Vital Capacity

法定健診を数年前までは、会社の会議室とかを臨時の診察室に仕立て上げた場所で受けていました。しかし、数年前より会社の会議室とかで受診する方式から、受診費用は負担するから自分で予約して医療機関で受けるようにという方式に変わりました。予約していくのは面倒なのですが、これまで健診をさぼっていた妻と一緒に検診を受けるようになって、その点はメリットがあります。この方式になってから、毎回医療機関を変えて、それぞれの健診のやり方を見学がてら見て回っています。そんな中、今年受診したTUI医療センターはクオリティが他より優れていたように思います。

いわゆる「胃透視」や「バリウムを飲む」と呼ばれている検査で、これまで会社で受けてきた検査法や去年まで受診した市内数か所の他施設では、私が研修医時代に基本として教わった方法よりはかなり簡略化した方法で撮影していました。二重造影法を開発した白壁医師が胃がんを発見するために多くのレントゲンを撮影することについて、他の医師からもっと少ない枚数で安く済ますように言われた際に、最低限必要な撮影数だと主張した経緯等を書籍で読んでいました。ですので、簡略化した方法では写らない部分が多少あるのではないかという懸念を持っていましたが、会社が依頼してやるような安価に大人数を裁くような健診は「こんなものだろう」という風に納得していました。でも、今回受診した施設は基本に忠実に撮影を進めていました。撮像する壁を正確に描出するように、技師さんが被爆しながら体の向きの微調整をしていました。(こんなことずっとやってらっしゃるのなら、技師さんの被爆が気になるところではあります)また、この施設で使用していました造影剤は腸への負担が軽かったように思います。事後、トイレでの残存も少なかったです。

写真は肺機能検査です。「肺年齢」とかいう指標は初めて聞きましたが、41才相当とされました。まだまだずっと若いつもりでしたが、肺も年をとってしまったようです。

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