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がん患者さんのためのチーム医療と地域連携の推進に向けた取り組み 阪神緩和薬物療法ネットワーク学術講演会 2022
閉会あいさつ

千原 里美さん(市立伊丹病院 薬剤部)

阪神緩和薬物療法ネットワークの代表世話人をさせていただいている市立伊丹病院の薬剤師の千原と申します。本日は帝京大学の渡邊先生に大変貴重なご講演を賜りまして、誠にありがとうございました。そしてまた、今日はオンラインで140人にご参加いただいているようでして、会場にも何人かがご参加いただいていて、大変たくさんの薬剤師の先生方、薬剤師以外の多職種の方々にもご参加いただきまして、誠にありがとうございます。

本会は、この兵庫県の南の地域の阪神地域という所で、基幹病院に勤務する薬剤師で緩和に携わっている者が、日頃、目の前の患者さんの痛みや症状緩和に困っていることについて、みんなで集まってどうしたらいいのかを、膝を詰め寄せて勉強する会を始めたのがもともとのきっかけです。発足したのは2011年で、ほぼ10年近くになりますけれども、世話人が、私の他に市立芦屋病院、それから関西労災病院、宝塚市立病院、そして兵庫医科大学病院の各薬剤師の先生方のご協力のもとで10年間やってこられました。そして、今日の座長を務めていただいている岡本先生には、顧問、アドバイザーとして日々いろいろなご指導をいただいているところです。

患者さんのために薬剤師ができることは何かということで、みんなで考えているところでして、2か月に1回、症例検討会とか抄読会をしながら研鑽を積んでいるところです。年に1回だけはこういう感じで学術講演会を開催させていただいていましたが、コロナ禍で開催がしばらくできないでいました。ですが、久しぶりに今回は、大勢の先生方にご参加いただきまして、貴重な渡邊先生のご講演を一緒に共有することができて大変うれしく思っています。

地域包括ケアは厚生労働省も進めていますし、われわれも、私どもの病院もがん診療連携拠点病院ですので、日頃から力を入れていかないといけないところですが、いざやろうと思うとなかなか難しい面もあって、今後、ウィズコロナの中で少しずつ多くの他職種の方と意見交換をしながら、まずそれぞれ何に困っているのかというところから、お互いの見える見方が違いますので、すり合わせていくところから始めたいとは思っています。

また、この研究会にもご参加いただける先生がおられましたら、この世話人の先生方のところにご連絡いただけたら、オンライン会議で最近は開催していますのでどなたでもご参加いただけるかと思います。ぜひ、私たちと一緒に勉強させていただけたらうれしく思います。私からは以上になります。岡本先生、よろしくお願いします。

岡本:千原先生、ありがとうございました。ご興味を持っていただいた薬剤師の方は、ぜひまたご連絡いただければと思います。

渡邊:ありがとうございます。このたびは阪神緩和薬物療法ネットワークの薬剤師の皆さま方、千原先生をはじめ代表世話人の皆さま方にいろいろご調整いただいて、ありがとうございました。対面やオンラインも含めて、多くの関心を持っていらっしゃる医療従事者の方にお話をさせていただく機会が限られている中で、課題や工夫とか、解決策につながるようなヒントはお互いにたくさん持っています。ただ、なかなかこれを共有したり議論する場が最近はなかったこともあって、やはりこういった形で、オンラインを組み合わせてではありますけれども、こういう議論の場は大切ですし、ぜひこれを患者さん・ご家族に届けるような取り組みにつなげていきたいと考えています。ぜひ、今後もまた何か機会がありましたらご一緒にできればと思いますので、また引き続きよろしくお願いします。今日はありがとうございました。

岡本:ありがとうございました。できることなら、年内にもう1回と思います。そのときにはまたご参加いただければと思います。本日はどうもありがとうございました。

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掲載日:2022年12月14日
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