「これまで男がしてきたように、 女だっていろんな男の人とセックスしてみたい。 性欲だってあるんだから、楽しんだっていいと思う」
『モア・リポートの20年』より
昨晩は除湿をかけて寝たせいか、比較的よく眠れた。早朝、娘に起こされる。二度寝して定時起床。
昨日は歩かなかったので、今日はよく歩くべし。
朝、不機嫌で泣き叫んでしまいには朝食を戻した娘をシャワーできれいにしてから 保育園へ連れていく。梅雨の時期はみんな疲れているようだ。 6月も国民の祝日が必要ではないか。
それから歩いて大学へ。History of Philosophy 256. Henry of Ghent (ガンのヘンリクス。ガンはベルギーの都市)。 死刑囚は逃亡する権利があるとか、飢えて死にかけている人は物を盗んでもよい と考えていたそうだ。このあたりはアクィナスと一緒か。 アクィナス同様、アルベルトゥス・マグナスに教わったとのこと。
なんというか、メールの返事をしていたらあっという間に午前中が 終わりそうだな。
午前中はちょっと某調べものなど。お昼になる直前に購買部に行き、 冷きしめんなど入手。もそもそと食べる。
某会議。眠い。
明日の講義の準備など。アームソン(1958)の論文を読み直したり。
第二回臨床倫理学入門コースの案内を全学のウェブサイトにも出してもらった。よろしくお願いします。
夕暮れ時に店仕舞いにして帰宅。研究室で就活中の某君が買ってきた赤福をもらう。 歩いて帰宅。そういえばもう夏至を過ぎたんだな。
夜、夕食。
娘とWiiでボーリングをしたり、ボール遊びしてからシャワー。 娘がMiiでキャラを作ることを「子どもを作る」と表現し、 「子どもを作りたい」とせがまれる。
早く起きることにしてもう寝るべし。
今日は休みだったので娘の相手をし、時間を見つけてプールと散髪。
昨晩は娘の寝かしつけの時に一緒に寝てしまったので、今朝は早めに起きる。 しかし、しばらくしてまた少し寝てしまい、結局少し遅めの起床となる。シリ アル、朝刊。娘とシャワー。
午前中は娘を連れて御所に行き、娘を遊ばせる。お昼、近くのプールに一人で 泳ぎに行く。1.2キロ。もうちょっと頻繁に行きたいところ。
昼下がり、昼食をとってから夕方まで娘と昼寝。起きてから近所の床屋で散髪。 ものすごく久しぶりに顔を剃ってもらう。カミソリ負けするのでいつもはやら ないのだが、丁寧にやってくれたのでまあなんとかなった。
夕方、娘と30分ほど散歩。夜、夕食。新聞。夜中、娘とシャワーを浴び、食器 を洗う。それから娘の寝かしつけ。ここしばらく朝夕は比較的涼しいので寝や すい。
真夜中。映画でも見ようかと思ったが、もう時間切れか。
今朝、早めに起きてシャワー。荷物を詰め、チェックアウト。昨日フラットの 大家に電話で尋ねたところ、お金はすでにクレジットカードで支払ったことに なっているようだ。忘れ物がないかどうかよく確認してチェックアウト。
最寄り駅から一駅でアムステルダムセントラル駅へ。それから空港までの切符 (直通は特急のFyraのみだったのでこちら)を購入。ようやく電車の仕組みも分 かってきたところで出国というわけだ。某院生と落ち合って空港に行き、荷物 をロッカーに入れてから、数時間の社会見学のためにアムステルダムへ。
社会見学のために飾り窓のあたりを歩き、社会見学とはいえどもコーヒーショッ プには立ち寄らず、行列が出来ているアンネフランクの家を遠目に見て、水路 のほとりの喫茶店で往来する船を見ながらパニーニを食べ、花市場をひやかし、 海を少し見てアムステルダムを後にする。今回は天候に恵まれ、暑くも寒くも ない日が続いたので良かった。
空港に戻ってチェックイン。荷物を預けるのもセルフサービス化されていてす ごい。出国審査を経る前に持ち込みの荷物検査がないと思っていたら、搭乗口 のところであったのでそれも驚いた。お土産を少し買っておく。
