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KODAMA'S (NEW) WORLD

「解消できない結婚というものは信者にだけあてはまるという考え方、 そしてそれゆえに、 信者はそれを市民社会全体に『押しつける』ことはできないという考え方は、 克服されなければなりません。 人間の法に『押しつける』という言い方は意味がないのです。 なぜなら人間の法は自然で神聖な法を反映しそれを守らなければならないからです」

---ヨハネ・パウロ二世、 「法律家は離婚裁判にかかわることを拒むべきである

「わたしは歯を全部失ない、気力を失ない、そして一番重要なことですが、 生きる意志も欲求も失ないました。この種の末期は、 ペットや農場の動物には訪れません。 同情的な獣医ならこんな事態は起こらせないはずです。 彼らは優しく動物を安楽死させます。 だったら、それほど不合理なことなのでしょうか、 同情的な医者が人間にも同じことをすることを望むことは?」

---Nancy Crick, an Australian cancer patient who wants to have euthanasia


昨日 / 明日 / 2013年2月 / 最新 / はてな

この日の出来事


08/Feb/2013 (Friday/vendredi/Freitag)

本三、霞ケ関など

今日はいろいろ。定時起床し、シャワー、朝食。娘を保育園に連れていこうと したが、まだ熱が高かったのであきらめる。しばらく休憩してから本三へ。

午前中は某研究室で雑用。某マンガが届いていたので、某教室の皆様にお配りする。

お昼すぎに霞ケ関に移動。日比谷公園では春闘。しかし、時間を間違えて一時 間前に着いてしまったので、銀座に引き返して昼食をとりながら某校正作業。

昼下がりに某会議に出席。あまり役に立てず。

夕方、もう一度本郷に行って某先生にマンガを手渡す。郵便局で校正原稿を出 してからタクシーで千石へ。買い物をして帰宅。

娘は39度まで熱を出したようで、世話をしてくれていた某妻が病院に連れていっ てくれたが、インフルエンザではないとのこと。娘は熱は高いが元気だった。 夕御飯。

夜中、食器を洗い、少しだけWiiで汗をかく。某妻が娘を風呂に入れ、寝かしつ けを一緒にやる。

真夜中、風呂。それからしばらく雑用。


08/Feb/2012 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

学生指導、卒論ガイダンスなど

定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食。

自宅を出ると少し霙。某娘を保育園に送ってから、本三駅前の某喫茶店で某院 生の論文にコメントする作業。少しハイトの『しあわせ仮説』を読む。おもし ろい。しかし、自分の考えをconfirmする方向に作用させないよう、気をつけ ないといけない。

