われわれはものごとがうまくいった場合は実際以上に自分の功績と考える一方で、 都合の悪いことはすぐに他人やものごとに責任転嫁してしまう。 もし責任転嫁の傑作が見たいなら、自動車事故の保険調書がおすすめである。 「見えない車がどこからか来て、私の車に当て逃げしていった」だの、 「交差点で突然垣根がわき上がり、視界が遮られた」だの、 ひどいのになると「歩行者が車に体当たりしてきて、 車の下にもぐりこんだ」というのもある。
---E.B.ゼックミスタ/J.E.ジョンソン『入門篇 クリティカルシンキング』
定時起床。ゴミ出し、朝食、朝刊。GWの疲れが出たようで、朝から喉が痛く、 鼻も出る。
朝、娘を保育園に送ってから大学に行き、某申請書類の見直し。お昼は百万遍 のカレーにしようかと思ったが混んでいたのでお好み焼き。
お昼すぎ、某申請書をオンラインで提出してから某翻訳作業。昼下がり、某演 習。カントの徳福一致。
夕方、いろいろ雑用。アマゾンから本も届く。風邪が悪化しそうだったので、 河原町二条の診療所へ。空いていたのですぐに薬をもらえた。それから帰宅し て娘を保育園に迎えに行く。
夜、夕食。夕刊。夜中、食器を洗ってから風呂。娘の寝かしつけのつもりが、 先に寝てそのまま朝まで寝てしまう。
少し早めに起床。シャワー。朝食、朝刊。
体調が戻っていなかったので(熱はないが、喉が少し痛く、頭痛および頭がボーっ とする)、某妻に娘を保育園に送ってもらうことにして、少し寝る。それから歯 医者に行き、お昼前に学内の保健センターの耳鼻咽喉科へ。抗生剤その他をも らう。
お昼、某ランチョンセミナー。薬をなかなか出してもらえず、だいぶ遅刻。生 体臓器移植。
お昼すぎ、某氏らと定食屋で昼食。
昼下がり、本三駅前の某喫茶店で某編集者と会い、校正原稿を渡す。あともう 少しで校了。
夕方、某医図書に行き、論文の調べもの。それから研究室でいろいろ雑用。
夜、定時に帰宅して夕食。
夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。薬のおかげか、体調はだいぶ良くなった。
今日も早めに寝よう。
某娘に起こされて早起き。朝食をとってしばらくしてからお昼まで寝る。
午後、某娘の世話をしながら、某論文を読んだり、いろいろ雑用。。
夕方、郵便物を投函ついでに某スーパーで買い物し、辺りを散歩。小雨。 戻ってきてから少しだけ寝る。その前後に某翻訳の今日のノルマ。
夜、急いで夕食をとり、オンラインで某院生と某翻訳の相談。夜中まで。 つかれた。終了後、少し焼酎。
これから食器を洗い、某娘を風呂に入れたら寝る予定。 あるいはもう少し勉強できるかな?