飛行機に乗ってすぐ少し寝る。映画を見ようかと思ったがそんな気分になれず。 せっかくなのでいろいろ考え事をしよう。〆切もあるしな。
今回の出張で考えたこと。国際学会は疲れるが、これまで日本でたくさん国際 会議を開いて研究者を招聘していたので、知り合いが多くて助かった。某先生 に感謝しないといけない。しかし、知り合いを減らさないためには今後もちゃ んと顔を出さないといけないんだよな。大変だ。
報告はまあそれなりだったが、もうちょっと勉強して最先端の議論(といっても 大したことはないが)をフォローしておく必要がある。また、哲学系の報告は抽 象的かつ無国籍な感じになりがちだが、あまりに無国籍な報告ではなく、日本 の具体的事例も紹介できる内容にすること。もちろん、英語のスキルももっと 磨かないとだめ。
今回の学会はよくオーガナイズされていた(ピアノやダンスも良かった)が、面 白かったのはいくつかの有名人の基調講演ぐらいで、学ぶところが少なかった。 これは、自分の報告が三日目で準備不足だったため、人の報告を真面目に聞か なかったというのもあるだろう。また、自分が積極的に出た公衆衛生系のセッ ションは今ひとつな発表が多かったのかもしれない。ビーチャムが生命倫理は 哲学者のプレゼンスが減ったと言っていたが、哲学系の報告は結構多かった気 がするし、それらは抽象的すぎてつまらなかった気がする(しかし、 このブログではとてもよい大会だったと評価されている。)。
面白かったのはドヴァールの講演(TEDで見れるけど)、グローバルジャスティス 系の話(学んだことは少なかったが、ちゃんと勉強しようと思った)、ビーチャ ムの昔話、ジョン・ハリスの道徳的エンハンスメントの話、De Greyの長寿エン ハンスメントの話、あと生殖ツーリズム関連のポスターセッションか。もう ちょっと実証研究の報告を聞くべきだったかもしれない。
宿泊施設はそれなり。最初に鍵を入手するのが困難で、それ以降は快適だった が、キッチンで料理をすることはおろか、スーパーで買い物さえしなかったの で、宝の持ち腐れだった。掃除も入らなかったが、これは別に困らず。
スマートフォンを二日目に入手できたのは良かった。今回はホテルでも学会会 場でも無線LANが使えたが、どこでもネットにつながる安心感はありがたい。国 内ではSIMを差さないかぎりiPodTouchのような使い方しかできないが(また持ち 歩く端末が増えてしまった)、海外に行く機会があればまた使うことにしよう。
オランダは初めてだったが良い国だった。ロッテルダムは食事はそれなりだし 治安も衛生状態も比較的良かった。ここも住める国だ。時間があれば安楽死事 情などもうちょっと勉強できれば良かったが、次の課題にしよう。(そういえば オランダ人研究者と仲良くならなかったな)。9時以降に働き出して6時には店を 閉め、土日はたっぷり遊ぶという文化も立派だと思った。見習おう。
本を読んだり食事をしたり(珍しくベジタリアンの料理が美味しかった)。その 後、やることがないので、暖炉の前のデカルトよろしくいろいろ思索。
根本的な方法論についての反省というよりは、今後の方針を立てる作業。残り の人生は短いものと思い、優先順位を明確にして生きるようにしよう。漫然と 生きていてはいけない。
しかし、オランダに来て改めて思ったが、もう少し人生を楽しまないといけな い。どうも日本にいるとまじめに忙しく生きてしまう。それというのも優先順 位をつけずに仕事を引き受けてしまうからだ。倫理的な生き方だけでなく、幸 福な生き方も探究するようにしよう。
