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こだまの世界

---倫理学者のふしぎな日記---

11月前半号

11月前半の主な話題


ご意見のある方は、kodama@socio.kyoto-u.ac.jpまたはメイルを送るまで。


11/01/96

 朝。今朝、おれの部屋のCDラジカセが自殺した。最初は老衰による自然死かと思ったが、実は昨夜聴いていたマリリンモンローの後追い自殺であることが判明。しかししかししかし、しばらくバカバカバカバカ叩いていると奇跡的に蘇生した。今日の教訓。早死にしたアーティストのCDをおれの部屋でかけてはいけない。

 昼。昨夜、吉田寮が燃えたという話を電話で聞いたので、さっき行って見てきた。食堂の西側の一部分と、京大オーケストラの建物が全焼。感動的な燃え方である。吉田寮食堂で予定していたバンドの練習がだめになったのが痛い。

 2コマ目終了時。中谷さん、林さんらが翻訳ソフトを使おうと苦戦されている。ぼくは時々助言。

 夕方。腹へったから遅いひるごはんを食べに行こう。

 宵の口。いつも行ってる喫茶店が改装中である。こりゃやられた。改装してモーニングの値段が上がらねばよいのだが。

 夜。バンドの練習終わり。夕食は石狩鍋600円。また雨が降り出す。らららるるるる。かなりねむい。らららるるるる。今夜は読書会が中止になりそうである。しかし最後まで望みはすてんぞ。ららら。

 深夜。研究室で新しく購入した翻訳ソフトをちょっと使ってみたが、ばかな訳を見て笑えるぐらいで、あんまり役に立ちそうにない...。ま、せっかく買ったのに初めから「翻訳ソフトなんて邪道じゃ」と決めつけて使わないのももったいないし、いろいろ試してみようっと。

 さらに深夜。ひまじゃ〜っ。ひまじゃ〜っ。そういえば昨日、塾の小6の女の子が社会のテストで「ヒマラヤ」を「ヒラヤマ」と書いていたので、あはははは。と思って、「まちがっとるがな」と指摘すると今度は「ヒラマヤ」と書いていた...。カタカナ語ってむずかしいんだよね。ぼくも大学受験の世界史でギリシア人やローマ人の名前を覚えるのが大変だったように記憶している。というわけでなんか笑える間違いを知っている人はちょっと教えてくださいな。

 ひつこく深夜。とにかくひまなので少し寝ることにする。江口さんは死んだんじゃなかろうかと少し心配になる。まさかな。はは。ははは...。

 


11/02/96

 早朝。京大文化祭前なので軽音のコマとりも熾烈を極める。あはは。

 宵の口。まだいたりする。あはは。バンドの練習が終わって喫茶店で時間を無駄遣いし、京大の北側にあるお寺(なんて名だ?)で開催している古書まつりをのぞきに行く。こういうのは初体験。永井義雄の『ベンサム』がないかと探すが、そもそも「人類の知的遺産シリーズ」が全然見あたらない。月曜日までやってるので、また行くかもしれない。本をたくさん見ていたらなんだか少し賢くなった気がしたが、気のせいだっちゅーの。あはは。

 哲学系のリンクが増えたので、ひまな方は哲学サーフィン(沈みそう)してくだされ。あはは。

 自宅の江口さーん、元気ですかーっ?ネクタイしめて論文書いてますかーっ。あはは。あっ。あっ。だんだん躁状態になってきた。あはは。ま、とりあえずアイスクリームでも食べよ。あはは。

 さっきぼくのホームページからメール出してくれた京大経済学部四回生の方、アドレスが不完全で返事出せません。また書いてきてください、待ってますぜーっ。そいえば今日の古書まつりでも「ハイエク全集」ってのがありやしたぜーっ。

 夜。いすに座ったまま寝る。(なにしてんだおれは。)あー、もうかえろっと。明日は家で勉強。先週のように寝すぎないように注意しなくては。


11/04/96

 昼前。先に断わっておくが、こんな天気の良い休日にそんなとこで何をしているのか、などという質問はご法度である。ソシオのサーバーまで休んでおる。けけ、けしからんっ。

 昨日は一日無駄に過ごしたので、夜になって少し反省し、部屋にたまっていた毎日新聞を10/08/96まで切り抜いた。いかん。いかん。まだ一カ月分も残っておる。さて、おもしろかった記事は「イギリス人は耳あかを落としてもらいに病院に行く」というやつと、「宮崎被告死刑」(昨夜初めて知った...)というやつである。前者についてはみんな知ってるんだろうか。普通のイギリス人は耳かきも綿棒も使わずに、3年間過ごし、耳あかがたまりすぎて耳が聞こえないようになったら、病院に行って耳あかをとかすオイルかなんかを使って看護婦に耳を掃除してもらうんだそうである。まめな人は一年に一回行くそうである。毎日耳から血が出るまで耳かきで耳をいじってるわたしにとっては、この事実は非常に衝撃的である。アンビリーバブュッ。ヒュームやベンタムは一体どうしていたんだろうか。

