VENUS

VENUS CS(Case Study)/CMC(TEST)


ケアの意味を見つめる事例研究
Case study to focus on the Meaning of Care: CMC)とは?

CMCとは?

  • ケアの意味を見つめる事例研究:CMCは、優れた看護ケア実践の暗黙知を共有・伝播可能にするための一手法として開発されたものである。
  • このCMCを用い、訪問看護ステーション・病院・高齢者施設などで働く看護職を主な対象とし、日々の実践を振り返り、その暗黙知を可視化する取り組みをすすめている。
  • 研究手法の開発だけでなく、事例研究を行いたい実践者への研究サポートや、事例分析会の開催、セミナーの主催などを行なっている。
  • 事例研究を通し、現場で働く看護職が自分たちのケアに自信をもち、気持ちが元気になりいきいきと仕事ができ、さらに自分たちのケアをより高めていこうという好循環が促進されることを、本研究では狙っている。

CMCの流れと各ステップの「しかけ」

※ボタンのリンクからワークシートをダウンロードできます。

ここでは、私たちの研究手法について簡単に概要をご紹介しています。
「もう少し詳しく知りたい」「背景や考え方を深く知りたい」という方には、
書籍『ケアの意味を見つめる事例研究 看護実践の知を探求する研究方法論』で
詳しく解説しています。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

 

書籍紹介

『ケアの意味を見つめる事例研究 看護実践の知を探求する研究方法論』

 編集:山本則子/柄澤清美

 出版社:医学書院、2025年03月発行

 ISBN:978-4-260-05711-0

 ※出版社サイトはこちら:https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/115357

 

本書では、私たちが実際に取り組んできた研究のプロセスや背景、現場との対話を通じて得られた知見をもとに、独自の手法を体系的に紹介しています。

研究者だけでなく、実務家や学生の方にも役立つ内容となっています。

3つのステップを通じて、CMCでは、
実践知(=「意味」「キモ」「コツ」)を⾔葉にし
看護の可視化・共有可能性を獲得することを目指しています。

CMCを解説する論文等(一部)

  • 看護研究(医学書院)】
    • 51(5)2018:特集 ケアの意味を見つめる事例研究現場発看護学の構築に向けて
    • 52(4)2019:増刊号特集 臨床実践を研究につなげる
    • 53(4)2020:特集 看護実践に関する事例研究の査読基準を考える「ケアの意味を見つめる事例研究」を中心に
  • 山本則子. 看護実践の知と質的研究 質的心理学フォーラム, 2015; 7: 74-82.
  • 野口麻衣子, 山花令子, 山本則子. 「ケアの意味を見つめる事例研究」の老年社会科学への貢献. 日本老年社会科学. 2020;42(3):250-255.
  • 柄澤清美:「一事例研究」が有する看護学への貢献.日本看護科学会誌. 2021; 41:718-722.

イベント等

  • CMCセミナー:年に1回 東京大学本郷キャンパスで開催(9-11月あたり)
  • 事例分析会:毎月第3木曜日 19-21時(事前登録制)

出版済論文(一部)(2025.7月現在)

当手法の有効性・実用性は、複数の査読付き論文において報告されています。研究成果の詳細については、以下の論文をご覧ください。

  • 安塚則子, 森元陽子, 和智理恵, 野口麻衣子, & 山本則子. (2015). 訪問看護師が実践する家族介護者への代理意思決定支援―胃瘻造設の決定を支援した訪問看護の事例―. 家族看護学研究, 20(2), 68-78.
  • 岩戸さゆき, 池田真理, 吉田滋子, 吉岡大晶, & 山本則子. (2017). 医療的ケアが必要になった重症心身障害児の在宅復帰を可能にした看護―母の本当の願いを引き出し実現した事例から―. 家族看護学研究, 23(1), 52-63.
  • 大竹泰子, 野口麻衣子, 野原良江, & 山本則子. (2017). 最期の療養場所に関する意向の相違を抱えた家族に対する訪問看護師による意思決定支援. 家族看護学研究, 23(1), 64-74.
  • 佐藤 美雪, 野口 麻衣子, 阿部 智子, 徳江 幸代, 山本 則子. (2018). 家族主導で在宅看取りの意思決定が進む中で訪問看護師が行った看取りまでの看護実践: 慢性呼吸不全高齢者の在宅看取り事例を通して. 日本在宅看護学会誌, 7, 225-233.
  • 土本千春, 野尻清香, 柄澤清美, 柳原清子, 土山和美, 白藤恵里子, 宇都宮啓子. (2021). 自分を伝えない AYA 世代終末期患者の残された 「今」 を支えた看護―語りあえない家族をゆさぶる―. 家族看研, 26(2), 188-200.
  • 野尻清香, 柄澤清美, 柳原清子, 津田朗子, 斎藤瑠華, 海道智美, & 土山和美. (2021). 緩和ケア病棟における終末期の自覚がない患者の退院支援―積極的対話で真意を把握し在宅へのレールを敷く―. 日本がん看護学会誌, 35, 35_353.
  • 米村法子, 野口麻衣子, 二見朝子, 山花令子, & 山本則子. (2022). 入院を機に難治褥瘡を有する療養者と家族の在宅看取りを実現した看護実践: 事例研究. 家族看護学研究, 27(1・2), 128-141.
  • 田嶋ひろみ, 柄澤清美, 雨宮有子, 吉田滋子, & 山田妙子. (2024). 重症心不全患者と家族の穏やかな自宅療養継続を支える訪問看護師の実践―「ケアの意味を見つめる事例研究」 による分析―. 家族看護学研究, 29, 37-50.
  • 冨永知恵子, 野尻清香, 柳原清子, & 今井美佳. (2024). 痛みをもちながらがん治療を続ける患者の治療中断の選択に伴走する─ 核心がつかめない患者とのやわらかな対話から─. 日本がん看護学会誌, 38, 38_72.