead SCS
●後索刺激療法:dorsal colum stimulation:DCS
●脊髄硬膜外刺激法 Epidural spinal cord stimulation:ESCS
●脊髄電気刺激療法(Percutaneouslyinserted spinal cord electrical stimulation:PISCES

 参考→新潟1/2/3/4/5
 [メカニズム]
 [適応となる痛み]
 ---薬物・手術・神経ブロック両方が無効な難治性疼痛
 ---神経障害性疼痛と慢性的な虚血痛
 [患者選択]

 [装置]
 [手技]
 [SCSの合併症]
 [SCSの位置づけ]


●脳内刺激鎮痛法

 [刺激鎮痛法のメリット]
 [深部脳刺激療法の適応と術前試験]  [深部脳刺激療法]: Deep brain stimulation : DBS →参考1/2/3/4

○視床痛覚中継核刺激術
(・VPL/VPM刺激 ←→Vb complex
(・内包後脚部刺激
 ・Vc刺激 internal capsule刺激:Vc- Deep brain stimulation : DBS, Vc-DBS

  • 本来、内側毛帯の太い神経線維が刺激されることにより鎮痛効果が得られるという理念で始まったが、実際の疼痛機序は未だ不明である。
  • 求心路遮断痛は、感覚求心路の遮断後に中枢の感覚ニューロンに過剰な活動が起こることにより発生すると考えられているので、原則として刺激療法は、神経が障害されたレベルより中枢側の感覚求心路、感覚中継核または大脳皮質に施行される。


1961年Mazarsらが中枢痛や求心路遮断痛患者の、VPL刺激で鎮痛を得ることができたが、世界の注目を集めるには至らなかった。[PubMed]
1977年Yoshio Hosobuchiらは、三叉神経痛を治療するため、三叉神経根(三叉神経節と三叉神経が脳に進入する橋の間)を切断する手術を受けた後、三叉神経発作がなくなったが、有痛性知覚麻痺 Anesthesia dolorosaと呼ばれる自発痛が現れて難渋した患者のVPMを電気刺激すると、5例中4例の鎮痛に成功した。
1973年Yoshio Hosobuchiは、視床中継核のVPM/VPL刺激の有効性を報告し、視床中継核刺激法が世界的に拡がった。
1974年John E AdamsYoshio HosobuchiFields HLは、脳出血後の視床症候群、前頭葉あるいは脊髄病変による神経障害性疼痛患者の内包 internal capsule後脚の後ろ1/3(Vbの外側、Vb complexからの上行路)を電気刺激し、一部の患者で鎮痛効果を得ることができた。

 [最近の視床痛覚中継核刺激術]---Vc刺激 internal capsule刺激 :Vc- Deep brain stimulation : DBS, Vc-DBS ・内包後脚刺激術 internal capsule刺激 ←→ 内包後脚
○Parafascicular-center median nuclei stimulation ←→髄板内核/CM-Pf tomy

○第三脳室周囲灰白質刺激術 periventricular gray deep brain stimulation : PVG-DBS
○中脳中心灰白質刺激術 periaqueductal gray deep stimulation : PAG-DBS) ←→中脳/疼痛抑制系


●大脳皮質刺激法
○大脳皮質運動野刺激法 Motor cortex stimulation : MCS  [術式]
 [合併症]

経頭蓋直流電気刺激法
transcranial direct current stimulation: tDCS


○経頭蓋磁気刺激法 transcranial magnetic stimulation:TMS 参考1
反復的経頭蓋磁気刺激 repetitive transcranial magnetic stimulation;rTMS
ナビゲーションガイドシステムを用いたrTMS:N-rTMS
 参考1/2

●電気痙攣療法 electroconvulsive therapy: ECT
 修正型電気痙攣療法 modified ECT,m-ECT:


[適応]
[副作用]
[ECTが患者に与える侵襲]
  1. convulsionが生じているときの外傷の危険性。
  2. 麻酔に伴う呼吸管理。
  3. ECT施行時の血圧と心拍の急激な上昇とそれに伴う脳血管障害および心大血管合併症のリスク。しばしばECTの対象になる視床痛の症例などはこの点で高いリスクを持つ。
  4. ECT施行後数週間から数ヶ月続くと言われる認知障害の問題。一過性で可逆的であるが,疼痛患者のQOLに対し影響が大きく深刻な問題である。
  5. 精神疾患でない患者が,ECTという歴史的社会的に偏見の大きい治療を受けるという社会的侵襲。

[機序]
[ECT施行方法]


 動物 1



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