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高齢者訪問看護の基本
基本的姿勢・基本的プロセス
利用者の自宅で提供される訪問看護では、利用者・家族が「こんなふうに生きたい」と考える生活が基盤です。訪問看護師は利用者・家族が望む生活を最大限実現するための支援者として位置づけられます。ある問題に対する最善の解決策があっても、それが利用者・家族の生活上の希望にそぐわなければ、その解決策の活用を見合わせるほうが、訪問看護の目的にかなうこともあります。このような考え方がチェックリストの根底に流れています。
基本的アセスメント
高齢者とその家族に訪問看護を提供する際に必ず収集し吟味しなければならない情報をまとめてあります。これらは看護職として高齢者にかかわる場合に踏まえなければならない最低の要件といえます。それらを看護職として専門的に吟味・判断することから、利用者・家族の「こんなふうに生きたい」生活に対する、看護職しかできない具体的な支援が実現します。個別の問題への支援に当たっては、それぞれの問題に特有なアセスメントを追加しなければなりません。