靈蘭之室 茶餘酒後

   ……休息している閑な時間

初老の青年歌手

はじめに、わたしは音痴である、とことわったうえで、
年末年始にはむかし流行った歌をよく耳にするが、声量は足りないツヤは無い、ひどいものだ。老いるということは残酷なものだ、かりにも一世を風靡したんだから当時はこうじゃなかったはず。
わたしは音痴である。だから自分にひきくらべたりしない。だから冷酷である。下手くそ!

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