汲古
- 雑事
- by shenquzhai
- 2006/06/15
半年に一度、汲古書院から送ってくる古典研究会編『汲古』という小冊子が有る。まあ、PR誌の役割を担っているのだろうだけれど、レベルは高いし、興味深い内容に富んでいる。特に今回の第49号には「日本の訓点の一源流」というかなり長い論文と、「字解とは何か」という短い雑文が載っていて、いやなかなか楽しい。訓点のほうはじっくり読ませてもらうとして、字解のほうは要するに最近の字書に対する不満ですね。内容の不足、字義と字解の曖昧、漢と和の混在などに対する異議が述べられていて、頗る同感するところが多い。
ただ、中に内容の不足について、
ただ、中に内容の不足について、
身辺の人に聞けば、鞭が金棒の武器と知る人は、まず居ない。と言うのは如何なものか。身辺に、『水滸伝』を読んだことがある人が、一人も居ないってことはなかろう。本当は、咄嗟に思い出せなかっただけじゃないのか。そんなに馬鹿にしたものでもなかろうと思う。
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