よく寝た。また窓側の席だったので、あまり水分は摂取せず(それも本当は良く ないのだが)。次は必ず通路側を取るようにしよう。勉強しようかと思ったが、 機内が暗いので今ひとつあれ。こういう時こそ映画でもみるべきなのかな。
部屋が暑かったせいか、なぜか早起き。資源ゴミの日なので、 ダンボールに入った学部時代からの資料を大量に捨てる準備をする。 ダンボール七箱のうち、四箱ほど捨てる。残りは来週。
シャワー、朝食、朝刊、洗濯。午前中は某非常勤の準備。
少し遅めに出勤。お昼から某院生と某翻訳作業。そのあと、お昼を食べる。
昼下がり、少し雑用してから電車に乗って非常勤先へ。 電車ではよく寝る。
夕方、喫茶店で時間をつぶしてから某非常勤。
夜、研究室に戻ってきてしばらく雑用。某氏来訪。
夜中、某所で酸辣麺を食べたあと、小雨の降るなか帰宅。 それからひさしぶりに巣鴨の漫画喫茶へ。堪能。
真夜中に帰宅して寝る。
昨晩はサッカーを見てから寝た。日本敗退。
朝、なんとか起きてゴミ出し、シャワー、朝食。
定時出勤。午前中は雑用。ちょっと寝袋。
お昼から某先生らと二時間ほど某打ち合わせ。そのあと、 某コモン・ルームでコンビニで買った弁当を食べる。
昼下がり、某氏と某作業。夕方まで。そのあとまた少し寝袋。
夜、某先生たちと一緒に上野の韓国料理屋で飲み会。 別の教室の先生たちと一緒に歓談。ビールとマッコリ。
夜中、二次会。ビールやワインを飲みながら歓談。楽しかった。
真夜中、いったん研究室に戻ってから帰宅。新聞。ふう。
定時起床。髭剃り、朝食。昨日、電子レンジがお亡くなりになったようで、 牛乳を温められず。
定時出勤(少し遅刻)。途中で週刊アスキー。午前中はいろいろ雑用。
お昼、某ランチョン・セミナー。お昼すぎ、某ガイダンスの手伝い。
昼下がりから某ミーティング。夕方まで。いろいろ相談。
夕方、某氏と一緒に根津神社に行き、茅の輪くぐりをやってみる。 ざっと数えて千人近くいたので、三回くぐるのに1時間以上かかった。 それから帰宅。
夜、夕食。そのあと、新聞や週刊アスキーを読みながら、 なかなか動かないVAIOと格闘。朝、セーフモードで立ち上げると、 crcdisk.sysのところで止まるので、 よほど再インストールするかubuntuを入れようかと思ったが、何十回も 再起動していると、なぜか動くようになったので、とりあえずよしとする。 どうもWindow Updateをすると動かなくなるような気がするが、 今ひとつ原因不明。
真夜中、二階の勉強部屋で少し勉強したり、メールを書いたり。もう寝よう。
朝、定時起床。シャワー、朝食、朝刊(産経)。ナスの日。
お昼前に大学へ。午前中とお昼すぎまで某レポートの採点。
昼下がり、某英語の勉強会。そのあと、夕方まで某レポートの採点。一通り終わる。 某氏らと少し雑談してから帰宅。
夕食後、新聞(朝日の朝刊と夕刊)を読む。 それから、『リトル・ダンサー』をつい観てしまう。 T・レックスの音楽がかっこいい。
真夜中、某妻とジョギング。3.5キロほど。
今月は黒字だったので、UNHCRに少し寄付。 そういえば、学会費も払わねば。町内会費も。
朝、ゴミ出ししてから二度寝。遅めに起きる。朝食はシリアル。
お昼すぎまで某予稿集の原稿執筆。
お昼すぎ、急いで家を出て、巣鴨へ。某氏との待ち合せに数分遅れる。 それからJR、小田急線と乗り換えて某成城学園前で降りる。 お昼を食べていなかったので喫茶店に入ると、 ドリンク以外にはトーストとケーキしかない店であることが判明。 トーストも切れていると言われたので、泣く泣くチーズケーキを食べる。
昼下がりから某研究会。ハイエク、テイラー。勉強になる。
夜、某氏と巣鴨に戻ってきて京風居酒屋で飲む。 そのあと、自宅に戻って某妻と三人で夜中まで飲む。歓談。
夜中、また雨が降り出す。
そういえば、昨日、ボーナスらしきものが。それを入れなくても、 今月は無事に黒字達成。感謝してちょっと寄付しよう。