お昼は酸辣麺。

お昼すぎ、某氏や某先生らと某院生の指導。そのあと、別の某院生の論文指導。

昼下がり、研究室でしばらく雑用。夕方、病院で某会議に参加。途中で抜けて 某卒論ガイダンスに出席し、「真面目な卒論生求む」とアピールしてくる。

夜、研究室に戻って成績を付ける作業など。それから茗荷谷の喫茶店に移動し、 しばらく思索。その後、帰宅して夕食。

夜中、眠くて死にそうになりながら食器を洗い、某妻が洗った娘に服を着せて ミルクを飲ませる作業。それから風呂。

今日も一日終了。店じまいしてもう寝よう。

某氏のところに無事男児出産の知らせ。おめでとうございます。


08/Feb/2011 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

定時起床。髭剃り、朝食。朝、某オンライン会議が中止になる。

定時出勤。午前中は雑用。お昼、某コモンルームで昼食。

お昼すぎ、某会議。つつがなく終了。

昼下がり、雑用。いろいろ年度末な仕事など。

夕方、某ミーティング。週末の国際会議の準備。

夜、某先生らと某相談。夜中、本三の中華料理屋で懇親会。 紹興酒など、よく飲む。

真夜中、雨が降っていたこともあり地下鉄で帰宅。 帰ってきてからもしばらく雑用。

一件、がっかりな知らせあり。仕方ない。寝るべし。


08/Feb/2010 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

定時起床。シャワー、朝食。今日は休刊日。

少し早めに出勤。午前中は某審査会で査読など。

お昼は某所で弁当。 早い目のチョコレートをいただいたり。

午後は雑用。夕方、某審査会に出席。

夜、プールで泳ぐ。1.1キロほど。

帰宅して夕食。

夜中、夕刊を読んでからソファで死んだように寝る。

真夜中、自分の業績をまとめて落ち込む作業。 これでも人知れず働いてはいるのです…。

そういえば、昨日、世論調査の電話がかかってきたので答えておいたが、 今日結果が出ていたようだ。たまに答えるのはおもしろいな。一応以下にメモ。

NHKの世論調査によりますと、鳩山内閣を「支持する」と答えた人は、先月 の調査より5ポイント下がって47%だったのに対し、「支持しない」と答え た人は、6ポイント上がって42%でした。

NHKは、今月5日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象にコンピュー ターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を 行いました。調査の対象となったのは1723人で、このうちの68%にあた る1169人から回答を得ました。それによりますと、鳩山内閣を「支持する」 と答えた人は、先月の調査より5ポイント下がって47%だったのに対し、 「支持しない」と答えた人は、6ポイント上がって42%でした。鳩山内閣を 支持する理由では、「ほかの内閣より良さそうだから」が55%、「政策に期 待が持てるから」が19%だったのに対し、支持しない理由では、「実行力が ないから」が39%、「政策に期待が持てないから」が29%などとなりまし た。鳩山内閣に最も期待することを尋ねたところ、「年金や医療などの社会保 障政策」が26%、「景気・雇用対策」が20%、「税金の無駄遣いの根絶」 が20%などでした。民主党の小沢幹事長の政治資金をめぐる事件で小沢氏が 説明責任を果たしていると思うか聞いたところ、「大いに果たしている」が1 %、「ある程度果たしている」が10%、「あまり果たしていない」が29%、 「まったく果たしていない」が55%でした。さらに小沢幹事長の進退につい て尋ねたところ、「幹事長を続けるべきだ」が12%、「幹事長を辞任すべき だ」が57%、「どちらともいえない」が27%でした。また、鳩山総理大臣 が、みずからの政治資金をめぐる事件に関連して「元秘書にすべてを任せてお りまったく知らなかった」などと説明していることを、どう思うか質問したと ころ、「大いに納得できる」が2%、「ある程度納得できる」が17%、「あ まり納得できない」が32%、「まったく納得できない」が44%でした。さ らに、鳩山総理大臣の進退について聞いたところ、「総理大臣を続けるべきだ」 が36%、「総理大臣を辞任すべきだ」が20%、「どちらともいえない」が 40%でした。一方、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、こ とし5月までに結論を出したいとしている鳩山総理大臣の姿勢について尋ねた ところ、「大いに評価する」が6%、「ある程度評価する」が35%、「あま り評価しない」が35%、「まったく評価しない」が16%でした。さらに、 先の名護市長選挙で、普天間基地の移設に反対する候補が当選したのに対し、 平野官房長官が「結果をしん酌する理由はなく、移設先の決定にあたって地元 の合意は必要でない場合もあり得る」などと発言したことが妥当かどうか聞い たところ、「妥当だ」が14%、「妥当ではない」が46%、「どちらともい えない」が34%でした。