今日も早起き。シャワー、朝食。
午前中は学部の講義。それなり。暑くなってきた。
お昼を食べたあと、しばらく雑用。
昼下がりから夕方まで、某先生らと某相談。
夕方、少し勉強。雨。某氏来訪。途中まで一緒に帰宅する。 結局歩いて千石まで戻った。
夜、夕食後、死んだようにソファで寝る。
夜中、二階の勉強部屋で勉強。まずい。
しかし、徹夜する体力もないのだった。困った。
定時起床。ゴミ出し(ダンボールや本など)。シャワー、朝食。
10年前の今日、PHSに加入したようだ。お世話になっております。
朝、定時出勤(少し早目)。午前中は新聞記事を読む作業など。
お昼、某ランチョンセミナー。先日のNHKの新型インフルの番組を観る。
お昼すぎ、本三で某妻と某氏と昼食。某氏は元気そうで何より。
昼下がり、某先生と1時間ほど打ち合わせなど。某英語論文を某所に発送。
夕方、少し居眠り。そのあと、某院生の某原稿を仕上げ、メールにて某所に発送。 二件、懸案の仕事が終わって一安心。それから明日の講義の準備。 のど飴を舐めすぎたせいか、舌の付け根が痛くなる。
夜、ジムのプールへ。着替えてさあプールに入ろうと思ったら、 水泳帽が見つからず。泣く泣くサウナだけ入って帰宅。
帰宅して夕食。カバンを開けたら水泳帽が見つかり、腹を立てる。
夜中、地デジ用のアンテナが届いたので、いろいろ試行錯誤。時間の無駄。 夕刊。
押し入れで探し物をしていたら、 以前洗濯機に入れたiPod Shuffleが出てきたので、 試しにUSBでコンピュータにつなげたら、動き出した。き、奇跡だ。
一階にある古いデルの17インチモニタがHDCP非対応なので、 二階にあった新しい20インチのモニタと交換したところ、 二階の机の場所は取るし、画面は小さくなるしで、困った。 正直、こんなに違うとは、使っていて気付かなかった。慣れとは恐しい。
定時に起きる。本日も晴天。シャワー、朝食。新聞は休み。
そろそろ歯医者の予約を入れよう。検診に行かなくては。
今日のこと。
しばらく怠惰な生活を続けていたが、今朝はちゃんと起きる。 風邪はだいぶまし。一応、大学の診療所に行っておくか。
定時出勤(少し早目)。大学に来るのは一週間ぶりぐらいだな。がんばろう。
w-zero3のデータをデスクトップPCでも使えるように、 Outlook 2003の設定をする。Outlookを使うのは、これが初めて。 ファイルの同期と、祝日の設定ができるようになった。
お昼前に某保健センターへ。風邪薬をもらう。 ついでに購買部でminiSD(256MB)を購入し、w-zero3に付け足す。
昼食後、うだうだする。 やるべきことはあるのだが、やる気がでない。motivationがない。いかん。
夕方、なんとかinertiaの状態から抜け出て、しばらく某論文の修正をする。 少しやると日が暮れてきたので、帰宅して夕食。いかん、 大学にいる間にもっと仕事をしないと。
デザートのメロンを食べながら、 学内広報にあった小宮山総長の入学式の式辞を読む。 「常識を疑う確かな力」と「先頭に立つ勇気」がキーワードのようだ。 どうでもいいが、なぜ「常識を疑う力」ではなく、 「常識を疑う確かな力」なんだろう。 「確かな野党」というキャッチフレーズを思い出して仕方がない。
夜、夕刊を読んだ後、某妻と40分ほど散歩。 戻ってくるとひどく眠くなる。 今日も一日があっという間に終わる。
少しMooreのEthicsを読む。 この人の文章はどうしようもなく冗長だな。
今日のニュース
お昼すぎまで寝てしまう。大学に行かねば。
小雨の降る中、大学へ。 同僚の某氏と、引き続き某テキストの構成の相談。
夕方、1時間ほど某スタバでガーディアン。 たまっていたガーディアンもようやく減ってきたが、 今度は産経新聞がたまってきた…。
夜は同僚の某氏とラーメン。
そういや、どうでもいいが、 よくお昼に使っている某弁当屋が、 先月ぐらいから、サービスでスクラッチの金券を配り出した。 それはまあいいのだが、そこに書いてある一文がおもしろくて、 「ささやかな気持ちDES」とある。
この末尾の`DES'というのは何なんだろう。 なぜ「です」でも`DESU'でもなく、`DES'なんだろうか。 ひょっとしたら巷で流行っている書き方なんだろうか。 しかし、もしこれが「ささやかな気持ちDEATH」とかだったら、 完全にヤンキーだな、とか考えて、金券を見るたびについ笑ってしまう。