 ところで、後者の「宮崎被告死刑」である。反死刑廃止論者のわたしとしてはこれについてなんか書きたいところだが、忙しいし、どうしようか。掲示板でも作ろうか。今回の裁判では、責任能力があったかどうか、というのも一つの争点だったようだが、わたしに言わせれば基地外であろうとなかろうとあんなやつは死刑なのである。死刑よっ。死刑っ。きいっ。もちろんわたしも人をわざと殺した場合は死刑になる覚悟はある。いや、ホントにあるんだろうか?それともやっぱり「あの時のおれはおれじゃなかった」とかいうのであろうか。しかし、冤罪はともかく、そんな言い訳まで認めるのは理不尽な気がする。ベンタムも酔っ払って悪いことをした場合(一時的な精神異常の場合)は刑を軽減するか無罪にするよう書いている(と思う)が、わたしにはこのような例外は許せん。(無理やり酔っ払わされたのでもない限り)そもそも酔っ払うやつが悪いのである。酔っ払っていれば刑が軽くなるならばみんな酒を飲んでから犯罪を犯すであろう。殺人するときも酒を飲んでからやればいいのである。あ、長くなってきたからまた今度にしよう。

 あ、ところで、極東、NF11/23(Sat)11:00amから西部講堂でやる予定なので、ひまなひとは見に来てね。新しいテープも200円ぐらいで売る予定。まだ出来てないけど。

 午後の紅茶っぽい時間。また行ってきました、古本まつりへ。つかれた。なんか結構買ってしまった。何を買ったかについては、リスト参照(魚)。

 あ、バイトだバイト。いそがんと遅刻するっ。あ、そういえば『ソフィーの世界』のヨースタイン・ゴルデルが新しい本を出すってNHK出版からダイレクト・メールが来ていた。NHK出版もマメだなあ。


11/05/96

 夕方。今日はまたしても寝坊。昨日自転車を阪急河原町駅前に置いておいたので、すでに撤去されたものと観念していたが、今日もまた無事であった。悪運の強い自転車である。

 何とか3コマ目、4コマ目と出席。家でよく寝たせいか、今日は全く居眠りせず。えらいえらい。

 真夜中。(楳図かずお調で)ギャーッ。もう12時っ!!今の今まで某(無給)助教授の金魚のフンとしてちろちろとお供をし、夕御飯をごちそうにあずかっておりました。いやいやかたじけない。いやいや。いやいや。例によってとてもここには書けないようなお話を聞く。言えねえ言えねえおらには言えねえだ。

 ところで今、楳図かずおの名前が出なくて30分ほど産みの苦しみを味わっておりました。忘れっぽくて困ります。いやいや。いやいや。あ、したがって『漂流教室』は名作なのです。つまり名作です。しかし置いてある喫茶店を知っているので読みたい人はご一報を。

 なんかMacがやたらとハングアップする...。

 さらに深夜。良い子も悪い子ももう寝た寝た。

 なおかつ深夜。あ〜、寝れんっ。


11/06/96

 朝。

(わたし1)おはようございます。

(わたし2)おいおい全然寝てないってば。

(わたし3)死ぬがなおれ。死ぬってば。

(わたし4)ま、いいや。死んでもいいからとりあえず勉強しよ。

(わたし1)お、殊勝じゃあないですかあなた。

(わたし4)芦屋に家を持たば神戸に死すとも可なり。

(わたし1、2、3)(楳図かずお調で)ギャーッ

 まだ朝。なんか朝勉強するとえらくなった気がするがこれももちろん気のせい。

 昼過ぎ。眠い。なんか最近駄じゃれが多いか。当研究室には駄じゃれを憎んでる人が若干数いるので、用心しないと死なされる。

 選好の問題。クリープの入ってないコーヒートイレットペーパーのないトイレのどちらを選ぶか。そういえばまえにそんなCMがあったっけ。「クリープの入ってないコーヒーなんて・・・トイレットペーパーのないトイレと同じだよ・・・はは」といってずずずっとコーヒーをすするの。むしろこれはトイレットペーパーの宣伝にいいかも。コーヒー飲みながらトイレに入っていくの。あはは。