NHKニュース


08/Feb/2009 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

早起き。髭剃り、朝食。

今日も早目に出勤して、某セミナーのお手伝い。

真夜中

某セミナーは夕方に無事終了。そのあと、某研究室でビールを飲みながら反省会。

夜、某氏らと本三のスペイン料理屋で飲む。 日付が変わるころに帰宅。今日は風も強くて寒かった。


08/Feb/2008 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

今日のこと。

朝、ゴミ出し、シャワー、朝食。朝刊を読んでから少しソファでうつらうつらする。

それから大学へ。研究室に行く前に、某メガネ屋でスペアのメガネを受け取る (こないだ壊れたメガネのレンズを流用して安く作ってくれた)。

午前中は、某院生と一緒に某氏を訪ね、治療の中止について1時間半ほど議論する。 たいへん勉強になった。お昼はその三人で某定食屋で。

昼下がり、雑用と、某院生×2名と相談。なんだか疲れたので、 その後研究室でしばらく寝る。

夕方、某新聞社から電話。iPS細胞について質問されるが、最近フォローして ないので大した回答はできず。勉強しなければ。

いろいろ考えるべきことがあって頭がパンクしそうになってきたので、 歩いて喫茶店へ。本三の某スタバは人であふれていたので、 春日通りの隠れ家のような喫茶店へ。ちょっと落ち着く。

夜、先日査読をした某修論生が訪ねてきたので、学内の某スタバに行き、 小一時間ほど話をする。それから、某外国人のセミナーに出席。 文化的な違いにどう対処するかについて。 Gnothi seautonということらしい。

その後、本三の某所で飲み会。ビール、焼酎を飲む。 真夜中、本三で某氏らと二次会。2時ごろまで飲む。 いろいろ人生相談。それから帰宅。


08/Feb/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

少し寝不足気味だが、なんとか起きる。

真夜中

午前中は某妻と春日に行き、衣服の買物など。お昼から大学に行き、 某ランチョンセミナー。

昼下がりから、某卒論生の発表の準備を手伝う。某氏にも協力してもらう。

夕方、某出版社の方と密談。夜、一緒に水道橋の某イタメシ屋に飲みに行く。 某氏らも合流、楽しく飲む。地下鉄で夜遅くに帰宅。

真夜中2

風呂。

メモ。「一本の木から、千本のマッチができる。 一本のマッチで、千本の木が燃える」 (Stereophonics, `A Thousand Trees', 某妻訳)。

メモ。支出が収入を上回れば赤字になり、 摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太る。 It's that simple.


08/Feb/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

今日も少し早起き。

昼下がり

定時出勤。朝、某勉強会。 お昼は同僚の某氏らとカレー。

お昼すぎ、某氏から頼まれごと。

夕方

昼下がり、某院生とシンガー本講読。動物解放とか。

首の凝りがひどい。姿勢のせいなのかな。

ちなみにLove ActuallyはDVDで持っている。

夕方、某校正を済ませてポストに投函したあと、 ジムに行きプール。クロールでゆっくり2キロ(50分ぐらい)。 それから200メートルほど平泳ぎ。慣れていないので疲れた。

購買部に寄ってから某海鮮丼屋で北海丼。

夜2

某翻訳の相互チェック、三つ目の原稿も無事終了。もう見たくないが、 まだ校正とかいろいろあるのだろう。がんばろう。

なんか今日は仕事が捗るな。仕事といっても雑用ばかりだが。 こんなことで満足しててはいかん。論文を読んで頭を鍛えよう。

夜中

新聞。 本日の産経によると、最近早起きが流行っているそうだ。 しかし、まだ5時には起きられんなあ。 あるいは、毎日夢中になれることがあれば、 3時間睡眠ぐらいで生活できるようになるんだろうか。 いずれにしろ、睡眠の質を高める工夫は必要のように思う。

メモ。 数年前に「メディアリテラシー」は重要なキーワードだと思ったが、 どうもそれだけでは解決しないようだ。 耐震偽装マンションの例に象徴されるように、 いくら市民が賢くなるといっても限度があり、 専門家の言うことを鵜呑みにせざるを得ない部分も残る。 専門家が責任を持って専門知識を提供することも必要だろう。 エリート主義と言われそうだが、 政治にしろ経済にしろ、専門的知識が増えてくると、 一般市民と「知識人」という構造は避けがたいように思う。 …ということを、最近の某名誉教授の正論や、他の産経の記事を読んで考えた。

