2020年度から開催してまいりましたオンライン研修会は、大変ご好評いただくとともに、「日本ストレスマネジメント学会認定ストレスマネジメント®実践士」資格取得のための認定要件としても位置づいております。「日本ストレスマネジメント学会認定ストレスマネジメント®実践士」の詳細や、本資格取得に向けた具体的手続きについては、認定資格のページをご参照ください。資格制度および研修企画の充実が、ストレスマネジメントの発展と社会貢献に寄与することを、心から願っております。
本研修は、いずれもウェブでの開催ということで、通常の大会時の研修会のような、インタラクションの機会が担保できていないことは大きな課題ではありますが、いつでも、どこでも、受講いただけるというメリットもあります。また、1つの研修は2時間30分程度で構成されており、2つ以上の研修を受講いただくことで、臨床心理士の資格更新のポイントとして申請いただくことも可能です(2つ以上の研修の受講につき2ポイントの申請が可能です。3つ以上受講していただいた場合も2ポイントとなりますのでご了承ください)。
なお、本研修受講料は会員および学生会員には限定価格として1講座あたり2,500円にて受講いただけます。限定価格での受講をする際には、購入画面にて学会メーリングリストで配信しましたパスコードを入力してください。非会員の方は1講座あたり3,000円になりますので、今後の学会認定資格の取得も見込んでいただき、この機会に入会をご検討いただけますと、大変うれしく思います。
2024年7月吉日
日本ストレスマネジメント学会
研修委員長 矢島潤平
理事長 嶋田 洋徳
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研修の受講方法
各研修は下記の方法で受講できます。
① 本ページの「研修内容/申込」から研修を選択し,項目右下の「お申込みはこちら」をクリックします。
② 決済サイト(STORES)に移動するので,購入に必要な事項を記入します。
③ 購入手続き完了後,購入完了メールと一緒に,オンライン研修を視聴するためのURLを記載したPDFファイルがダウンロードできます。
④ PDFファイルの内容にしたがって,指定のURLを表示し,そこからオンライン研修の各動画を視聴します。
⑤ 視聴終了後,確認テストに回答します。
⑥ テストに合格(満点が合格です)したら「受講証明書」が学会事務局からメールで送信されます。受講証明書は合格の場合即時送信されます(不合格の場合には送信されません)。
・ひとつの研修は2時間30分~3時間程度で構成されています。
・2つ以上の研修を受講すると,臨床心理士の資格更新ポイント(2ポイント分)として利用できます。ただし3講座以上受講しても,上限は2ポイントとなりますのでご注意ください。
・確認テストが不合格だった場合には,再受験することができます。
・受講証明書は再発行しませんので,大切に保存してください。
・一度受講した講座は何回でも視聴できますが,同一の講座における受講証明書の発行は一回のみです。
・連絡先メールアドレスは携帯/スマートフォンのアドレスではなく,できるだけPCで受信可能なアドレスをご記入ください。
料金
一般: 研修1講座あたり 3,000円
日本ストレスマネジメント学会会員: 研修1講座あたり 2,500円*1
*1:パスコードの有効期限は2025年3月31日までとなります。
※会員向けパスコードは会員向けメーリングリストにて配信しています。別途お送りしているメールをご参照ください。パスコードに関する問い合わせは一切応じ兼ねますので、予めご了承ください。
※研修は期間中何度でもオンラインで受講可能です。ただし研修動画のダウンロード,二次利用等はできません。
※ご利用いただけるお支払い方法はクレジットカード、コンビニ決済、PayPal、楽天ペイ、PayPay残高です。
※いかなる理由においても,ご購入後の返金には応じかねます。
※日本ストレスマネジメント学会は,適格請求書発行事業者登録を行っている事業者ではございません。つきましては,お支払いに対する「適格請求書(インボイス)」は発行できません。あらかじめご了承ください。
研修内容/申込
現在配信中の研修内容は次の通りです(敬称略)。
2024年度配信研修
【災害支援】心理職・福祉職のための100分で分かる災害支援の国際基準
原田 奈穂子(岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科看護科学分野)
【教育・特殊教育】ストレスマネジメント教育の普及に向けた「ストマネマスターへの道」の活用法
一瀬 英史(Eustress株式会社)・小関 俊祐(桜美林大学)
2022年度配信研修
【必修領域】ストレスマネジメントに関する基本的知識
嶋田洋徳(早稲田大学),岡村尚昌(久留米大学),三原健吾(九州龍谷短期大学),前田駿太(東北大学)
ストレスマネジメントのコンピテンスにおいて、領域横断的に必須とされるコンピテンスに該当する、ストレスマネジメントに関する基本的知識について紹介しています。動画はストレスとストレスマネジメントに関する内容、ストレスの生理心理学的メカニズムに関する内容、エビデンスに基づく実践に関する内容、研究計画の立案と遂行に関する内容で構成されています。
