靈蘭之室 茶餘酒後

   ……休息している閑な時間

批評

誰の言葉かは忘れたけれど,むかし読んだ作家の心得に,自分の作品についての批評は読んではいけない,というのが有りました。批評を読んでそれを気にして修正をはかったりしては,その作品がもっている香気を無くすことになる,それでは作品の存在理由が失われる,ということではないらしい。そういう性格ではそもそも作家には向いてない。そうではなくて,むきになって偏向しがちだから,暴走して,わずかながら有った香気は変じて,大悪臭になりがちである,ということだそうです。

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