大会長挨拶
第27回日本遠隔医療学会学術大会
大会長 児玉 直樹
このたび第27回日本遠隔医療学会学術大会の大会長を拝命しました新潟医療福祉大学の児玉直樹です。来る2023年11月11日(土)、12日(日)に新潟県新潟市の朱鷺メッセにて第27回日本遠隔医療学会学術大会を開催いたします。実りの多い学術大会になるよう、運営スタッフ一丸となって鋭意準備を進めております。
学術集会のテーマは「遠隔医療における多職種連携」としました。遠隔医療はICTの発展のみならず、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、医療機関の規模や地域を問わず使用されるようになってきました。医療の継続、感染対策、診療報酬の改善などの規制緩和から日本においてもその利用が急増しています。今後、遠隔医療の普及と利用が持続していくためには、多職種連携が重要なカギであると考えられています。医師、看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師などの多職種で熱い議論を交わすとともに、企業関係者や地方自治体、患者家族など多様なステークホルダーを巻き込んだ共創の場になればと思っております。
今後、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけ変更に伴い、対面での学会開催が増えることが予想されます。本学術大会も対面での開催を基本としつつも、業務等の都合で参加することが叶わない方々のために、オンデマンド配信を行うことも予定しております。しかし、対面による人と人とのつながり、そして多職種で意見交換することがこれまで以上に重要であると考えておりますので、是非新潟へお越しいただき、議論にご参加いただければと思います。また、皆さまには新潟の美味しい日本酒やお米はもちろんのこと、新潟特有のグルメを満喫していただくための情報交換会を3年ぶりに開催したいと考えておりますので、新潟の地でお目にかかれますことを心よりお待ちしております。