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委員会活動

教育研究・利益相反委員会

教育研究・利益相反委員会  Education Research and Conflict of Interest Committee

日本医学教育学会 教育研究開発委員会主催
第10回 医学教育研究技法ワークショップ

医療者教育研究のリサーチクエスチョンを立てる
概要
臨床研究と教育研究では、研究のデザインが異なることが多いです。日常の教育実践の中で研究テーマを見出したとして、先行研究をどうやって検索するのか? どうやってリサーチクエスチョンを立てて洗練させるのか? どのような方法で調査したらよいか? など多くの疑問を具体化していく必要があります。本ワークショップでは、教育研究における文献検索やリサーチクエスチョンを立てるプロセスと方法論の選択に関する基本を学び、タスクと協力して参加者自身のテーマの中で、リサーチクエスチョンを立てる練習をします。
対象
医療教育研究について関心があり、これから研究を考えようとしている方
日時
2014年10月18日(土) 9:00〜17:00
(第54回医学教育セミナーとワークショップ企画として実施)
会場
九州大学医学部百年講堂
講師・タスクフォース
教育研究開発委員会委員(鈴木康之、大滝純司、尾原晴雄、向原圭、西城卓也)、菊川誠(九州大学)、Phillip Evans(岐阜大学MEDC特任教授)
事前課題
構想中の研究について、スライドでまとめて持参をお願いします。冒頭のグループワークで3-4分間の発表を行い、議論を進めていきます。
タイムテーブル
11月18日(土) 9:00〜17:00

9:00

オリエンテーション・自己紹介

9:20

グループワーク
「やってみたい私のリサーチ」
1人につき4分発表+4分質疑

10:00

講義
文献検索、クエスチョン設定、方法概略

11:00

個人ワーク
「やってみよう、ブラシュアップ!」

12:00

お昼休み

13:00

スケジュール・発表会の確認、準備

13:10

Myリサーチプロジェクト発表会!
1名につき5分発表+5分討議
1)研究の背景
2)リサーチクエスチョン
3)研究方法
途中休憩15分

9:00

スケジュール・発表会の確認、準備

16:45

まとめ・アンケート

17:00

閉会

参加者
14名(和歌山県立医科大、聖路加国際大、山口大、佐賀大、飯塚病院、九州大、京都大、東京医科大、国際医療福祉大、群馬大、宮崎大、筑波大、北海道大、慶應義塾大)
報告概略
 「医療者教育研究のリサーチクエスチョンをたてる」をテーマとして、14名の参加者と共に、様々な教育のトピックを土台にしたリサーチクエスチョンを洗練することができた。冒頭では、タスクらが過去にアクセプトされたいくつかの論文を事例として、研究を始める前にどのような教育実践があったのか、どのように研究の着想に至ったのか、どのようにリサーチクエスチョンを決め、最終的に論文掲載までどのような苦労があったのか、など裏話も含めて解説した。そして今回は、リサーチクエスチョンを洗練する際の7つの自問自答集を構築し、リサーチクエスチョンには、誰を対象とした研究なのか、何をどんな場面で学ぶ教育介入なのか、何を変数としているのか、などの情報が盛り込まれることが重要であることが共有された。後半では各自のリサーチプロジェクトを発表し意見交換することで、研究計画を洗練することができた。参加者のリサーチに関する発表内容は守秘義務の関係で公開できないが、今後、論文化されることを期待している。

第56回日本医学教育学会大会

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