本研修は、「日本ストレスマネジメント学会認定ストレスマネジメント®実践士」の取得に必要な研修の「必修領域」に該当しています。
【選択必修A】リラクセーションの理解と実践
冨永良喜(兵庫県立大学),坂上頼子(オフィスかけはし)
ストレスマネジメントのコンピテンスにおいて、領域横断的に必須とされるストレスマネジメント実践を構成する技法の1つである、リラクセーションの理解と実践について紹介しています。動画はリラクセーションの理論と、その理論に基づく具体的な実践方法で構成されています。
本研修は、「日本ストレスマネジメント学会認定ストレスマネジメント®実践士」の取得に必要な研修の「選択必修A」に該当しています。
【選択必修A】認知行動療法の理解と実践
金澤潤一郎(北海道医療大学),伊藤大輔(兵庫教育大学)
ストレスマネジメントのコンピテンスにおいて、領域横断的に必須とされるストレスマネジメント実践を構成する技法の1つである、認知行動療法の理解と実践について紹介しています。動画は問題解決訓練、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、認知再構成法(認知再体制化)で構成されています。
本研修は、「日本ストレスマネジメント学会認定ストレスマネジメント®実践士」の取得に必要な研修の「選択必修A」に該当しています。
2021年度配信研修
【教育・特殊教育】 学校における心のケアとストレスマネジメントの活用
吉永 弥生(日本ストレスマネジメント学会教育・特殊教育部会), 野村 和孝(早稲田大学人間科学学術院准教授)
学校現場において,子どもたちのストレスをどのように捉え,対処していくべきかについて,現場の実情に即した効果的な対処していくべきかについて,現場の実情に即した効果的な対処法についてお伝えします。また,指導計画をはじめ,具体的なストレスマネジメント教育の実例なども交えて活用方法を知ることができます。
【産業・労働】産業・労働領域の基礎知識とストレスチェックの活用方法
種市 康太郎(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)
産業分野におけるストレスマネジメントとこころの健康維持について,制度やデータを交えて詳細に学ぶことができます。現在話題となっている職場のハラスメント対策を含め,心理職として知っておきたい知識が満載です。
【産業・労働】職場のメンタルヘルスにおける認知行動療法の活用
松永 美希(立教大学現代心理学部准教授)
企業などにおいて求められるメンタルヘルスを,認知行動療法の立場からの対処方法や,従業員向けの研修プログラムに盛り込んでお伝えします。認知行動療法の初学者でも。職場のメンタルヘルス教育に関わるプログラムを身に着けていけます。
【ライフスタイル】 生活習慣 ~睡眠・食事・嗜好品~
岩野 卓(大分大学福祉健康科学部講師)
健康心理学が専門の講師が,生活習慣の中で重要な3つのポイント,すなわち睡眠,食事,嗜好品の3つの角度から詳しく紹介します。洒脱な語り口で,多くの方に役立つライフスタイルの基礎に関する情報をわかりやすく紹介しているので,さまざまな知識を楽しみながら習得することができます。
【基礎・医療】生活習慣病のメカニズムと治療法について
小池 城司(福岡大学西新病院循環器内科・内科/九州大学大学院医学研究院循環器内科学)
生活習慣病に関して心理職が知っておきたい基本的な知識と,それに対して必要とされる心理的アプローチを臨床的な視座から解説します。日本の健康・医療の方向性や予防医療の重要性と課題を理解し,現場で要求される関わりについて知ることができます。
【災害支援】心の減災~災害後の心理的被害の緩和のために 今できること・すべきこと~
窪田 由紀(九州産業大学 人間科学部臨床心理学科 教授)
阪神淡路大震災,東日本大震災を経ての「心の減災教育」,すなわち災害時に生じうる心理的影響の理解と,適切に対処するスキルの育成をはじめ,小学校~成人までの段階に応じた実際のプログラムをご紹介します。
2020年度配信研修
【教育・特殊教育】 認知行動療法に基づく学校での支援と高校通級を中心とした実践の展開
一瀬 英史(山梨県立総合教育センター),小関 俊祐(桜美林大学 リベラルアーツ学群准教授)
【災害支援】 子どものための心理的応急処置 Psychological First Aid for Children(PFA for Children) 紹介版
池田 美樹(桜美林大学リベラルアーツ学群准教授、子どものためのPFA 指導者)
【基礎・医療】 ストレスマネジメント教育における「評価」—心理尺度による教育評価、生理指標によるスキル修得効果—
山田 冨美雄(関西福祉科学大学心理学部教授)
【ライフスタイル】 メンタルヘルス・プロモーション~「こころのABC活動」でポジティブなこころを育てる
竹中 晃二(早稲田大学人間科学学術院教授)
備考
よくあるご質問はこちらをご覧ください。 その他ご不明な点につきましては,事務局宛にメールでご連絡ください。 事務局メールアドレス:jssm-jimu@list.waseda.jp
※動画視聴の方法等,操作に関するお問い合わせは学会事務局ではお答えいたしかねます。予めご了承ください。