 夕方。ヘーゲルの授業の傍らで、お仕事お仕事。死刑廃止論の掲示板ができとるがな。みんな参加してくださいね。

 夜。しーごとーはつーづくーよー・どーこまーでーもー。

 さらに夜。あのお方の論文は仕上がっとるんだろうか。

 ひつこく夜。仕事完了っ。と思ったらすでに帰れる時間を過ぎている。あたしゃ今夜もここにいるのかい。とほほ。

 真夜中。某氏(ヒューム研究者)の日記を見て、ベンタムの誕生日はいつだったかを確認する(そのうち自作年表をホームページに載せねば)。15.Feb.1748。ぼくの誕生日とほとんど変わらない。226年の年の差はあるが。いや、愛さえあれば年の差なんてっ。いやいや、いやいや、何だか最近(哲学史的に哀れな)ベンタムが他人とは思えなくなってきて困っている。これはもう殉教者的な打ち込みようとすらいえる。東にヒュームと聞いては敵意を抱き、西に子ミルと聞いては殺意を持ち、北にマルクスと聞いては尿意を催し、もうそれはそれは大変なのである。あら、南が抜けとるがな。あ、『タッチ』もなかなか良かったが、『みゆき』は小学生の頃に読んで泣いた記憶がある。今思えばなんで泣いたんだろ?今でも泣くかな?『南くんの恋人』っていう名作もある。これもすごい。

 馬鹿言ってないで早く寝なさい。あ〜いっ。

 深夜。気のせいかだんだん寒くなってくる。エアコンを「暖房」にしているのだが、「暖房準備」と表示されていて作動していない。「準備」っつーのはなんなんだ?

 深夜も深夜。ほとんど寝られないうちに江口氏(P. Funkのテーマにのって)登場。これから実践哲学研究の編集の御手伝い。

 なおも深夜。キェルケゴールなどというぼくには発音すらできない哲学者を扱った論文の文章チェックなどを頼まれる。ああたのしい。たのしからずや。


11/07/96

 朝。昨日も一時間ぐらいしか寝てないんじゃないかと思う。しかしなぜか元気である。もしかして寝なくていい体になりつつあるのでは。なんてことはないだろう。きっとしわ寄せが来るに違いない。来るに決まってます。

 実践哲学研究の編集作業は大詰めを迎えている。大団円を迎えるかどうかは最後の最後までわからない。こともないか。

 ぼくはそろそろ喫茶店にでもよってからうちへ帰ろっと。あらら、そういえば今回初めてこの部屋で二日連続泊まってしまったよ。

 まだ朝。みんながいるにも関わらずぐーぐー寝てしまった。今ちょうど印刷所の方がいらっしゃっている。なんとかハッピーエンドを迎えたかのように見える。しかし最後の最後まで予断は決して許されないのである。ぼくはぐーぐー寝てるが。

 昼。まだいる。そろそろ帰らねば。白水氏、江口氏が「打ち上げ」ている。有益な人生訓をいただく。


11/08/96

 朝。昨日は寝た寝た。例によってどのくらい寝たのかというと、細野不二彦のガンモのごとく、ぐー......いや、みなまで言うまい。

 これこれ、たわけたことをのたまわっている場合ではありません。今日はニーチェがあたってます。これは哲閲の閲覧室へ行って勉強せねばならないに違いないっ。

 昼過ぎ。ぐわっ。時間がなくて予習が済まなかったっ。どうやって言い訳しようか。「すいません、時計がちょうど12時間ほど遅れてたもので...。」

 昼下がり。雨が多少降っている。ニーチェは予習をしたところまでで都合よく終わったので一安心。あなうれし。なんて古語はないか。今からバンドの練習まで今夜のベンタム読書会の準備。江口さん、首を洗って(ついでに体も洗って)待ってなさいよ。ククククク...。

 (あっという間に)夜。そろそろバンドの練習。蔵田さん、小林さんがお見えになる。

 さらに夜。バンドの練習終わり。おもしろかった。ところで、「静かな」とか「さわやかな」に見られる「な」は形容動詞の活用語尾である。(他に「大きな」とか「あんな」という連体詞もあるが。)そうすると、「ベンタムな後輩」とか「ベンタムな人」はどういう意味か。論理現象言語倫理生物学的見地からすると、「ベンタムである後輩」「ベンタムである人」ということになり、わたしをベンタムと同一視する、非常に名誉あるまくらことばと言えなくもなくはないかもしれないに違いない。しかし一方、コンピュータ国際文化人類総合人間学的見地からすると、......いや、みなまで言うまい(注・単に思いつかなかっただけです)。

 そういえば昨日の帰りの電車で「リンリー教授」と久しぶりに出会った。一年ほど前に何度か会ったことがあったのだが、さすがにもう忘れているだろうと思って油断していたら、わたしのことをしっかり覚えていて、あせった。参りました。

 もっと夜。一カ月でカウンターが300人(このうちぼくが見た回数が250回ぐらいと思われる)。とほほ。

 死ぬほど深夜。江口さんとのベンタム読書会終了。にぇむい。にぇむい。もうにぇるわい。


11/09/96

 朝。おっはよう。いや〜、今朝軽音のコマを取りに行ったらさ、2週間先の土曜日はちょーど文化祭やってる時期で、コマが取れない日なんなんだよね、よく考えれば。早く起きてそんした。まるで誰かさんみたいなことをしてしまっ......おっと、みなまで言うまい言うまい。しかもばったりリンリー教授に遭遇。今日は朝からいきなりついてない。

 昼。これからバンドの練習。またもどってきまーす。(たぶん)

 夕方前。バンドの練習終わり。新しいテープは出来るんだろうか?

