お知らせ
- 2025年8月30日「次世代を担う若手のための創薬・医療薬理シンポジウム2025」
次世代を担う若手のための創薬・医療薬理シンポジウム2025が、2025年8月30日に東北医科薬科大学小松島キャンパス(予定)において開催されます。皆さまのご参加を心よりお待ちしております(実行委員長)。
- 2025年3月17日~3月19日「APPW2025企画シンポジウム」
第130回日本解剖学会総会・全国学術集会・第102回日本生理学会大会・第98回日本薬理学会年会合同大会
日本薬理学会次世代の会、日本解剖学会、日本生理学会若手の会、3学会共同企画シンポジウムがAPPW2025において開催されます。皆さまのご参加を心よりお待ちしております(オーガナイザー・座長)。
- 2025年10月12日(土)「パーキンソン病 市民公開講座~パーキンソン病と生きる~」
国立病院機構相模原病院(長谷川一子先生)のパーキンソン病市⺠公開講座に登壇、ピアノ演奏いたします。
- 2024年8月4日【第38回 日本大脳基底核研究会(神保町)】
第38回 日本大脳基底核研究会(学士会館)に登壇し、パーキンソン病モデル・ジストニアモデルを用いた瀬川病の病態解明と治療応用に関する発表を行いました。「瀬川病の新たな治療戦略と創薬への挑戦 」
- 2024年5月15日 「JST 大学発新産業創出基金事業「スタートアップ・エコシステム共創プログラム」MASP採択」
私どもの研究プロジェクト「FABP3リガンドを用いた世界初のレビー小体病根本治療薬の開発」がJST-MASTプログラムに採択されました(研究代表)。
ハイライト
- 2023-09-25【プレスリリース:脳疾患の新規予測・鑑別技術 ~ 認知症の超早期診断に期待】
加齢に関連する脳疾患の新規予測・鑑別技術についてプレスリリースを行いました。
→https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2023/09/press20230925-03-ad.html
→http://www.pharm.tohoku.ac.jp/file/information/20230925.pdf
(内容)高齢化社会を迎え、認知症や運動障害など、増加する加齢に関連した脳疾患について早期治療介入を実現するためには、発症前に正確な神経変性リスクを予測し、疾患を鑑別することが非常に重要です。本研究では軽度認知機能障害、アルツハイマー病、パーキンソン病、レビー小体型認知症について、血漿バイオマーカーを用いた疾患識別のための新たな定量化技術を確立しました。この成果により、各疾患を高い精度で鑑別することが可能になりました。
(謝辞)本研究は国立病院機構仙台西多賀病院の武田篤院長、大泉英樹医師との共同研究による成果です。本研究は国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)橋渡し研究戦略的推進プログラム、AMED脳科学研究戦略推進プログラム、科学研究費助成事業(科研費)、武田科学振興財団薬学系研究継続助成のご支援をいただきました。
- 2023-09-20【薬学研究科 研究科長賞】
東北大学大学院薬学研究科において研究科長賞を授与されました(川畑)。
- 2023-09-09【パーキンソン病市⺠公開講座】
国立病院機構相模原病院(長谷川一子先生)のパーキンソン病市⺠公開講座に登壇、ピアノ演奏を行いました(川畑)。詳しくはこちら。
- 2023-08-01【第46回日本神経科学大会(仙台)】
第46回日本神経科学大会(仙台)でシンポジウム「加齢と神経変性疾患における神経ホメオスタシス制御の最前線」を開催しました。
[1S10a] Frontiers in neuronal homeostasis in aging and neurodegenerative diseases (Ichiro Kawahata, David I Finkelstein)
・[1S10a-01] Pathogenic impact of fatty acid-binding protein 3 in neuronal homeostasis and the therapeutic potential for Lewy body diseases (Ichiro Kawahata*, Kohji Fukunaga)
・[1S10a-05] Pathology of synapse-proteasome signaling in Alzheimer disease and aging (Kohji Fukunaga*)
・[2Pm-109] FABP2 is involved in the α-synuclein pathologies in intestinal cells (Tomoki Sekimori*, Ichiro Kawahata, Takuya Sasaki, Kohji Fukunaga)
- 2023-07-11【JST新技術説明会(オンライン)】
JST新技術説明会で新技術「認知症を予測する!レビー小体病を鑑別可能な新しい血液診断技術」を紹介しました。