真夜中

まだ新聞。もうすぐグラミーなのか。個人的にはスティーヴィー・ワンダーの アルバムがすごいと思う。ストーンズは今いちだったと思うけど。

真夜中2

帰宅。

2002年のチャックが開いてた話が可笑しい。 しかし、男性はみな何度かは恥ずかしい思いをしているはずだから、 これは想像以上に深刻な問題なのではないか。 開けた後しばらくしたら自動的に閉まる「自動チャック」を ドクター中松にでも発明してもらうといいのではないか。 それをユニクロが実用化してファーストリテイリングの株価が大幅に上昇するとか。

なんてことを書いていると発狂したと思われるから注意しよう。 まだ大丈夫ですので通報しないでください。

さて、そろそろ寝て明日も早起きしよう。

今日のニュース


08/Feb/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

今朝も二度寝か三度寝して、9時過ぎにようやく起きる。 しばらく勉強したあと、勉強会があるので急いで大学へ。 朝は某勉強会(ギリック裁判、倫理委員会)、 お昼を食べて昼下がりから夜まで某ミーティング (守秘義務・個人情報、医療資源の配分)。

夜、ジムに行ってワークアウト。お腹を空かせて行ったせいか、 終わったあとシャワーを浴びようと待っていたら、 本当に貧血で倒れそうになる。 かろうじて倒れずに済んだが、やばかった。 そのあと購買部に行き、おにぎりを食べる。

夜中、同僚の某氏らと一緒に居酒屋で楽しく飲む。 そういえば昨日も飲んだな。明日はやめておこう。

帰宅してから少し勉強。もう寝よう。


08/Feb/2004 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早起きして、『ハリーポッター』を見てしまう。

お昼すぎ

お昼前、春日の方を散策してから洋食屋で昼食を食べ、 それから大学へ。

昼下がり

ベンタムの勉強中。

夕方

日が暮れる前に、湯島神社まで散歩に行く。 お参りをしておみくじを引いたところ、小吉。 出店でタコ焼きを食べてから戻ってくる。

まだベンタムの勉強中。今日はまじめだ。

夜2

晩ごはんは某海鮮丼屋で。 コンビニで買物をしてから帰宅。 途中、ホテルを探している外国人旅行客がいたので、 ホテルのそばまで案内した。これでまた一善 :-)

ちょっとダンボールを開けて本の整理をする。 近いうちにサンテラスを使えるようにしよう。

真夜中

日付が変わるまで、ベンタムの勉強。うう、眠い。


08/Feb/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

つかれてボーっとしてたので、風呂に入ってからシンガーの翻訳。 あんまりこれにエネルギーを費している場合じゃない。 気分転換程度にちびちびやっていこう。

お昼前

朝、いろいろなところから電話があり、目覚める。 朝食、洗濯。

カギ屋が来てカム送り対策の修理を施してくれる。

真夜中

今日は一日中自宅で勉強。あまりはかどらなかったが。昼はうどん、 夜はサーモン、ブロッコリ、えのき、その他。

『恋の病い』をまた観てしまう。


08/Feb/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

深夜テレビでやっていた、 デミ・ムーア主演の『恋人ゲーム』を観てしまう。 たあいのない青春映画。デミ・ムーアがジャズを歌うところは かっこいいが、演技が下手なので口パクまるだしなのが辛い。C。

真夜中2 (午前)

さらに、『君さえいれば--金枝玉葉』という香港映画を観てしまう。 理想のカップルとして知られているアイドル歌手とプロデューサーに憧れ、 男装してオーディションを受けた少女が、 大のゲイ嫌いだったはずのプロデューサーの心を悩ませてしまう、 という内容。三角関係がうまく描かれていておもしろかった。C+。

