専 門:腎臓
専門医:小児科専門医
入 局:2010年
熊本県出身。2008年熊本大学医学部医学科卒業。2010年熊本市民病院初期臨床研修修了。2010年に熊本大学病院小児科に入局。2013年に小児科専門医を取得後、小児腎臓を専門に決める。2016年に熊本大学大学院へ入学し、2020年に学位(博士)を取得。2023年4月からハーバード大学マサチューセッツ総合病院へ留学。2025年3月に熊本大学病院小児科での勤務を再開。
大変な点は、目の前の症状だけでなく、お子さまの将来やライフステージを見据えた診療計画を考える必要があることです。そのほか、採血や点滴ルート確保などの基本的な手技にも難しさがあり、鎮静を伴う検査では成人とは異なるリスク管理も求められます。ただ、お子さまの笑顔や、少しずつでも元気になっていく様子を日常的に感じながら仕事ができることはとてもやりがいであり、この仕事を続ける大きな原動力になっています。
大学病院では高度な診療が求められ、鑑別診断に沿って過不足なく検査を組む経験を積むことで、自らのスキルが高まるのを実感できます。どの大学病院でも、症例数の多さに違いはあれど、見識を培うという点では共通しています。研究経験者も多く、論理的な思考を学ぶ機会にも恵まれます。
一方で、疾患ひとつひとつの重症度が高いため、患者のその後の人生に寄り添う姿勢が必要です。家族へのサポートも含め、多職種と連携した社会的な支援も並行して考えていく場面も多くあります。
小児科はキャリア選択の幅が広く、大学院進学や国内外への留学など、基本的にさまざまな道が開かれています。ただし、小児科医が減少傾向にある現状では、熊本の小児医療を維持するための計画的な人員配置も重要です。進みたい方向性が定まった段階で、医局や専門グループと早めに相談しておくことをお勧めします。また、留学経験者がネットワークを広げ、後輩たちの選択肢を守っていくことも大切だと考えています。
仕事に集中できているのは、チームのサポートはもちろんですが、ひとえに家族の理解があってこそです。育児にどこまで関われているか自信があるわけではありませんが、子どもたちとのコミュニケーションはできる限り大切にしています。家事は適材適所で分担しており、私が父親と小児科医を両立できている(と思えている)のは妻の支えによるものです。私の実績の半分は妻のものだと、本気でそう思っています。
小児科はやりがいの幅が非常に大きく、「子どもと関わりたい」「集学的な診療がしたい」「高度な医療を実践したい」「地域に根差したかかりつけ医になりたい」など、さまざまなモチベーションに応えられる診療科です。選択肢の多さと深さは魅力だと思います。迷っているなら、ぜひ一度飛び込んでみてください。前向きな使命感に駆られるような、あなたの「天職」がきっと見つかるはずです。
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