ちょっと某テキスト執筆。いろいろ仕事がたまりつつある…。
今日のニュース
昨晩は真夜中まで研究室で勉強したあと、つい近くのマンガ喫茶に行ってしまい、 明け方に帰宅。そのままお昼すぎまで寝てしまう。
昼下がりに某スタバで新聞を読んでから、研究室に来て少し勉強。
帰宅。
先日録画しておいたロビン・ウィリアムズ主演の 『アンドリュー』を少し見る。 ロボットのアンドリューはプロパティだが、パーソンであるかのように扱う、云々。
`irreplaceable'は「かけがえない」か。 `unique'も「かけがえない」と訳せそうだ。
『アンドリュー』を見る。 人格を持ったロボットが改造を繰り返し、 最後には人間と同じ寿命を持った存在となり、 人間として認められる、というような話。 それでは、黒人が白人の姿形をするというのと同じなので、 もうちょっと違った展開の方がよかった気がする。C。
たまっていた新聞の切り抜きを途中まで。
真夜中に帰宅。カレー。
気を使う一通のメールを書くのに一時間以上かかった。 メールは手紙に比べると形式に拘らずに済み、 オレのような礼儀知らずはそのおかげでかなり助かってるわけだが (長い目で見た場合、それがいいのかどうかわからないが)、 それでもそれほど親しくない数名の目上の人にあてて書くとなると、 かなり神経を使う。 なるほど、こういうことを毎日やっていると胃に穴が開き、 脳の血管が二、三本切れるわけだな。
明日は早いのでもう寝よう。
今日も早寝早起き。それから散歩、朝食。 しかしすでに眠い。社会人への道は険しい。
今日は某宮廷大学の図書館に行ってくる予定。
Deborah Harry `French Kissing in the USA' -> `Freedom Kissing in the USA'
そういえば昨日、自由ヶ丘駅前に「バーバーキング」という散髪屋があるのを 見つけた。シャレ?
昨日、大学の生協で買った本。
新聞。 中国では、「韓国でSARS患者が出ないのは、キムチを食べているからだ」 というウワサがあると聞いていたが、最近は 「日本でSARS患者が出ないのは、ヤクルトを飲んでいるからだ」 というウワサもあり、香港ではヤクルトの販売数が倍増しているそうだ。 ヤクルトって日本の食文化を象徴する飲み物なのか?
「ミセス炭疽菌」って…。
川崎市で自転車に二人乗りをしていた若者(運転手) が道交法違反で逮捕されたとのこと。
眠い。睡眠の質が悪いのかな。
というわけで、ちょっと寝てた。シャワー。
近くのスーパーに買物に行ったが、すでに閉まっていた。 水曜は休みなのかもしれない。ついでに郵便局に行き、各種書類を発送。
某灯台に行って、本のコピーをしてくる。 社研の図書室に行ったと思ったら、 司書の人に「ここは社会情報研究所の図書室です」と言われ、 「あ、そうですか。ははは。やっぱり」と笑って隣の建物に行く。 向かって左が社研(社会科学研究所)で、右が社会情報研究所。 「シャカケン」とか略してくれればいいのに。まったく。
法文館の下の生協でコピーを済ませてから、さっさと帰る。 できれば書籍部で本を買いたかったのだが、 内定した科研費が使えるのかどうか不明だったので今回は見送った。
無性にジャンクが食べたくなったので、 自由ヶ丘駅前のファーストキッチンでポテトを食べてから帰宅。
最近はジョニ・ミッチェルを聴いている。
人生には意味があると思ってた
選択ができるものと思ってた
いくつかの価値判断もした
それも偉そうな声で
けれど不条理さがわたしをおそい
急に何もかも手放したくなった
わたしがやりたかったのは
ただ寒さから逃れたかっただけJoni Mitchell, `Come in from the cold' (1991)
道路の地図のことだが、紛争解決、平和構築のための予定表(筋道、道筋) という意味で米国政府が用いている。 パレスチナ問題の解決のためのロードマップ、 インド・パキスタン紛争の解決のためのロードマップなど。
Q&A: Aung San Suu Kyi's release (BBC News). ビルマの問題について。アウン・サン・スー・チー、がんばれ。
勉強、がんばれ。
明日の授業の準備中。
夜食とも朝食ともつかない食事をする。豆腐、納豆、その他。 しばらくして腹を壊す。原因の特定が難しい。ラーメンか?