テレビは勉学の妨げになることが実証的に示されたので、 さきほど電源を切っておいた。コンセントも切断すべきかもしれない。

真夜中3 (午前)

あっ、ようやく書く気になってきたっ。 眠気も襲って来たけどっ。

とにかく、今回は明快な文章を書くことを目標にしよう。

真夜中4 (午前)

「む、むらむらと執筆欲求が…」

「それは性欲なんじゃないの、しかも昇華されきれてない…」

書く前に文献を読んでいたら止まらず。 しかもまだ読むべき文献がある…。 やっぱり原稿が上がるのは週末か。

お昼

朝、一時間ほど寝る。 起きてから急いで歯医者に行き、詰め物をしてもらう。

治療が終わったのでベッドから立とうとすると、 ズボンのチャックが開いていることに気づき、凍りつく。

まさか看護婦が下ろしたわけはないので、 歯医者に来たときからずっと開いていたのだろう。 どうやら家を出るとき急いでいたので、気づかなかったらしい。

いっそのことその場で舌をかんで神のもとに召されようかと思ったが、 天命を思い出したのですんでのところで思いとどまり、 上着で前を隠してなんとかごまかす。 なんてことだ。

ひとけのないところでチャックを閉め、気を取り直して買物に行く。 そのあと、郵便局で国民年金を二ヶ月分支払う。 まだ二ヶ月ほど支払いが遅れている。つらい。

下宿に戻ってきて、洗濯物を干したあと、 暖かいので本の片付けをすこしする。 一階に積んであるダンボールを四箱ほど二階へ持って上がる。

しかし、やたらと新書などがあり、本棚が足りないことに気付く。 だいたい、なぜ中村雄二郎の『哲学入門』が三冊もあるのだ。 まだ一冊も読んでないぞ。

とはいえ、本を売ることもできないので、 またそのうち本棚を買わなくてはいけないだろう。 しかし、どこに置けばいいのか。某君は、二階に本棚を置きすぎると、 下宿がボロいので床が抜けるかもしれないと言っているし。

わ、金がない。給料日まで一日千円ペースで生きていかなければならない。 う〜む。

夕方

昼はキムチ雑炊。そのあとコタツで少し寝る。

夕方に自転車に乗って四条にある某住友三菱クレジット会社に行き、 クレジットカード申請の手続をする。 おれの要領が悪いのもいけなかったのだが、 そこの受付の女性の態度が悪くて、くくく首をしめてやろうかと思った。

「実家の住所も書いてください」

「え〜、ちょっと住所今すぐにわからなくて…」

「エッ」(と怪訝な顔をする)

「いや、すいません。ちょっと引越しとかがあって覚えてなくて。 あとでメイルで送ったらだめですか」

(声を荒げて)「そんなんダメです。うちはそんなサービスしてませんから」

「ああ、そうですか、すいません」

「仕方ないですね。じゃああとで電話して教えてください」

「わかりました」

無礼な態度に腹が立ったので今回は本気で途中で退席しようかと思ったが、 相変わらず小心者なので思いとどまった。 しかし、次にカードを作るときは別のところに変えることにする。 近く知り合いがここの系列会社に就職する気がするが、そんなことは知らん。

「なにを怒ってるの、そんなに。学生なんだから軽くあしらわれるのは当然でしょ」

「いや、人に対して払われるべき当然の敬意というものが感じられ なかったんですよね。ぼくがトロいのも悪いんですが」

「またまた。京大生に対して払われるべき敬意がなかったから怒ったんでしょ」

「ち、ちがいますよ。京大生だろうが誰だろうと、 客を親切に扱う気がないとこはダメです」

「まあ、そんなとこばかりでもないからね。 ロンドンでも痛い目に遭ってきたんじゃないの」

「いや、銀行は概して親切でしたよ。慣れてるせいか、 下手な英語でもしんぼう強く聞いてくれてたと思います」

それから急いで大学に戻り、生命倫理学勉強会。 臓器移植について。配分の正義の問題。おもしろい。 なぜ臓器提供を義務化しないのか、という愚問をしてみたが、 この問いは興味深いので真剣に考えてみよう。

