産業労働領域では,公認心理師の5領域の1つであるにも関わらず,心理師が十分に活躍できていない現状があります。「ストレスチェック」や「健康経営・ウェルビーイング経営」が注目されている点からも,産業労働領域でのメンタルヘルス管理の社会的な重要度は明白です。また,労働者を取り巻く環境を考えると,他領域(保健医療,教育,福祉,司法・犯罪)との連携も欠かせません。
 本部会では,実際に産業労働領域で働かれている心理師や研究者だけでなく,他領域で活躍する心理師・研究者も部会メンバーとして参加していただき,産業労働領域でのメンタルヘルス管理のエビデンス向上への貢献,および他領域で働く心理師との連携システムの構築のための社会的取り組みを目的とした活動を行っていきたいと思います。

岡島 義(東京家政大学)

【やってみましょう】自分のストレス対処のチカラを調べてみよう!

ストレスに対するコーピング(対処)には「個人差(スタイル)」があります。
ここでは,簡単にコーピングスタイルを調べる方法を紹介します。
判定テストはこちら

【やってみましょう】効果的なストレス対処の方法を探してみよう!

ストレスを感じたとき、自分が行っている対処(コーピング)はどの程度効果を発揮しているのでしょうか。
「ストレス日誌」の考えかたを使って、自分にとって効果的なコーピングの種類を点数化しながらチェックしてみましょう。
判定テストはこちら