勉強中。
しばらく寝てた。やばい、授業の準備をせねば。
新自由主義(Neoliberalism)とは何か?。参考になった。
ふたたびお腹を壊す。やっぱりラーメン大か。
やっと授業の準備ができた。台本。 まとめ方がつまらん。せっかくパワーポイントを使うのに画像の一枚もない。 またギリギリにやったせいだ。海より深く反省。 しかしとにかくもう行かねば遅刻する。
学振の書類が。やばい。
雨の中、バスに乗って某大学へ。眠いし腹が減ったしで、 さんざんな体調だったが、授業はそこそこ。 スミスの経済理論とか環境問題とか、 ちょっと説明が単純化しすぎていたかもしれない。
さて、勉強せねば。いや、寝るべきか。いや、先に食事か。 いや、シャワーか。
あ、事務に給料のことを訊いたら、手続きが遅れたので、 オレの給料は来月から入るとのこと。う〜む、困った。
あ、うたがってごめん、ミ○ホ。
とりあえずシャワーを浴びて、うどんを食べた。
すこし寝る。さて、勉強。
今日の勉強時間…8.5hr
あ〜、学振の書類遅れています。もうすこし待ってください。
「しかしあれですね、もうすこし計画性を持って研究しないといけませんね。 過去を振りかえってみると、 これまでの研究の行程にはほとんど必然性のかけらも感じられないのにもかかわらず、 書類を作成する段になって、 あたかも今日まで世界精神か何かに導かれていたかのような話をでっちあげるのでは…」
「良心が痛むってか?」
「いや、というか、ふりかえってみると何もしてなかったという恐怖が」
「まともな論文書いてないもんな、きみ」
「いや、これから書きます。これから書きます。しかし、 今後の研究について考えると頭が痛いですよ、ほんと。とくに博論とか。 カモメになりたいとか思っちゃいますよ」
「なに弱音を吐いてるんだ。立派なベンタム学者になるんじゃないのか」
「そうですねえ、立派なベンタム学者になって、民主主義について一家言持ち、 東に自由主義の議論があれば、つまらないからやめろといい、 西に平等主義の議論があれば、おもろいからもっとやれといい、 南に…」
「宮沢賢治ネタはやめろってば」
「ああ、すいませんすいません、つい無意識に」
「まあとにかく、あまり変なことに手を出さずに、 ベンタムの研究をしっかりやって土台を築いてだな…」
「いや、そういうのではだめで、 いろいろ手を出さないといけないと思うんですよね、 新聞を読みテレビや映画を見、現代の政治に憤り理想の民主主義を構想し、 ヘーゲルとロールズに共通点を見出し 情報倫理や生命倫理に哲学の根本問題を垣間見…、という風に。 すべての思想は有機的につながっているというか、 ベンタムばっかり勉強していると木を見て森を見ずになるというか」
「なにを偉そうに。まあ勝手に言ってくれたらいいが、 そういうことを学振の書類に書くわけにはいかんだろう。 もうすこし計画立った研究予定を立てないと」
「そうなんですよね。目標をはっきりさせて、 そこにたゆむことなく近づく手段を提示しないと。 ちょうどこれから登る山とそのルートを示すようなもので。 しかし、どの山に登ればいいんでしょうね、ほんとに。 なるべく高い山に登りたいんですけど、頂上はみな雲の上に隠れているようで」
「いや、けっきょくのところ山は大きいのが一つで、 きみはどうやって二合目三合目に辿りつくかを 考えているようなものなんじゃないか」
「あ、なるほど、そういう風にも見れますね。 まあ、たまには一息ついて、来た道を振りかえり、 そして上を見上げてこれからどこにどうやって行くべきかを 考えるのも有意義かと思います」
「せいぜい精進したまえ」
朝食を食べたあと、ふたたび寝てしまう。
あかん、かか書けっ。
うう。がんばれ。