今日の勉強時間…5hr


08/Feb/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

現代政治哲学

ロールズの反省的均衡について。

ロールズによれば、 人々は、公平な状況として設定された原初状態という仮想的状況において、 正義の二原理を選択する。 しかし、原初状態をどう描くかは、一義的に決まっているわけではなく、 人間本性や環境という与えられた条件から正義の二原理が 演繹されるというのではない。 むしろ、原初状態をどのようなものとして設定するかは、 そこから導きだされる正義の二原理がわれわれの熟慮された判断とうまく一致するか、 という考慮に応じて変化する。 最終的に、正義の原理と、 熟慮された判断がうまいぐあいにかみあった状態が反省的均衡と呼ばれる。

「反省的均衡のアイディアはおもしろいですけど、 正義の二原理を擁護するのにほんとに必要なんですかね。 ロールズは『わたしの描いた原初状態は反省的均衡を使って得られたものだ』 と述べてますけど、 人々が社会のあり方について公平あるいは道徳的に考えることができる条件 というのを考えれば、 そんな方法論を用いなくてもだいたいロールズの描いた線に辿りつく気がしますし、 それに、ジョナサン・ウルフも彼の政治哲学入門では反省的均衡には 触れていないし…」

「しかし、公平に判断できる条件といえば、 スミス流の観察者理論もあるだろう。 あれは他人の立場に立って共感しないといけないから、 少なくとも他人についての知識が要求されるわけで、 ロールズの原初状態における人々の状況とはずいぶん違うぞ。 『正義論』30節を読め」

「そうですね、 原初状態にいるみんなが公平な観察者の条件を満たしていたらどうなるのか、 とかについても考えてみます。 あと、気になるのは、 熟慮された判断(considered judgment)についてなんですが、 『熟慮された』ってどういう意味なんでしょう?」

「『熟慮された判断とはつまり、 正義の感覚を働かせるのに都合のよい条件の下で --それゆえ誤ちを犯した場合によくなされる言い訳や説明が成り立たない状況において--なされた判断のことだ』と9節で述べてるぞ」

「しかし、『正義の感覚を働かせるのに都合のよい条件の下』って、 結局、原初状態のことじゃないんですか。だとすれば、 原初状態から導きだされる正義の二原理と、 原初状態から導きだされる熟慮された判断が一致しないはずはないわけで」

「う〜ん、よくわからんから、某ロールジアンにでも訊いてみろ」

「そういえば、今日の夜に、 `Justice as Fairness: Political not metaphysical'も読みました」

「ドゥオーキン漬けの次はロールズ漬けか」

「功利主義が自由主義に敵対的だというのは本当でしょうか。 『善に対する正の優先』というのが、 ロールズがこの論文で述べているように 『正義の原理によって、許容されうる善の構想に制限が加えられる』 という意味だとすると、 善の構想の多元性を認め、かつ危害原理を唱えたミルも 『善に対する正の優先』を認めるでしょうし、 ベンタムも認めると思うんですが」

「まあ、もうすこしよく読んで考えてみたら」

「ええ、ええ。 なんにしろ、ようやくロールズがおもしろいと感じるようになってきました」

「君、倫理学、何年やってるんだっけ」

「う。まあそういうことは言いっこなしということで。はは」

英国の未来

今日のガーディアンの`Bleak new world, as seen by the MoD' という記事には、英国防衛省がまとめた`The Future Strategic Context for Defence' (see: www.mod.uk) という将来予測の説明がある。 参考のために簡単に要点をまとめておく。

快楽機械

ノージックの経験機械を彷彿させる発明が登場したらしい (`Hi-tech aid to take the sweat out of sex')。 この発明によると、手元でボタンを押せばオーガズムが得られるそうだ。 ただし、今のところは女性だけで、 しかも臀部にタバコの箱ぐらいの大きさの信号発生器を埋めこむ必要があるそうだ。

