プログラム
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各セッションのご紹介
分科会1
これからのCCPPAAPPオンライン診療を考える
【要旨】
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の持続陽圧呼吸(CPAP)療法は,はCPAP機器データを通信により取得できることから,遠隔医療との親和性が⾼く,2018年より遠隔モニタリングを活⽤することにより対⾯診療の間隔を延⻑する仕組みが保険収載されている。COVID-19感染症流⾏期には時限的・特例的措置によりオンライン診療が有効活⽤され,医療機関にとっても患者にとってもオンライン診療によるメリットが⼤きいことが認識された。2023年5⽉より時限的・特例的措置が終了となり,CPAP診療においてオンライン診療を継続することが事実上困難となっているが,本分科会ではこれまでの経験をもとにこれからのCPAPオンライン診療のあり⽅について議論したい。
分科会2
オンライン服薬指導の現状と普及に向けた課題
【要旨】
令和4年度の調剤報酬改定では、服薬管理指導料4としてオンライン服薬指導が設定されている。令和2年度までの要件と異なり、初回からオンライン服薬指導が可能になり、患者からの申し出に基づいて、医療機関から薬局に処⽅箋を直接送ることも認められるようになった。システムを導⼊している薬局は増えているが、実施実績がある薬局はまだまだ少なく、実勢に実施されている例は、極めて少ないのが現状である。今後、オンライン資格確認、オンライン診療、電⼦処⽅箋など医療DXが進んでいくなかで、オンライン服薬指導も増えていくと考えられるが、その普及に向けた課題を考えたい。
分科会3
本邦におけるTTeelleeoonnccoollooggyyの可能性
~医師・薬剤師・看護師の⽴場からディスカッション~
【要旨】
オンコロジー領域では海外でDCTを⽤いた治験が⾏われており、本邦でも最近その取り組みが始まりつつある。⼀⽅で、遠隔医療の実装は新型コロナウイルス感染症の拡がりで⼀部の⼀般診療に導⼊されているものの、がん診療ではほとんど⾏われていない。診断・治療の特殊性、希少がんの存在、在宅緩和治療が重要であるがん診療では、遠隔医療を利⽤した診療が有益であることが想像できるものの、具体的な未来展望がないのが実情である。本会において、医師・薬剤師・看護師の⽴場から遠隔医療や在宅医療の実際の経験をもとに、本邦のがん診療における遠隔医療「Teleoncology」の可能性についてディスカッションする。
分科会4
周産期遠隔医療と地域連携による取り組み
【要旨】
医師の偏在、出産数の減少や低出⽣体重児割合の増加、分娩を取り扱う医療機関の減少など様々な周産期における課題がある中で、 ⽇本における周産期死亡率、妊産婦死亡率は諸外国と⽐較すると低い⽔準で推移しており、世界中で最も安全な周産期医療が提供 できている、これは早くから地⽅⾃治体主導の下で妊婦健診が⾏われ、遠隔医療や地域連携を取り⼊れてきた所以である。 今後もこの⾼い⽔準の周産期医療を提供し続ける為に救急時・災害時の対応を含め、地域の要となる医療機関のみならず⾃治体を 含めた多職種・多科連携により、地域全体で周産期医療を⽀える体制づくりについて提議したい。
分科会5
急性期における遠隔医療の取り組みと評価⽅法の確⽴
【要旨】
2024年から始まる医師の働き⽅改⾰について、医療現場では医師の勤務状況の詳細な把握を⾏う取り組みが始まっている。課題として夜間帯の勤務に関して、急性期医療現場では本来勤務体制が必要な状況を⼈員不⾜のため宿直体制を取らざる得ない病院も存在している。そのような状況で、⼈員不⾜の医療機関を⼈員が充⾜している病院が⽀援をすることで、質を担保したまま、働き⽅改⾰に資する遠隔医療に注⽬が集まっている。本分科会では、急性期医療における遠隔医療の各種取り組みを紹介してもらい、今後の⽇本における急性期遠隔医療分野について考える場とする。
分科会6
治療アプリの国境を超えた展開
【要旨】
世界中で治療アプリの開発や社会実装が進められている。これらのアプリは主に⾏動変容を促進し、アウトカムを改善することを⽬的としている。しかし、⾏動変容に影響を及ぼす要因である⽂化、医療制度、そして国⺠のヘルスリテラシーや基本的教育レベルなどは国ごとに⼤きく異なる。そのため、ある国における成功が他国でも同じ結果を保証するわけではない。本シンポジウムでは、アメリカや⽇本で実⽤化された経験を有する治療アプリの他国への展開を⽬指している企業からパネリストをお招きし、治療アプリの国際展開の可能性と課題について議論する。
分科会7
⻭科遠隔医療最前線
【要旨】
⻭科遠隔医療の現状と課題について考察し、特に今回は遠隔医療とデジタルデンチャーを⽤いた新しい⻭科医療の可能性について紹介し議論する。
分科会8
テレナーシングが拓く、様々な対象の在宅療養の実現
【要旨】
医療・看護分野においてAI、IoTなどのデジタル技術活⽤が急速に普及する中、セルフマネジメント⽀援やモニタリングを⽬的としたテレナーシングの提供対象は、⽣活習慣病、がん、神経難病などと広がりをみせている。 本セッションでは、看護ケアを必要とする患者が、個々の疾患、重症度、治療内容、居住地等にかかわらず、地域で望む療養を実現・継続させていくことを⽀援するテレナーシングの実際を紹介する。そして、多様な患者の在宅療養を⽀えていくテレナーシングの課題を演者、参加者と共にディスカッションする。
分科会9
DDttooDD遠隔専⾨医相談の現状、課題と未来
【要旨】
COVID-19の流⾏の影響によって⽇本における遠隔医療は⾶躍的に進展したが、あくまでD to PやD to D with Pの形態に限定されたものである。海外ではD to Dでの専⾨医への遠隔相談システムが医療機関の適正な紹介などで有益性を証明しています。対照的に、⽇本ではまだそのようなシステムの普及は進んでおらず、その有効性についても明らかではない。そこで⽇本における医師対医師(D to D)の遠隔での医療相談の必要性や現状と、今後の普及に向けた課題や未来への展望をディスカッションしていきたい。
ランチョンセミナー1 共催;ウィーメックス株式会社
【要旨】へき地の医療課題に対し、持続可能な医療提供の手段として遠隔医療が期待されています。
本セミナーでは、カナダで遠隔医療を早くから取り入れ成功を収めているDr. Mendezよりその豊富な経験をもとに導入の課題やどのように乗り越えたか、また、活用事例をお話いただきます。
またその事例を通じて、日本での遠隔医療の活用方法とへき地医療のこれからについて探ります。
ランチョンセミナー2 共催;アライドテレシス株式会社
【要旨】今年5月に「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6.0版」が公開され、医療機関のネットワークセキュリティへの対応がさらに求められています。
本講演では、ガイドライン改定のポイントと、それらのポイントを踏まえたセキュリティ対策、安全な運用にむけた職員向けセキュリティ研修など、当社のソリューションをご紹介します。
また、昨今ランサムウェア対策として多くのご相談をいただく「オフラインバックアップ」に関して、弊社AT-Offline Managerを用いた自動オフライン制御のご説明と、お客様のお困り事に対応したモデル構成、導入事例をご紹介いたします。