京都大学腫瘍生物学講座

京都大学 医学研究科 腫瘍生物学講座

Department of Pathology and Tumor Biology, Kyoto University

大学院生の一日

卒業してからずっと臨床一筋でやってきた先生が、腫瘍生物学にやってきて1年目のある日を追ってみました。

08:30
自宅から自転車でやってきます。研究室に到着しました。
   
09:00
まずは昨日の夜から行っていた実験の回収。
ここの研究室ではサーマルサイクラーを使用する実験が多いです。
今日の夜から行う実験の準備を進めます。
臨床検体は貴重なものなので扱いは慎重にやってます。
13:00
お腹がすいてきました。
いつもお昼は食堂がすいてくる昼すぎくらいに。
実験の手が空いた先輩たちと一緒にいきます。
道中では、うまくいかなかった実験の相談をしたり新しい情報を教えてもらったり。
13:15
研究ばかりの話ではなく、趣味やたわいもない話もします。
女性関係の相談なんかも時々。
午前中に使った頭をいったんリフレッシュ!
13:45
食後のデザートを食べながら最新の文献を検索します。(時々)
最新ニュース・芸能情報もしっかり調べます。(毎日)
14:30
午後は得られた実験データの解析です。
スーパーコンピューターを使用して解析。
プログラムを書く必要があるため吉里先生に教えてもらいながら。
吉里先生は3年目ですがもうかなりコンピューターを使えます。
16:00
うまくいかなかった実験は他の先生に気軽に相談。教官の先生も丁寧に教えてくれます。
(お菓子をもってくともっと上機嫌!)   
17:00
お土産などがある時は秘書さんがお茶いれてくれたりします。
疲れてくる時間ですので癒されてまた頑張れます。
18:00
来たばかりのメンバーに対して先輩の先生方が講義をしてくれます。
全体の抄読会もありますが今日は佐藤助教による若手の抄読会。
佐藤先生は大学院にきて初めて実験したのに4年間に"Nature Genetics"と"Science"を書いた大先生。
20:00
ボスは時間があくと指導してくれます。
教室のトップがこれだけ面倒をみてくれる研究室はないのでは。
ひとつひとつに細かく指摘をしてくれました。
写真撮らせてと言ったらこんなポーズをとられました。
21:00
本日メインの実験です。
次世代シークエンサー用のサンプル調整を一度に96検体できる優れもの!
日本で10台もないのになんとここには2台あります!
23:00
やっと終わって帰ります。外は真っ暗。時間がたつのが早いです。
帰ってちょっと論文読んで寝ます。     



消化器がんで苦しむ患者さんを救うため日々頑張ってます!!