靈蘭之室 茶餘酒後

   ……休息している閑な時間

無という字の下部はレッカ(灬=火)かと思っていたら,違うみたいですね。『説文解字』にはそもそも無は載ってないようで,𣞣に「亡なり。亡に従い、無の声。无は奇字。无は元の通ずるものなり」と言うけれど,その篆体を見ると「亡に従い、橆の声」のようなんです。だから,無の下部はむしろ林。
魚という字の下部も火ではなくて,しっぽの形みたいです。だから,むしろ「𩵋」のほうが正しいのかも知れない。
なんでこんなことを言い出したかというと,『太素』巻21に,無の下部を炏と書いたものが有るんです。おいおい,レッカの四点は火の四画の変化じゃないのか,と思って調べたら,それどころではなかった。

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