少陽戌也
- 医経
- by shenquzhai
- 2006/07/04
『太素』8経脈病解
ただし、この字を成と見誤るのは古くからのことのようで、『素問』はさらに盛と誤り、王冰注の「心氣逆則少陽盛」もそれにそった解釈だろう。
なお、例に出した字より上に最初に登場する戌は、さらに成に似ているようだが、仔細に検討すれば、はらいは塗抹されているのが判かる。
少陽所謂心脇痛,言少陽戌也,戌者心之所表也。この戌を成と見た人がいるが誤りである。戌を『太素』原鈔のような形に書く例は、碑別字などにいくらも見える。一と丿を続けて書いたに過ぎない。
楊上善注:手少陽脈胳心包,足少陽脈循脇裏,故少陽病心脇痛也。戌為九月,九月陽少,故曰少陽也。戌少陽脈,散胳心包,故為心之所表。
ただし、この字を成と見誤るのは古くからのことのようで、『素問』はさらに盛と誤り、王冰注の「心氣逆則少陽盛」もそれにそった解釈だろう。
なお、例に出した字より上に最初に登場する戌は、さらに成に似ているようだが、仔細に検討すれば、はらいは塗抹されているのが判かる。
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