比較的よく寝て、定時出勤。午前中は新聞の切り抜きなど。
お昼はプールに行き、クロールの手と足を交互に練習。1キロちょい。 昼食はサブウェイ。
そういえば、先日、新しい水泳キャップを購入した。 古いのはずいぶん痛んできていたので。パンツの方はまだ大丈夫そう。
夕方、某会議に参加。
夕食は春日の洋食屋で。白ワインを少し。
今日はほとんど勉強してないので、これからちょっとやろう。
そういえば、 先日のガーディアンを読んでいて知ったが、この話はすごい。 スペインが大型類人猿に法的人格を認めるという話。 シンガーも喜んでいるそうだ。
Moral booster
Spain is set to grant historic rights to the great apes that will regard them as 'legal persons' under the law. The philosophers behind the resolution say it at last recognises that all species are equal. (The Guardian, June 7, 2006)
今月も赤。ただし、ボーナスが入ったので、それを入れると黒。
国境なき医師団にちょっと寄付。 なるべく毎月すること。
今日のニュース
早起き。雨。
最近、目覚し用に音楽がかかるようにしている。 音量をうまく設定しておけば、目覚めやすい気がする。
万歩計はローマを終わり、最後の京都へ。 京都駅から清水寺へ。次は東福寺。
Ann MacleanのHarris批判を読む。 この人はほんとに義務論者だな。
一日の中で最も暗いのは夜明け前。 最もつらい時期はそれがもうすぐ終わることを示しているという意味の諺。 つらいときも希望を失うなという意味で用いられる。 dawn(夜明け)の反対はdusk(夕暮れ)。
`Dedicated to the One I Love'という曲でこの諺が印象的に使われているので 思い出した。
某スタバで今日の新聞を読んでから大学へ。 ケイティ・メルアが今 月上旬に来日公演をしていたことを今ごろ知り、少し泣く。 見に行きたかった…。
お昼にプールへ。1.3キロほど泳ぐ。 平泳ぎだといつまででも泳げるようになってきた。 ただし、まだまだフォームがよくない。
そのあと、購買部で買物をして研究室で食事。
夕方、オックスフォードの某オージー医療倫理学者の講演を聴講に行く。 調子に乗って発言しすぎた。反省。
夜、某授業に遅れて参加。そのあと、同僚の方々と某韓国料理屋で食事し、帰宅。
う、朝方雨が降っているのを言い訳に、某シンポジウムに出席せず、 そのまま昼下がりまで寝続けてしまった…。
今日は研究日ということにしておこう。
みんな、用意はいいかい、列車が来るぞ
荷物はいらない、ただ乗るだけさ
信仰があれば、ディーゼルの音が聞こえるはず
切符はいらない、神に感謝しな
みんな、用意はいいかい、ヨルダン行きの列車が来るぞ
客を乗せるために、全国くまなく走ってる
信仰が鍵だ、扉を開けて乗せてやってくれ
神の愛が強き者は、みんな希望を持っていい
どうしようもない罪人は乗せてもらえない
そう、人々を傷つけて自分だけ助かろうとする罪人は
憐れんでやろう、救いの見込みの薄き人々を
神の玉座の前じゃ、隠れるところはどこにもないから
みんな、用意はいいかい、列車が来るぞ
荷物はいらない、ただ乗るだけさ
信仰があれば、ディーゼルの音が聞こえるはず
切符はいらない、神に感謝しな
---Lyrics by Curtis Mayfield, sung by Eva Cassidy
エルヴィスのDVDを観る。あのもみあげはどうしても納得が行かないが、 やはり歌はすごい。エンターテイナーとしても超一流だ。