→https://www.youtube.com/watch?v=yuyMMtNdJKg
- 2023-07-06【第64回日本神経病理学会総会学術研究会-第66回日本神経化学会大会 合同大会(神戸)】
第66回日本神経化学会大会(神戸)でシンポジウム「Symposium 2SY-1: レビー小体病の新たな創薬標的の探索と治療開発・予測技術の新展開 Frontiers in drug developments and early prediction techniques for Lewy body diseases」を開催しました。
・レビー小体病における脂肪酸結合タンパク質の生理機能解明と新規創薬戦略(川畑*・武田・福永)
・レビー小体型認知症の早期予測技術と鑑別法の開発(福永*・関森・大泉・武田・川畑)
- 2023-05-31【第64回日本神経学会学術大会(幕張)】
第64回日本神経学会学術大会でAMED橋渡し研究戦略的推進プログラムの成果発表を行いました。Ichiro Kawahata, Tomoki Sekimori, Hideki Oizumi, Atsushi Takeda, Kohji Fukunaga*, "Development of novel therapeutics and early discrimination techniques for Lewy body diseases"
- 2023-03-28~04-01【AD/PD2023】
17th International Conference on Alzheimer’s & Parkinson’s Diseases (AD/PD2023) でシンポジウム (オンデマンド) 発表を行いました。
The novel therapeutic ligand targeting fatty acid-binding protein 3 prevents α-synuclein accumulation and cognitive-motor impairments in Lewy body disease-model mice. (川畑・福永)
- 2022-11-30~12-03【Japan Basic and Clinical Pharmacology Week 2022】
第96回日本薬理学会年会・第43回日本臨床薬理学会学術総会 合同大会(JPW2022、パシフィコ横浜)におきまして、
・次世代の会企画シンポジウム「神経疾患によりそう薬理学の最前線と社会実装への挑戦」
・公募シンポジウム「レビー小体病のバイオマーカー探索と早期予測技術の新展開」
を担当いたしました(オーガナイザー、座長:永井将弘先生、川畑、コメンテーター 福永浩司名誉教授)。
→https://www.congre.co.jp/jpw2022/program/index.html
- 2022-08-03【AMED橋渡し研究プログラム】
AMED橋渡し研究プログラム(シーズB)「パーキンソン病認知症およびレビー小体型認知症による神経変性の根本治療薬開発」が採択されました。
https://www.amed.go.jp/koubo/16/01/1601C_00025.html
- 2022-07-20【川畑伊知郎准教授 研究科長賞】
東北大学大学院薬学研究科において、川畑伊知郎特任准教授 が研究科長賞を授与されました。
- 2022-06-18~21【第63回日本神経学会学術大会】
第63回日本神経学会学術大会(東京)において「Development of peptide drug for α-synucleinopathies」(川畑伊知郎准教授)、「FABP inhibitor, BRI-601 ameliorates oligodendrocyte injury in a multiple sclerosis mouse model」(福永浩司名誉教授)についての口演を行いました。
- 2022-03-09【第95回日本薬理学会年会】
第95回日本薬理学会年会(福岡)で開催されたシンポジウム「神経変性疾患の原因タンパク質を標的とした根本治療薬の開発戦略」(オーガナイザー:川畑伊知郎、多元研鎌形清人先生)において、齊藤祐子先生(東京都健康長寿医療センター)、鎌形清人先生(東北大多元研)、福永浩司名誉教授、川畑伊知郎准教授が講演しました。
- 2021-12-09【JSNP Excellent Presentation Award for AsCNP】
川畑伊知郎特任准教授が 7th Congress of Asian College of Neuropsychopharmacology (AsCNP) の発表演題において JSNP Excellent Presentation Award for AsCNP を受賞しました。
Ichiro Kawahata and Kohji Fukunaga. Impact of fatty acid-binding protein 3 and dopamine D2 receptors in Lewy body diseases. 7th Congress of AsCNP, Singapore, October 22-23, 2021 (online).
