日本心脈管作動物質学会 研究奨励賞に関する細則
制定: 平成13年2月13日
改訂1:平成27年2月6日
- 研究奨励賞の目的と名称
次世代の心脈管作動物質研究を担う研究者の育成と学会の活性化をめざし、年次会における若手研究者の研究発表を顕彰する。名称を、「日本心脈管作動物質学会研究奨励賞」とする。各年次会において本名称を統一して用いることとする。
- 募集と選考の方法
- 応募資格は、学会開催年で満40歳未満の本学会会員とする。
- 応募者は、年次会の演題登録時に演題登録・抄録用紙に本賞に応募する旨を記入して申請する。
- 応募者多数の場合は書類審査による予備選考を行うことができる。
- 応募者は学会において口述あるいはポスター発表を行う。
- 選考は選考委員会により行う。選考委員長は年次会長が担当し、数名の選考委員を委嘱する。
- 選考委員は、担当する候補演題すべてについてその発表時に在席し、別項F(評価の基準と方法)に定める評価基準に基づいて評点を付ける。但し、選考委員と同じ講座、教室、研究室などに所属する応募者については評価しない。
- 評価の集計は学会事務局により行い、選考委員会を非公開にて開催し、受賞者決定に関わる協議を行う。
- 受賞者の選考は、選考委員の評点の合計点あるいは平均点をもって判断する。同点の場合には、順位点や各項目の点を参考にし、選考委員会で審議する。
- 年次会長の定めるところにより、若干名を研究奨励賞として選出する。
- 研究奨励賞受賞者の発表、顕彰、
- 選考委員会は受賞者を決定し、年次会後「血管」誌上に発表する。
- 受賞者には賞状と副賞を授与する。賞状は学会理事長と年次会長の連名で授与する。副賞は学会本部経費より支出する。
- 受賞者は受賞研究内容を「血管」誌上に原著論文または総説として掲載する。
- その他
- 本研究奨励賞の実施の判断も含め、項目B(募集と選考の方法募集)および項目F(評価の基準と方法)の要領は、年次会長の裁量に委ねる。
- 本細則に定める事項およびその他研究奨励賞に関して協議が必要な事項が生じた場合は、理事会、評議員会の審議を経て、総会で議論し変更、追加できるものとする。
- 補足
- 次世代の心脈管作動物質研究を担う研究者の育成と学会の活性化をめざし、若手研究者の研究発表を顕彰するために、平成13年2月13日開催の総会において本細則が制定された。
- 伝統ある学会賞として一貫した実施を図るために、平成27年2月6日開催の総会において本細則が改定された。
- 評価の基準と方法
選考委員は、発表演題の提示する内容と関連する質疑応答を中心に下記の項目について評価する。下記項目の配点を明示した評価表を事前に選考委員に配布し、各応募者に対し、評価点と順位点をつける。
【評価点】(30点満点)
① 研究の質(10点満点:1点刻みで評価する)
研究内容の質の高さを評価する。研究目的から結論に至るまで論理的な解析方法に基づき質の高い結論を導き出しているもの。
- 研究の独創性(5点満点:1点刻みで評価する)
研究課題、研究方法において、着想や展開にオリジナリティーや工夫等が認められるかを評価の対象とする。
- 研究の将来性・発展性(5点満点:1点刻みで評価する)
研究の将来性・発展性の高さを評価する。
- プレゼンテーション能力(10点満点:1点刻みで評価する)
以下の点を中心に評価する。
- 目的、方法、結果、結論は明示されているか。
- 全体的な構成は適切か。
- 図や表は適切に作成されているか。
- 自立的に研究ができていると思われるか。
- 演者による説明は分かり易く適切か。
- 質疑/応答は適切になされたか。
- 発表態度は好感が持てたか。
【順位点】各選考委員において、評価点の高い順に順位点を1点から順につける。評価点の同点者には順位点で優劣をつける。