今日はバンクホリデー (国民の祝日、メイデーの振替休日)。 水曜日の発表の準備をする予定だったのだが…。
そういえば、昨日、友人にempathyとsympathyの違いを尋ねられて困った。 いくつかの辞書を調べてもまちまちな内容が述べられている。 empathyはEinfuelungの訳語として英語に入ってきたらしいので、 「感情を共有する」というsympathyにくらべると、 「相手の立場に立つ、感情移入する」という側面が強調されているのだろうか。
あああ。あっというまに日が暮れたり、 業績を見返して途方に暮れたり。と、とほほ。
実は、スチブン・マッケンナの訳出しつつあったプロチノスを求め、
かつ予約しておこうと思って、
[オックスフォードにある]某書店に立ち寄った時のことである。
私でもギリシア語の男性語尾オスがラテン[語]ではウスになり、
英語ではこのウスがアスと発音される位の事は知っている。
更に、ギリシアやラテンの字母イオタの発音イが英語ではイに限らず
長くアイと発音される場合のあることも知っている。
秩父宮様が英国人の口にかかると畏れ多くもプリンス・チャイチャイビュであり、
書店の配達小憎は私宛の包みをミスター・アイドと呼んで戸口に置いて行くそうである。
プラトンがこの国ではプレイトで、タレスがセイリズであることは勿論、
ゴルギアスがゴーヂャスと発音され、
チマイオスがタイミューズと発音されても驚かない程度にはなっていた。
だが、それなのに、何をその日は急いだものか、
私は顔見知りの店員に、ティ・アイのアイを短かく「プロティナス」
と言ってしまった。
二三度言い直してみても、店員は冷静に、「解りません、アイド様」
と繰返すだけで、さとってくれようとはしない。
ついに私は、ピー・エル・オー・ティ・アイ・エヌ・ユー・エス……
とスペルを言った。
馬鹿丁寧にこれを紙片に書取った店員は初めて笑顔を作って、
「おゝ!」と、大げさに首と手を動かし、
「プロタイナス!」と、タイに力を入れて叫んだ。
そうしたら、私の求めていた「プロチノス」が出て来た。
実に馬鹿げた話である。
(出隆、『英国の曲線』、理想社、1939年、59-61頁)
かつて学校でアリストテレスを英訳で読んでいたとき、
何でもかでもアリストテレス的の用語と見えるのか、
ある学生は、"matter of fact"という熟語をわざわざ分解して、
「事実の質料」と訳し、他のある学生は"in virtue of"を
「云々の徳において」と訳し、
更に第三の学生は"That is practically nothing"
という句を御丁寧にも「それは実践的に無である」
と訳した。
(同上、71頁)
昨晩はゆっくり下宿で本を読んで過ごす。 久しぶりに某スーパーで野菜を買い、野菜炒めを作る。 そういえば、某古本屋でも買物をした。モーニングも買った。
ふと気になって、速読の本とか、文章読本とか読んでみる。 中村真一郎の文章読本は近代日本文学史の勉強になる。 大学受験生読むべし。
速読についておもしろいエピソードを読んだのだが、 時間がないのでまたあとで。
朝遅くに起きて、風呂に入り、 ビジネス英語を聴き、スクラーの予習。
下宿に小さな蝿がわいている。うぬ。 数匹外に逃がし、数匹殺った。
お昼に下宿を出て、某喫茶店の隣の定食屋で、 エビフライ定食。腹一杯になる。
科哲の授業に出る。眠い。まとめをしないと。
さっき予告した速読の話。
パク氏が無我夢中で本を読みはじめたのは、一九六六年ごろ、 まだ国立ソウル大学校師範大学の学生のころだったという。