それから勉強。アートとサイエンスについてメーリングリストにポストしたり。
フリーデンの本はかなりおもしろいことがようやくわかってきた。
まだ起きてる。
ある言語において、ある概念を指す言葉がないからといって、 その概念が存在していないとは言えない、と誰かが書いていた気がするが (某名誉教授だっけ…まあ誰でも言いそうなことだが)、 英語の「アイデンティティ」に当たる言葉が日本語にないからといって、 日本語にはその概念(あるいは考え方)がないというのは変だと思うがどうか。 「おらは〜村の〜だ」という考え方は、アイデンティティ理解だと思うのだが。 そもそも、「日本人としてのアイデンティティ」といったような意味で 英語のidentityが使われるようになったのはいつごろからなのだろうか。 OEDで調べる必要があるな。 Merriam-Websterによれば、 self-identityという語は1866年、 identity-cardは1900年、identity-crisisは1954年だそうだ。
昨日買った本。全部105円。
遅寝遅起き。う〜ん。
ドアベルが鳴ったので返事をすると、 「宗教の勧誘ではありません」と言って、 ものみの塔の信者がパンフレットを配りに来た。
朝日のハッピーシングル宣言の連載が終了したようだ。 産経的にはケシカラン連載だが、たいへんおもしろい。
某スタバ。新聞を読む。
シンガーの翻訳。がんばって一日2ページずつこつこつ進もう。
夕方に家に戻り、少し庭の草を引く。蚊におでこ、腕などを刺される。
それから駒沢の某タイカレー屋で食事。なかなか。 そのあと、某ドトールに来て勉強。眠い。社会学の勉強。
某ドトールが閉店したのち、帰宅。部屋にも蚊がいる。
猛烈に眠い。なぜだ。
昨日買った『モア・リポートの20年』、 おもしろかったので最後まで読んでしまった。 以下、少しだけ引用。
「ひとりの人に一生愛される自信がないし、 愛せる自信もないから、 たくさんの人といろんな経験をしておきたいと思っています」(35頁)。
「つきあっている人がいると、ひとりしかHできないし、 たとえ恋人がいても、他の人とHした時って、 ざいあくかんがあって、すごくイヤ。 だから私は、誰ともつきあわずにHしてる。 ぜったい人は、ひとりの人をずっとスキではいられないもん。 ひとりの人と一生Hしてたら、ぜったいオーガズムなんて感じられなくなるし、 Hが楽しくない」(40頁)
「昔は、愛のないセックスをしていた。 愛がなくてもセックスすれば精神的に落ちつくし、 気楽だったし、 いつ関係が切れても、私自身は崩れないだろうという自信があったから。 けど、今は愛すべき人とのセックスを経験して、 違う自分が見えてきた。 私にとって、愛すること自体はリスク(精神的に、 いつ自分が崩れるかワカラナイという恐れ) を背負う覚悟が必要だけど、愛のないセックスをしている自分より、 愛を感じたセックスをしている自分のほうが、 ずっとやさしくて好き」(133-4頁)
「本命の彼氏とは、つきあいが長くなると、オーガズムのコツは覚えるけど、 ドキドキがへってくる。ウワキじゃなくて、 体だけ気持ちよくなりたい時だってある。 ダイタンにセックスしたいときもあるし……。 バレなければ、誰も傷つかないしね」(140頁)
「これまで男がしてきたように、 女だっていろんな男の人とセックスしてみたい。 性欲だってあるんだから、楽しんだっていいと思う」(143頁)
「本気が怖いから、複数の人に気持ちを分けてます。 そうして彼以外の人に目をそらしておけば、 愛情が彼一人にかたよって、彼一直線にならなくてすむから」(144頁)
質問: セックスでオーガズムを得ることは重要ですか?