「功利主義者はなんていうんでしょうね」

「ミルなら、もし女性がきちんと教育を受けていれば、 そんな下等な快に溺れる女性はいない、と言うんじゃない」

「まあ、上品な快楽と下品な快楽の区別はおいとくにしても、 どのような快を好むかは、他人に危害を加えないかぎり、 個人の自由にまかせるべきだと、 ミルもベンタムも言うでしょうね」

「しかし、その機械が、 女性に強制してもなおあまりあるほどの快楽が得られる機械だとしたら、 功利主義者は強制することになるんじゃないの」

「まあ、けど、そんなことしたら男性は非常に苦痛を感じるわけで、 子供の数も減っちゃうかもしれないし、 社会的に見ればかなり幸福の総量は減っちゃうでしょう。 功利主義的に考えても、強制すべきだ、ということにはならないでしょう」


08/Feb/2000 (Tuesday/mardi/Dienstag)

今日のニュース


ブ○ティッシュカウンシル(第四週目)

今日はスピーキング、ライティング、リーディングの練習をした。

最初に、隣に座っている人と `What did you get up to in the weekend?' (get up to=doだそうだ) と尋ねあったあと、 `talking about an interest in detail' という題目でまたとなり同士で質問しあう。 勉強をする以外あんまり趣味がないので弱ってしまうが、 とりあえず音楽を聴いたり演奏したりするのが好きだということにしておいた。 音楽関係の語彙とコンピュータ関係の語彙を身につける必要あり。 `When did you take up playing golf?' 「ゴルフをいつお始めになったのですか」 `When did you give it away?' 「いつおやめになったのですか」 という表現を教わる。

次に、これまでのライティングの宿題を返却してもらった。 前回のアンケートで「ライティングについてもっと教えてほしい」 と書いたせいだと思うが、 生徒たちの回答に見られた間違いを先生がホワイトボードに書いて指摘したとき、 例文になっていたのは若干数を除いてすべてのおれが書いたものだった:-) しかし、おかげで大変勉強になった。感謝感謝。 具体的な注意点を列挙しておく。

休憩をはさんで、ライティングのタスク1(図表についてレポートを書く)の勉強。 悪い例を見ながら、見直すときにはスペリングや文法間違いだけではなく、 繰り返しをなくすように努めるとよいと教わる。

リーディングは新聞から情報を得る練習。 速読のためには日頃から英字新聞を読むべきだと言われる。 世界の事情を知り、語彙を増やすためにも確かにそうすべきだ。 よし、明日から毎日、英字新聞を買って読むことにしようと心に誓う。 しかし、英字新聞ってどこに売ってるんだろう。 コンビニにあったっけ?

最後にスピーキングのロールプレイの練習。 今日は「プロバイダと契約するさいにいくつか質問をする」 というシチュエーション。 どんな質問をすべきかを考えたあと (カードに書いてある質問事項の言葉使いとはなるべく違った言い方をする)、 生徒同士で実際にやってみた。 相づちを適宜入れたり、終わり方を工夫しないといけないから大変だ。 想像力と演技力を身につけるべし。 ロールプレイで重要なフレーズを以下に挙げる。

宿題は、
(1)ライティングタスク1をやる、
(2)配布された英字新聞を読んできて、 どんなことが書かれてあったか簡単に説明できるようにする。
(3)配布された新聞記事を読んでくる (ビル・ゲイツが書いた「良い労働者の10の特徴」という記事)。
(4)返してもらったライティングの見直し
(5)前回の宿題だった「将来の計画について考える」をさらに考える。


