凌霄花
- 雑事
- by shenquzhai
- 2008/07/06
暑い。こんな暑苦しい花が,中国から,平安朝のころにすでに渡来していたのかと想うと,よけいにくらっとする。夏の宵を凌辱する花? 中国文明と平安貴族にたいするイメージが狂います。濃い涎の葛と訓む。←勿論うそ
木有り名は凌霄,擢秀して孤標に非ず,偶たま一株の樹に依り,遂に百尺の条を抽きいだす。根を託して樹身に附き,花を開いて樹梢に寄り,自らその勢を得たりと謂い,因りて動揺有ること無し。一朝に樹は摧り倒され,独立して暫く飄颻,疾風東より起こり,吹き折りて朝を終えず。朝には雲を払うの花となすも,暮には地に委すの樵となる。言を寄す立身のものよ,柔を学んで苗を弱めること勿れ。(白居易)
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