韓国には徴兵制がある。パク氏も他の若者と同じように、 三〇ヵ月の義務兵役を終えて再び大学に戻ってきたときのことであった。 さあ、これからは学問だと、意欲をもって臨んだ授業がさっぱり頭に入らない。 まるで頭の中がからっぽになったようで、 頭の回転も鈍っていた。 兵役で体力はたしかに向上しているのだが、 知的能力は自分でも気づかないうちにはるかに落ちていた。 しだいに欲求不満が募っていったのは、 恥ずかしい話であるが、 英語の「teacher」のスペルさえ忘れて出てこない自分自身の状態を自覚して、 愕然としたからである。
そんなとき、アメリカ留学の経験がある一人の教授から 「もっと速く読むようにしなさい。 速く読めば速く理解でき、頭脳が冴えてくる」 と言われた。 どのようにしたら速く読むことができるのか、 その教授も速読法に関する具体的な知識や情報は知らなかった。 そこでパク氏は自分なりにできることから始めたのである。 冬休みに山ほどの「ニューズウィーク」「タイム」 といった英文雑誌の古本を買いこみ、 毎晩読むことにした。
その読み方は、理解することを目的にせずに、 とにかくただ文字を追うために鉛筆や指でなぞりながら読むことだけをした。 その成果は三、四ヵ月後に少しずつ現われはじめた。 読書速度が伸びてきたのである。 今度は、図書館から厚い英語の本を借り、 同じように理解することは気にかけずに文字だけを追う方法で、 一年で五〇〇冊読んだという。 そのときも読んですぐに理解できるとは期待していなかったし、 実際一年間はそういう状態が続いたのである。
三〇〇〇冊読破したころには、 一日に自分の腰くらいの高さまでの本が読めるようになっていた。 一日に一〇〇〜二〇〇冊も読むようになると疲れも尋常ではなくなり、 図書館の前の芝生の上で意識がなくなり倒れてしまったこともあったという。 無理がたたったことと栄養不足も重なり、 さらに本の埃のせいで結核にもかかっていた。
ようやく健康を回復してからは、このような無茶な読み方の練習はやめ、 効率のいい読み方を考えはじめたのである。 これが彼の「科学的速読法」の指導プログラムの原点である。
(佐々木豊文、『速読の科学』、光文社、1995年、41-2頁)
ちょっと眉唾の話だが、思わず「すげえ」と感嘆してしまう。
生活水準向上計画の一環として、 PHSに加入しようと思い立った。 まだ金はないが、 うわさでは手続き時にはほとんど金を払わなくていいそうなので、 今日行ってみることにした。
まず、大学のそばの某電気屋に行ってみた。 この店の窓には「携帯、PHS」と書いてある。
中に入ってしばらく待ったあと、 店のおばさんに「あの〜、PHSに入りたいんですが」 と声をかける。
「え、ケータイ?」
「いや、PHSです。ピー、エッチ、エス」
「ああ、PHSね。ああ。あれね。 でも今在庫なくてねえ。 ケータイだったらたくさんあるわよ」
「いや、PHSがいいんですけど」
「けど、PHSってよく切れるし、 宝が池に行ったら通じないわよ」
「いや、宝が池には行かないんで、それでもいいんです」
(むっとして) 「けど、PHSってそろそろなくなるんじゃなかったかしら」
「え、ほんとですか。そんなことないでしょう」
「あたしはケータイをおすすめするけど」
「わかりました。 ではもうちょっと考えてからもう一度来ます」
このおばさんは自律的行為者の選択に対する尊重が足りない、 などと憤概して鼻息を荒げつつ店を出る。 出鼻をくじかれすっかりやる気をなくしてしまったが、 散歩ついでだと思って、 自転車に乗ってPHSの代理店を探しに行く。
風のたよりで、 某町にもPHSの加入代理店があると聞いていたので、 某町まで行って探してみたら、 あいにく閉まっていた。 というか、どうもつぶれた様子である。 (念のために付けくわえておくと、 この店も「PHS・携帯」と看板に書かれていた)
