京都大学腫瘍生物学講座

京都大学 医学研究科 腫瘍生物学講座

Department of Pathology and Tumor Biology, Kyoto University

肉腫・軟部組織腫瘍について

肉腫・軟部組織腫瘍は筋肉や骨などにできる悪性腫瘍です。これらの疾患における遺伝子異常解析は他の悪性腫瘍に比べ十分に行われておりません。私たちは、このような肉腫・軟部組織腫瘍の病態を解明するため、遺伝子異常解析を行っております。


研究内容

私達は、下記のようにヒトゲノム・遺伝子解析研究を実施しております。本研究は京都大学医の倫理委員会の承認を得た上で、個人情報を特定できない形で既存の病理標本等からの解析や過去のカルテ等からのデータ収集を行っております。しかし、患者さんがご自分の試料・情報を使用して欲しくない場合は、これを拒否することも可能です。

「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」第5<試料・情報の取扱い等>に基づいております。

  • 研究計画名
  • 「固形腫瘍における遺伝子異常の網羅的解析」
    「肉腫の遺伝子異常の網羅的解析」
  • 研究の意義・目的
  • がんに生じた遺伝子の異常を調べることでがんの治療成績の向上を目的とします。
  • 研究対象
  • 粘液線維肉腫、その他の類縁疾患
  • 研究の方法
  • 1990年以降に診断された上記研究対象の既存の病理標本からDNAを抽出し遺伝子解析を行います。また、臨床情報を診療録から収集し、臨床経過を調べます。
  • 個人情報保護について
  • 個人情報(個人が特定できるような情報)は厚生労働省の指針に従い厳重に管理します。研究機関外に提出するデータには氏名、参加施設などの個人情報は収集されず、本研究固有の症例番号により連結可能匿名化を実施します。
  • 参加施設
  • 京都大学
  • 参加拒否の自由
  • 参加拒否は自由であり、随時参加の撤回が可能です。それにより不当な医療上の不利益は発生しません。参加拒否をご希望される場合は、下記にご連絡ください。
  • 研究責任者
  • 京都大学 腫瘍生物学講座 教授 小川誠司
  • 本研究に関する問い合わせ
  • 京都大学大学院 医学研究科 腫瘍生物学
    京都府京都市左京区吉田近衛町
    075-753-9285