扁鵲刺針図
- 医論異論
- by shenquzhai
- 2007/09/01
山東の微山県両城山から出土した所謂「扁鵲刺針図」,実はずっと疑っていたんです。つまり,本当は「乃左握其手,右授之書,曰:慎之慎之」なんじゃないかとね。春の曲阜行きの目的も,一つにはそれを確かめることでした。
でも,やっぱり「刺針図」でした。やっとわかりました。実は図は二種類有る。
上の図は巻物でも握っていそうだけれど,下の図は確かに針をつまんでいます。
その背景に長方形のものが,ちょうど巻物のように見えて疑わしいけれど,右手の指の形はそれを握ってはいません。針らしきものをつまんでいます。ただ,患者とされる人物の腕から頭に何本も置針しているという説明は,やっぱり納得できない。単なる鑿痕ではあるまいか。
上の画像は『中国針灸史図鑑』からとりました。原物は曲阜市文管所に蔵されているともありました。しまったと思いましたね。これを見て行くべきでした。でも,曲阜市文管所がどこにあるかは,インターネットでは結局わからない。
下はその問題部分の拡大です。
でも,やっぱり「刺針図」でした。やっとわかりました。実は図は二種類有る。
上の図は巻物でも握っていそうだけれど,下の図は確かに針をつまんでいます。
その背景に長方形のものが,ちょうど巻物のように見えて疑わしいけれど,右手の指の形はそれを握ってはいません。針らしきものをつまんでいます。ただ,患者とされる人物の腕から頭に何本も置針しているという説明は,やっぱり納得できない。単なる鑿痕ではあるまいか。
上の画像は『中国針灸史図鑑』からとりました。原物は曲阜市文管所に蔵されているともありました。しまったと思いましたね。これを見て行くべきでした。でも,曲阜市文管所がどこにあるかは,インターネットでは結局わからない。
下はその問題部分の拡大です。
Comments