なんてことだろう。 ひょっとするとこれは 「電話なんて持つもんじゃありません」 という神の啓示なのかと思ったが、 ケータイの陰謀である可能性も高いので、 こうなったら何がなんでもPHSに入ってやろうと思い、 そこからはかなり遠いが、 もう一つ思いあたる店があったので、 そこまで行くことにした。
自転車で20分ぐらいかかって店に行ってみると、 ここもやはり「携帯・PHS」の両方を取り扱っている。 中に入ると、若いお姉さんが二人労働されていらっしゃる。
「あの〜、PHSに加入したいんすけど」
「はい、どのような用途でお使いする予定ですか?」
「え、(それはやはりその、 電話機の本質であるところの、 あの、受話機かつ送話機として…)。 いや、よくわからないんですが」
「おもに電話を受けるだけですか?」
「ええ、まあそうです」
(D*Iのパンフレットを広げて) 「D*Iさんだと、基本料金がこうなってるんですよね。 だけど(といって他のパンフレットを持ち出してきて) ツー○ーさんだと、だいたいこんな感じなんです」
(げ。こいつもケータイのスパイか)
「ツー○ーさんだと、長期間お使いになられると、 基本料金が、ほら! こ〜んなに下がっておとくなんです」
(それはD*Iにもある程度あてはまるじゃないか) 「ほんとですね」
「それに、知ってます? ポケット電話は、建物の中とか、つながりにくいんですよ。 けどケータイは電波が強力だから、日本全国津津浦浦、 どこでもつながります」
(ほんまか。 それにこの人、で、ででで、電磁波の恐怖を知らんのか) 「あ。なるほどなるほど。それは便利ですね。 だけど、ぼく、海外に留学するかもしれないんですよね。 だから長期間使うかどうかわからないのでやっぱりPHSにしたいと思うんですけど」
「まあそういわないで、ツー○ーにしましょうよ。ね。ね」
「いえ、やはりPHSでお願いします」
「…」
「…」
「…どうしてもPHSにするおつもりかしら?」
「ええ。PHSでお願いします」
「…」
「…」
「…わかりました。後悔なさらないように」
というわけで、緊張感溢れる対話のすえに、 ようやくPHSに加入できることになった。 書類に必要事項を記入し、 学生証と保険証のコピーを取られ、 6ヶ月間は解約しないという誓約をし、 さらにハンコをぽんぽんぽんとつくと、 手続きがあるので2時間後に来てくださいと言われた。 加入料も銀行から引き落されるらしい。
その店を出て、近くの喫茶店に入り、D*Iのパンフレットをざっと読む。 時間まで待ってようかと思ったが、 まだたっぷり1時間以上あったので、とりあえず大学に戻ってきた。 そろそろ時間なのでまた行かねばならない。めんどう。
うが。や、やられた…。
時間になったので意気揚揚とPHSを受け取りに行ったら、 店のおねえさん曰く、
「この学生証には、現住所が書いていないので、 現住所が書いてある手紙か何かを持ってきていただけますか? それから手続きをしますので。 (時計を見て) ああ、今日はもうPHSをお渡しするのは無理ですね。 また明日いらしてください(ニヤリ)」
……いい、陰謀だ。ケータイの陰謀だ。 そうに決まってる。 くそくそ。うがあ。しっ、しねしねしね。
それにしてもPHSを手に入れることがこうも大変だとは思わなかった。 ひょっとすると永遠に手に入れることができないのかもしれない。 これからPHSに加入されるみなさんも、 ケータイの陰謀にはくれぐれもお気つけください。
今日やったこと
なるほど、納豆は凍らせておくという手もあるんですか。
某ロールジアンから、米びつに蛾が大量に湧いた話を聞いて、 にんにくとたかのつめを明日買うことに決めた。効くと良いが。 (そういえば昨日、 流しの下の戸棚に入れておいたフライパンを取りだすと、 ナメクジが一匹うねうねと這っていたので驚いた。 食べずに:-)庭に放り出した。 ナメクジが入ってくるんだったら、 米びつに蛾が入ってくる日も近いと思われる)
