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国際的なマスギャザリングに関する
レクチャーシリーズ

国際的なマスギャザリングとしてわが国では今後2020年の東京オリンピックや、2019年にラグビーのワールドカップが開催されます。また、海外からの旅行者も増加しており、今後ますます海外からの感染症の流入もあり得ます。マスギャザリングを日本集団災害医学会では「一定期間、限定された地域において、同一目的で集合した多人数の集団」と定義しています。 特に、本レクチャーシリーズでは国際的なマスギャザリングを対象とします。対策を検討するにあたっては、災害や救急の専門家の視点と公衆衛生の視点があります。対象者は、東京都や、近隣の都道府県でオリンピックのゲームを開催する、ならびにオリンピックのホストシティになる自治体の公衆衛生担当者、医療従事者です。本レクチャーシリーズは、国立国際医療研究センター国際医療研究開発費(27指4)「国際的なマスギャザリング(集団形成)により課題となる疾病対策のあり方の検討」の助成にて行われました。


第1回
2016年6月6日(月)18:00 –20:30

アウトブレイクの見かた、捉えかた 〜実地疫学調査を活用して〜 

加來 浩器 [防衛医科大学校 防衛医学研究センター 教授]

海外渡航歴があると、どのような課題があるのか?(渡航歴の重要性とその対策) 

竹下 望 [国立国際医療研究センター 国際感染症センター]


第2回
2016年7月11日(月)18:00 –20:30

生物テロ対策を考える 

齋藤 智也 [国立保健医療科学院 健康危機管理研究部 上席主任研究官]

マスギャザリング-麻疹と髄膜炎菌を考える

砂川 富正 [国立感染症研究所 感染症疫学センター(第2室)]


第3回
2016年8月30日(火)18:00 –20:30

マスギャザリングにおける健康危機管理 

和田 耕治 [国立国際医療研究センター 国際医療協力局]

東京2020大会に向けた感染症対策 

杉下 由行 [東京都福祉保健局 健康安全部 感染症対策課]


第4回
2016年9月20日(火)18:00 –20:30

食品衛生行政と危機管理対応 

田﨑 達明 [関東学院大学 栄養学部 管理栄養学科 教授]

衛生研究所における微生物検査 

貞升 健志 [東京都健康安全研究センター 微生物部長]


第5回
2016年10月17日(月)18:00 –20:30

国際的なマスギャザリングにおける検疫体制 ~街が動いてくる!東京港客船新時代に備えよう~ 

横塚 由美[厚生労働省東京検疫所 検疫衛生課長]

デングウイルス・ジカウイルス ~日本での媒介蚊対策は有効!か~ 

高崎 智彦[神奈川県衛生研究所 所長]

国立国際医療研究センター国際医療研究開発費(27指4)「国際的なマスギャザリング(集団形成)により課題となる疾病対策のあり方の検討(分担研究者 和田耕治)」の助成にて行われます。