回答: 重要。死ぬまでに一度体験してみたい。(54頁)
結婚を含めて、本気の恋愛にコミットすることを恐れる女性が 増えてきているようなので、 実存主義の需要が高まっていると言えそうだ。言えないか。
あ〜、おもしろいけどこんな本を読んでる場合ではない。 発表の準備をせねば。
う。もうこんな時間。
米国の某古本屋に注文した本が届く。 両方ともハードカヴァーで高かった。
ネムイネムイ病炸裂。本を読んでいたらまた寝てしまった。
シャワー、そうめん、豆腐。
サッカーを見てはいけない。
前半終了。
サッカーを見てはいけない。
あ〜、カーンかわいそう。ブラジル先制点。
ブラジルニ点目。ボールのさばき方がうまい。
ブラジル優勝。おめでとう。
勉強勉強。
机に向かっている時間…4.25hr
今日の勉強時間…1.75hr
マルクス係数…9.0
早起きして電車に乗り、ローマへ。 ローマへは某香港人(以下某嬢)と二人で行く。
ローマ駅からタクシーに乗り、 姉から聞いていたパンテオンのそばにあるホテルにチェックイン。 パンテオンの中を覗いたあと、 道に迷いながらようやくトレヴィ噴水に辿りつく。
さらにポポロ広場からコルソ大通りを南に歩き、 ヴィットーリオ・エマヌエレ・モニュメントを見上げ、 ローマフォーラムを一望し、 テベレ川を渡ってトラステーベレ周辺に行き、 おいしい夕食を食べる。
それからふたたび道に迷ったあと、夜のトレヴィ噴水に辿りつき、
一息ついたあとホテルに戻る。
某嬢は彼氏が香港で待っているのだが、 おれと一緒にツインの部屋に泊まると電話で聞いてすこし怒ったらしい。
昨日は、雨に打たれて下宿に戻った。 自転車のブレーキが効かなくなっていてたいへん危険。
大雨の中、某スーパーに買物に行く。当然ながら客も少ない。 そうめん買う。キムチも買う。納豆も買う。
下宿に戻ると本が満ち満ちている。あっちを向いても本、 こっちを向いても本。たまらなくなり片付けだす。
本棚を入れる空間はないので(いや、部屋の外には置けるのだが、それは避けたい)、 壁にヨコにつけていたスチールラックをタテにして、 ちょうど本屋さんの本棚のように、 前からも後ろからも本を入れることができるようにする。 これで少し余裕ができた。部屋は狭くなったが。
適当に晩ごはんを作って食べたあと、 『レインメイカー』を観る。 大手悪徳保険会社を相手どった裁判の話。 背の低い助演男優が味を出していた。B。
夜明け前に寝て、お昼に起きる。 授業に出るのはあきらめ、BMORの予習。 某喫茶店に行ってミックスサンドのセット。サンデー。プレイボーイ。
豪雨だったが下宿はまだ雨漏りしていない。奇跡的。
すべきことが雪ダルマのように増えていく。どうすればいいのか。
山形県産と思われるサクランボをいくつかいただく。感謝感謝。
BMOR読書会終わり。 シャフツベリによる人間心理の分析。 精神の快が身体の快より強いって本当だろうか。
しかし、 ミルと同じくシャフツベリも 「精神の快と身体の快を両方経験したやつには、 どっちがすぐれてるかすぐにわかる」 と言っているので、 どっちがいいのかすぐにわからないおれは、 精神の快を経験したことがないのかもしれない。 いや、経験したことがないのは身体の快の方か? あるいはその両方?