02/08/99 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

キケロもようやく復活。

勉強せずに池上遼一・雁屋哲の『男組』(第9巻まで)を読んだり。 某師匠について某ラーメン屋へ行ったり。

書類書き。めんどう。


昨日は下宿でいろいろ。 『パーキー・パットの日々』読了。


一応、参考のために。 科研費の研究計画調書。 まだぜんぜん書けてないけど。いやはや。


げへがはがは。研究室のソファで数時間寝たら、 ついに風邪を引いた模様。げへがはがは。

しかし、まだ喉が少し痛いだけで、 うわさに聞いていた腹痛もないし、熱もないようだ(せきもしていない)。 これはインフルエンザではなくただの風邪なんだろうか。

大事を取りたいのは山々だが、忙しいので無理。 かくなる上は、がんばって直すべし:-)


科研費の書類書きが進まない。 体調も悪いし、いったん下宿に戻るか。

つい生協のオンラインなんとかで洋書を購入してしまう。金ないのに。


夕方

お昼に下宿に戻って風呂に入った後、1時間ほど寝てから大学へ。 ねむいねむいねむい。

ロック読書会。第3巻第3章第19-20段落、第4章第1-9段落。


587は何を意味表示するか

587。 さて、何の数字でしょうか。 三択で答えてください。 制限時間は5秒です。

  1. 某銀行におけるおれの預金残高
  2. 某銀行におけるぼくの預金残高
  3. 某銀行におけるわたしの預金残高

あっ。そこの人っ、だめですだめです、 銀行の預金残高で人の価値を測ってはいけませんっ。 やめてくださいっ。 そもそも紙幣なんてものはただの紙切れにすぎないのであって、 紙で人間の価値を測れるならだれも苦労しません。 それに、パウロという英国の偉い詩人も 「金じゃあ愛は買えないよ」 と言っておられます。

……。……。しくしくしくしく。


腹減った。

それにしてもやることありすぎ。 一つずつ片付けていかねば。


科研費のやつ、一応書いた。 明日午前中にワードで整形してプリントアウトすべし。

風邪ひどくなる。なるべく研究室に来ない方がいいな。


02/08/98(Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

わ〜ん、コピーの枚数が西暦の年数より多くなって、 すでに21世紀に入っちゃったよ〜(まだ近未来)。

何をコピーしてたかというと、下宿にあるダンボールを漁って、 去年の院試関係のプリントを探し出して来たので、それをコピーしてたのだ。

ぼくの手書きの過去問の答案やら、某君っちの答案やらも残してあるので、 まじめに勉強していた往時が偲ばれ、 「ああ、あのころは某君っちともあんなに仲が良かったのになあ」 などと回想してしまった。

(注: 現在も某君っちとの仲は良好かと思われます)


昨日は夜になってから銭湯に行き、 その隣の某定食屋で長野オリンピックの開会式を見ながら 夕食をとった。(あれは録画だったのかな?)

それから下宿に戻って寝た。 しかし、疲れているはずなのだが、なぜか数時間で目が覚めて 研究室に来てしまう。悲しい性。


一部の人々から「狼少年こだま」と言われて久しいが、 絶対に今夜中にレポートを完成させる。


♪すい〜〜〜〜っ、いっも〜〜〜〜ぉしょ〜〜ん。 は、いかんいかん、エアロ聴きながらギターを弾いている場合ではないのだ。 レポートレポート。


さらに真夜中

うう。疲れた。進まん。意気沮喪。逃げたい。


天気の悪い早朝

ああ、つい別の事してた。まだまだできてない。とにかく今日中にやる。


tarとgzipと格闘。状況不利。


割と暖かい昼

う、遅刻すると思ったので研究室に書き置きを残して下宿に戻ったら、 案の定勉強会に遅れてしまった。というか、書き置きを書いたから 寝坊したのか。(書き置きのパラドックス)


風は強いがずいぶん天気のよい夕方

院試対策勉強会終わり。しだいに某嬢の名訳が減ってきて残念。


02/08/97(土)

記載なし。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
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Last modified: Mon Mar 4 23:42:17 JST 2013