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がん医療フォーラム 2018 がんを知り、がんと共に生きる社会へ
閉会あいさつ

竜 崇正さん(正力厚生会専門委員長 元千葉県がんセンター長)
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竜 崇正さん
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お忙しい中、たくさん集まっていただきまして、誠にありがとうございます。今日、がんは特別な病気ではなく、2人に1人がかかる病気になってきています。家族でがんの方がいないという方がいらっしゃらないという時代になっていると思います。がんになったことをきっかけに初めて自分の人生を考え、振り返り、家族の絆を考えるということもあると思います。そういった中で孤独にならないで、みんなで繋いで、いい医療を受けるということが大事になっていると思います。

私はがんの外科の専門家として取り組んできましたが、日本のがん医療は世界一だと思いますが、そのことの国民への理解が広がっていないのは、医療者の伝え方、説明義務違反や説明不足で訴えられないようにするために多くのことを伝え過ぎて、不安や恐怖に陥れるような伝え方がなされていたり、手術などで長生きすることが可能になってきていますが、その中でつらいことやどう受けとめてよいかわからないことが、医療者がわからない、患者さんから教えていただかないといけないという課題もあります。

こうした場をつなぐために、正力厚生会ではいろいろな患者会を支援してまいりましたし、医療者側へ患者さんの意見を伝えるという役割を果たしてまいりました。国民の皆さまがよりよいがん医療を受けられるように、よりよい生活を送れるように引き続き精進してまいります。皆さまのご支援よろしくお願い申し上げます。今日はありがとうございました。

掲載日:2019年07月16日
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