後期研修プログラム
後期研修医募集案内
徳島大学病院形成外科・美容外科では初期研修を修了し形成外科専門医を目指す後期研修医を募集しています。出身大学、初期研修病院は特に問いません。当科は、四国4県を中心に多くの連携施設があり、形成外科専門医を取得するのに必要な症例を十分に経験することが可能です。地方だから専門医取得できないということはまずありませんのでご安心ください。
Ⅰ.はじめに(概要、教育理念、特色等)
形成外科は臨床医学の一端を担うものであり、先天性あるいは後天性に生じた変形や機能障害に対して外科的手技を駆使することにより、形態および機能を回復させ患者のQuality of Lifeの向上に貢献する外科系専門分野です。形成外科専門医制度は、形成外科専門医として有すべき診断能力の水準と認定のプロセスを明示するものであり、専門研修プログラムは医師として必要な基本的診断能力(コアコンピテンシー)と形成外科領域の専門的能力、社会性、倫理性を備えた形成外科専門医を育成することを目的としています。Ⅱ. 専門研修プログラム
2017年4月から形成外科専門医を目指す後期研修医は、従来の日本形成外科学会の専門医制度もしくは新しい専門医制度のうち1つを選択して研修を開始することになります。(新しい専門医制度のプログラムについてはこちら)
徳島大学病院を基幹施設とする徳島大学病院形成外科研修プログラムに参加している連携施設(地域医療施設を含む)は11施設(徳島県立中央病院、徳島赤十字病院、田岡病院、徳島県鳴門病院、高松市民病院、四国こどもとおとなの医療センター、松山赤十字病院、HITO病院、高知赤十字病院、高知医療センター、旭川赤十字病院)です。
1) 形成外科専門医取得前の研修について
入局1年目は、大学病院で勤務していただきます。それ以降は、入局後4年までの間に1~2年の間隔で大学病院を含めた連携施設を交替しながら研修を積んでいくことになります。 専門医は、最短だと入局5年目で受験可能で、入局6年目で取得することになります。2) 形成外科専門医取得後の研修について
形成外科専門医取得後はサブスペシャリティ領域の分野指導医資格の取得を目指すことを推奨しています。形成外科の分野指導医には現在、皮膚腫瘍外科、小児形成外科、創傷外科、頭蓋顎顔面外科、熱傷、手外科、美容外科があり、複数の取得が可能です。専門医取得後も基本的には、大学病院もしくは連携施設の勤務医として研修を積んでいく形となります。 また、専門医取得後に指導医となる人材を育成する目的で他大学の形成外科への国内留学を積極的に行う ようにしています。今までに獨協医科大学(小耳症治療の研修)、杏林大学(難治性潰瘍などの研修)へ の派遣をしています。
3) 大学院、博士号取得について
大学院は、希望があればいつでも入学することが可能です。基本的には博士課程への進学・博士号の取得は、臨床で経験を積んで専門医を取得してからを勧めています。 研究は、主に形成外科学教室で行っている基礎研究や臨床研究に携わるか、当大学の基礎医学教室へ出向して研究を行うかの2パターンがあります。基礎医学教室は、今までに薬理学と生化学教室に派遣をしています。Ⅲ.連絡先
見学は随時受け付けております。メールでお問い合わせくださりましたら、日程の調整をさせていただきます。