靈蘭之室 茶餘酒後

   ……休息している閑な時間

辟積於下

『素問』生気通天論
陽氣者,煩勞則張,精絶,辟積於夏,使人煎厥。目盲不可以視,耳閉不可以聽,潰潰乎若壞都,汨汨乎不可止。陽氣者,大怒則形氣絶而血菀於上,使人薄厥。有傷於筋,縱,其若不容,汗出偏沮,使人偏枯。汗出見濕,乃生痤疿髙梁之變,足生大丁,受如持虚。勞汗當風,寒薄爲皶,鬱乃痤。
他にごちゃごちゃが有るから微妙なんだけど,
「陽氣者煩勞則張精絶 辟積於夏使人煎厥」と
「陽氣者大怒則形氣絶而血菀於上使人薄厥」は,対文じゃないんですかね。
「張」の下で切らないで,「張精」(亢盛な精)が絶すると解する人はいそうだし,「張」は「陰」(隂)の誤りという説も有るには有ったようだけど,「辟積於夏」と「血菀於上」は対で,だから「夏」は「下」の声誤だという説は聞いたことがない。
下にかたよって積もるのと,上に鬱血するのと,良さそうに思うんですがね。無理なんですかねえ。

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