- 2021-08-27【川畑伊知郎特任准教授 東北大学ビジネス・インキュベーション・プログラム】
川畑伊知郎特任准教授と福永浩司名誉教授らは、パーキンソン病やレビー小体型認知症に代表されるレビー小体病の原因タンパク質αシヌクレインの新たな伝播機構を標的とし、その細胞内取り込みや伝播を根本的に予防可能な中分子治療薬の開発に成功、東北大学ビジネス・インキュベーション・プログラム(以下BIP)に採択されました。BIPによる実用化促進により、新規治療薬を広く患者様にお届けできるよう研究開発を加速いたします。
東北大学 プレスリリース・研究成果 (https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/08/press20210827-03-BIP.html)
- 2021-06-29【プレスリリース】
様々な神経変性疾患では、共通して変性タンパク質の凝集体が神経細胞内に蓄積することで神経細胞死を起こします。東北大学大学院薬学研究科の福永浩司名誉教授と川畑伊知郎特任准教授 は低分子化合物 SAK3 を開発し、SAK3 は記憶形成に関与する神経伝達物質アセチルコリン(ACh)の遊離を高めることで認知機能を改善することを 2017 年に報告しました。今回、SAK3 が変性タンパク質を分解する装置プロテアソームを活性化して、神経細胞内の変性タンパク質を除去することを新たに発見しました。さらに、SAK3 が神経細胞のプロテアソームを活性化して変性タンパク質の分解を促進する機構を明らかにしました。本研究成果は、神経変性疾患の原因となるアミロイドベータタンパク質、シヌクレイン、ハンチンチン、タウタンパク質などの変性タンパク質の分解を促進して、神経細胞死を防ぐことにつながります。詳細は下記のサイトをご参照ください。
東北大学プレスリリース - http://www.pharm.tohoku.ac.jp/file/information/20210629.pdf
日本経済新聞 - https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP613506_Z20C21A6000000/
QLifePro - 医療従事者の為の医療総合サイト - http://www.qlifepro.com/news/20210630/alz-sak3.html
- 2021-03-24【プレスリリース】
認知症やアルツハイマー病などの神経変性疾患には、液-液相分離する「相分離タンパク質」の関与が明らかとなってきました。液-液相分離とは、タンパク質が低い濃度で分散している液相中に、タンパク質の密集した液相が形成される現象です。タンパク質が一時的に密集することで、高効率な化学反応が可能となりますが、同時に、疾患の原因となる不溶性の凝集体が形成されるリスクがあります。東北大学多元物質科学研究所の鎌形清人准教授、東北大学薬学研究科の川畑伊知郎准教授、福永浩司教授、富山大学学術研究部薬学・和漢系の池田恵介准教授、および産業技術総合研究所人工知能研究センターの亀田倫史主任研究員らの研究グループは、相分離タンパク質を制御するペプチドの効率的な探索法として、液-液相分離を制御できるアミノ酸の探索を行い、効果の出たアミノ酸を含むペプチドを設計する方法を考案しました。この方法により、神経変性疾患に関与するタンパク質FUSの液-液相分離や固体状の凝集体形成の制御にも成功しました。今後、疾患に関与する相分離タンパク質を標的とした創薬への応用が期待されます。
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP607240_U1A320C2000000/
- 2021-03-19【福永浩司教授 最終講義】
東北大学での長年にわたる薬理学研究の功績を称え、福永浩司教授の最終講義が行われました。福永浩司教授は4月より名誉教授となられます。動画はYouTubeでご覧いただけます。YouTube動画URLはこちら https://youtu.be/k_D4iAThB1I
- 2021-03-09【福永浩司教授 名誉会員】
第94回日本薬理学会年会において、福永浩司教授 が薬理学会名誉会員に任命されました。
詳細はこちら https://pharmacol.or.jp/outline/meiyo
- 2021-03-08【川畑伊知郎特任准教授 日本薬理学会学術奨励賞】
第94回日本薬理学会年会において、川畑伊知郎特任准教授 が第36回日本薬理学会学術奨励賞を受賞しました。
詳細はこちら https://pharmacol.or.jp/award/bounty
- 2020-11-11【川畑伊知郎特任准教授 若手優秀発表賞】
The 14th International Conference on Protein Phosphatase において、川畑伊知郎特任准教授 がThe Young Investigator Awardを受賞しました。
- 2020-10-12【川畑伊知郎特任准教授 西宮機能系基礎医学研究助成基金】
第71回日本薬理学会北部会において、川畑伊知郎特任准教授 が西宮機能系基礎医学研究助成基金を授与されました。
- 2020-07-15【川畑伊知郎特任助教 東北大学大学院薬学研究科研究科長賞】
東北大学大学院薬学研究科において、川畑伊知郎特任助教 が研究科長賞を授与されました。