◆杉山和一肖像
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◆杉山神社絵図(杉山流鍼治稽古所を示す |
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◆按摩笛の画像と音
按摩笛は江戸の中期頃から使われたと言います。
音階が使える男笛(おぶえ)と、竹を2つ並べて共鳴させる女笛(めぶえ)がありました。
現在も時代劇や演劇の効果音用に販売されています。
私は3本所有しています。
大岡紫山氏の作成したものは以下の@とAの二つです。竹の中野細工も木製です。
@男笛…一本の竹、長さ、15CM、太さ1.1CM。表面は、窓(切り欠き)の穴と、3つの
穴が空いています。3つふさぐと西洋音階の“レ”、上と真ん中をふさぐと“ミ”、上だけふさぐと
“ソ”、全部あけると“シ”より少し高い音が出ます。
笛の解説書にはチャルメラも吹けるので工夫してくださいとありました。
A女笛…2本とも同じ長さ13.5CM、太さ1.1と1.2CM。表面に窓の穴しか開いてい
ないものです。太さが違い振動数の少し異なる2管の竹の笛2本が対になって作られています。
B女笛…長さ15.4と15.8CMの長さの違う物
、太さ1.1CM。表面に窓の穴しか開いていない。2本が対になっています。
民俗楽器のコイズミで購入した女笛(中野細工はプラスチック)
女笛は、2本を同時に吹くことにより、独特の音色になります。こちらの方が時代劇によく使わ
れていますので[聞いたことがある!]と思われるのではないでしょうか。吹き方は、息をきらず
に、初めは弱く、次に強く、そしてまた弱くと吹きます。強く吹くと一般に「せめ」と呼ばれる1
オクターブ上の音が出、弱めると「フクラ」と呼ばれる1オクターブ下の基音にもどります。
視覚障害者は、右手に白杖を持ち歩いて笛を吹かねばならないので、按摩笛は紐でくくり、首か
らかけるなどしていていたと考えられます。そのために、上のような簡単な笛が作られたのだと思
います。
按摩笛の男女がある理由について、女笛の解説書に男は男笛、女は女笛を吹いて、患者が強く門
でもらいたい時などには男性を招くなどとしたとあります。また、男女によって笛を使い分けてい
たのが男性も女笛を使うように混乱したともあります。筆者は、江戸期における女性の按摩につい
ては見たことがないので、どう理解して良いのか考慮中です。
私の知識では、江戸期の盲人の男性は座頭(ざとう)と言われ、琵琶を弾いて平家物語を語ったり、
鍼灸・按摩を職業とし、女性は瞽女(ごぜ)と言われ三味線や胡弓を弾き唄うなどをした旅芸能者で
した。この男女の盲人と按摩笛の男女とは結びつかないと考えています。尺八では、息をかけて音を
作り出す唄口(うたぐち)の形状が都山流(とざんりゅう)と琴古流(きんこりゅう)では違うそう
です。按摩笛も流派によって違ったのかと考えていますが、解説のとおりなのかもしれません。
また、30年前に年配の按摩マッサージ師がプラスチック製の按摩笛を持っていて、見せてくれた思
い出があります。
筆者は学友の芦野純夫先生が[按摩笛は今でも売っているよ]との情報で東京の浅草、仲見世通りの
中ほど、浅草寺に向かって左手にある小山商店で購入しました。1度目は定価3,800円でしたが、
平成17年の夏に再度購入した時は4,700円に上がっていました。
購入する際は、お店の方に男笛・女笛どちらが良いか聞いてみてはいかがでしょうか。
この情報を桜雲会に紹介したところ、同会でも販売するようになっています。男笛は4,800円、
女笛は5,600円で、かなり売れているそうです。
また、桜雲会編『あんま笛と流しあんま(解説書)(CD付)』(桜雲会)も出版されています。
按摩笛は以上の場所以外でも販売していますので、インターネットが得意な肩は探してみてはいかが
でしょうか。
コイズミでは、女笛だけですが廉価に販売しています。入荷しているときと品切れの時があります。
色々な笛の形があるのも勉強になりました。
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女 笛1 |
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女 笛2 |
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男 笛1 |
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男 笛2 |
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長さがちがう女笛1 |
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長さがちがう女笛2 |
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長さがちがう女笛3 |
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◆東海道五十三次・藤沢宿(盲人の絵図) |
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◆東海道五十三次 二川 |
◆神農・石臼・薬研 画像
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