うあ〜。翻訳が終わらんっ。
今日も明け方からお昼まで寝て、 起きてから洗濯してシャワーを浴び、 さらに買物をして研究室に来た。 5コマ目の名和小太郎先生の授業に出席。
倫理学入門読書会(「実在論」その5)終わり。 なかなかおもしろい論文だった。
今日は湿度が異様に高かったが、夜中に大雨が降って涼しくなる。
今夜もやきめし。 買ってきたにんにくと生姜を入れてみた。 なかなかおいしくなってきた。
レモンも買ったので、和風ドレッシングというのも作ってみる。 こっちは今いち。
そういえば、米びつに入れるようにと鷹の爪を買ってきたつもりだったのだが、 研究室のみんなに見せると、 「それ、生のとうがらしですよ」って言われてしまった。 う。ち、違うのかっ。 しかし、明日はこれとにんにくを使ってスパゲティを作るつもり。 ただでは転ばず。明日からは当分の間スパゲティだっ。
あ、今日もフライパンになめくじが付いていた。 別に無害だとは思うが、なんとかならないかな。
・ひたすら疲れました。
・四コマ目に修論の構想発表みたいなのをして、けちょんけちょんに言われて どっと疲れる。内容についてはまた今度。
・それで人のたむろする中、研究室でいろいろ用事をしていると、どんどん身 体の調子が悪くなって来る。ここ2、3日お腹の具合が悪い。プレッシャーか?
・んで、倫理学研究室新歓コンパ一次会へ。盛況なのは良いが、食事はあまり 誉められた味ではなかった。自己紹介やら、「倫理学入門書研究会(読書会だっ たっけ?)」の案内やらで、あっと言う間に終わる。あ、この誰でも参加でき る「倫理学入 門書研究会」は、初回を5月15日(木)の6時から倫理学研究室にて行います。 興味のある方はぜひ御一報ください。
・そのあと、二次会にも行きました。ああ、お金が飛んで行くっ。ここの料理 は段違いに美味しかったですが、話は今ひとつ盛り上がりませんでした。ま、 いろいろな人生を知ることが出来ましたが。
・しかし、そこでたくさん食べてますます気分が悪くなってしまう。今研究室 にいますが、これから友達の家に泊まりに行くつもりです。
(あれ、いつのまにかですます調になってる。疲れてるので許して)
(ぼくも「こだまはじっ」って呼ばれたことが何度もあります)
(ではでは)
・昨夜は疲れてたせいか、かなり落ち込んでしまったが、友達のところで良く 寝たので、今日は元気。がんばろっと。
・(ところで)朝起きると髪をくくるゴムがない。仕方がないのでそのまま学校 に来て、現在は卒論を綴じるあの「背表紙の黒いヒモ」でくくっている。こ、 これは使えんっ。
・(しかししかし、)とりあえず演習発表が終わったので、ずいぶん気が楽になっ た。といっても、翻訳のお手伝いやら、読書会やらいろいろあるけど。
・ま、気楽に行こう。
・研究室の名簿を(よ×むらさんにぐちを聞いてもらいながら)作成中。
・倫理学講義に出席して、前の方に座っていたため、か×う先生にいろいろ当 てられてしまう。漸進的に後退しようと思う。
・名簿の完成版ができる。列挙する順番で一悶着あり、頭痛を起こす。昨日今 日と厄日が続く。
・一つだけここに宣言しておきたい。周知の通り、ぼくはまともではない。そ れははっきり認める。しかし、ぼくは「まともになろう」と心がけているつも りである。
・ソクラテスの無知の知ではないが、こういう考え方をしているうちはぼくは まだ「大丈夫だ」ということにしておきたい。だからもしこだ×が、「ぼくは まともだから…」などと言い出すようになったら、「ああ、こ×まもあっちの 世界の住人になったか。それではリンク名も『こだ×のあっちの世界』にしよ う」と考えてくださってけっこうである。
・では今日はもうかえる。明日は来ないかも知れぬ。