日本功利(公益)主義学会では、 「ベンタムにおける徳と幸福 (Bentham on Virtue and Happiness)」 という題名で発表することになった (たぶん)。さ、勉強勉強。
う〜ん、こんな題名でほんとに書けるんだろうか。さっそく不安になってきた。
今日やったこと
あれれ、今月ももう終わりですか。
夕方に買物し、下宿に戻ってからシャワー。 勉強をしてから夕ごはん。 みそ汁。あぶたま丼。サラダ。
ちょっと休んでから、 真夜中に下宿を出て、 途中某古本屋に寄って研究室へ。
あ、昨日人環の図書室でコピー、 もとい複写をしてたのはのらくら氏でしたか。 ちっとも気付きませんでした。 せっかくだから本を借りてもらえばよかった:-)
昨日のチョムスキーについてのぼくのコメントに関して、 某先輩からメイルが到着。 ぼくの間違いを指摘してくださっている。
メイルに曰く、ぼくの例に即していうと、10年後、 この20才の子供の日本語の文法が10年前の日本語の文法と 正確に一致しているかどうかが問題なのではなく、 この宇宙から帰ってきた子供の使う日本語が、 すべての人間の言語に共通であるような文法構造(「正しい」文法) と合致しているかどうかが問題なのだ、とのこと。 どうやらぼくは「正しい」という語の意味を読み違えていたようだ。
ついでに、理解が深まるように次の一段落も引用しておく。
およそどの子供も自分が属する共同体の言葉を覚えるようになる。すべての子 供が百種類の生得的文法(日本語、メキシコ系米語(チカノ)、ブリティッシュ・ コロンビアのインディアン語(クワキートル)、フランス語)をもって生まれて くる、と考えるよりも、あらゆる言語は単一の基底構造を分有しており、子供 たちが自分の周囲で話されていることを基礎に一つのじっさいの言語を投射す る場合、彼らはこの構造にしたがってその投射を行う傾向性をもって生まれて くるのだ、と考える方が賢明である。(113頁)
朝下宿に戻って、シリアルを食べてから爆睡。 寝坊して4コマ目の情報倫理の授業に遅れてしまう。
某助教授と某師匠とそば屋へ。 そばもだんだんうまくなってきた。
・う〜む、寝れない(当り前)。『動物のお医者さん』をついに全巻読み終える。 面白いが、一気に全部読める本ではない。
・少しシジウィックの翻訳をする。そろそろ眠くなって来た。
・起きる。腹減った。あ、もう明日は7月か。香港が中国に返還される(らしい、 ということを3日前に知った…)。
・リンリー教授からメイルが届いた。
「忙しくてなかなか書けへん。とりあえず導入部分だけ書いたんで送るわ。君 のホームページに載せといてくれ。ま、だいたいうちの大学のほんまの話やね んけどな、一応フィクションにしといてくれ。つづきはまたそのうち送るわな。 ほな」
・というわけで、一応フィクションである。
・これまでの一連の連続殺人もこの淳君を殺害した少年の仕業ではないかと、 マスコミは大騒ぎである。うむ。これではとても京大にはマスコミを呼べんな。
・識者と言われる人が総動員されてこの件に関してコメントをする。容疑者の 少年の過去がどんどん暴かれる。みなが少年をもっと良く知りたがっ ている。もっと良く理解したがっている。なんだ か非常にアイロニカルな状況。
・また、エヴァンゲリオンの時のように皆が謎解きにやっきになっている。殺 人者の心理を分析したがっている。ひょっとすると容疑者の少年は、この時代 に産まれるべくして産まれた殉教者として祭り上げられるのではないだろうか。 しかし彼は決して義務教育が生み出した異端児なのではない。地震が生み出し た奇形児でもない。このことを強調しなければ責任の擦り付け合いになる。
・とか言って。つい調子にのって口をはさんでしまった。けど、こういうとき に立派な倫理学者だったらどうするのだろうか。どんなことを言うのだろうか。
(何を言っても陳腐になりそうだし、そうかと言って何も言わないのも立派な 倫理学者らしくない気がする)
・シジウィック読書会終わり。遅刻反対っ。
・疲れたのでそろそろ帰って寝ます。ま〜たあ〜し〜たっ。