 夕方。げっ。もう一個の方のバンドの練習に行かねば。死にます。それではまた月曜日。


 夜。ところがまたいたりする。バンドの練習が終わって、ギターを研究室に置きに来たのである。なぜそんなところにギターをおくのか?これには深いわけがある(わけはない)。

 まず、今までは自宅から毎回ギターを持ってくるのが大変だったため、部室に置いておいたのである。しかし部室においておくと、ぼくのギターはよくなぶりものにされてまわされてしまう。困った。そこで部室におくよりは少しめんどくさくなるが、(不謹慎だが)研究室に置いておくのが一番だ、という結論に達したのである。(もちろん研究室に置いておいても先輩のE氏やY氏になぶりものにされてしまう可能性もあるが--じょじょ、冗談ですってばっ。ひえっ。けっけらないでっ。)

 さてここでギターが男性か女性かという問題が一気に表面化する。ジミヘンはあの手の使い方からして男性だと考えていた節がある。クラプトンはあのギターを弾く顔つきからしてホモだろうから、やはり男性と考えているのだろう(これも冗談です。クラプトンファンの人はぼくに石を投げないように注意)。ジミーペイジはあのサディスティックなバイオリンの弓の使い方からして少女と思っていたのではないかと考えられるが、これは断定できない。......いや、どんどん危ない方向へ行きそうなのでここらあたりで議論を打ちきることにする。

 しかしさらに新たな問題に直面する。それは、

「ギターを部室(研究室)においておいたら誰かが使うのがあたりまえ。置いておく方が悪い」

というまことしやかな議論の正当性である。しかしもしこの議論がまかり通るなら、

「女性が会社(学校)にいれば誰かがセクハラするのがあたりまえ。セクハラされる方が悪い」だとか

「女性が電車に乗ればちかんされるのがあたりまえ。電車に乗る方が悪い」だとか

「家のかぎを開けっぱなしにしておけばどろぼうが入るのがあたりまえ。かぎを開けとく方が悪い」

だとかいう議論もやはりまかり通ってしまう。そこで結論。やはり勝手にギターを弾くやつ、セクハラするやつ、ちかんするやつ、どろぼうに入るやつが悪いっ。反論募集中。


 さて、そろそろほんとに帰る。あしたは塾で三者懇談があったりする。似合わないスーツを着て行かなければならないのが非常に苦痛である。


11/11/96

 昼下がり。小雨。3コマ目の授業が終わった。やはり寝てたりする。土曜の夜に江口さんからお借りした『新世紀エヴァンゲリオン』の第1話〜第14話まで観て、日曜日は昼から塾の懇談に行き、帰ってからその続き、つまり第15話〜最終話第26話まで見た。江口さん騙しましたね時間を返しといてください。ウソですウソです。最後の2話の展開は意外というかめちゃくちゃというか。あれがきっといいって言うんでしょうなあ。まあ、何言ってんのかわからない方は当研究室にあるビデオを持って帰って観てください。それにしてもなんちゅう週末。


 ところで11/09/96の日記で、ギターを女性になぞらえたら、おしかりの手紙をいただいた。曰く、「女性と物とは比べられません」。あ、頭が痛い・・・。世の中に比喩に使えないものなんてあるんだろうか?いや、それともこの方はぼくが女性とギターを比較したと考えているんだろうか?

「ギターが男性か女性か」という議論が半分以上冗談であることはこの方もわかっておられると思われる。それに、「女性がギターだ」といったわけではなく、「ギターが女性(的)だ」といったんだから問題なかろう。(問題あると思う方は反論をどうぞ)

 だからおそらく問題となったのは、

「ギターを部室(研究室)においておいたら誰かが使うのがあたりまえ。置いておく方が悪い」

「女性が会社(学校)にいれば誰かがセクハラするのがあたりまえ。セクハラされる方が悪い」

というのがおんなじ論法である、という部分であろう。ここは「女性と物とを比べて」いるというよりむしろ、勝手に人のものを使うときの正当化の一つの論法セクハラをする人間の・正当化の一つの論法が類似しているといっただけである。(不正な)行動の正当化の仕方がおんなじだと述べただけで、べつに女性を物扱いしたわけではない。この方はそれがわかっているのだろうか?また反論を待つ。

(しかし、悪口を言うようで悪いが、内容も理解せずとにかく「女性」という言葉が出たら非難をしてくる人間がいるから、フェミニズム全体が軽蔑されるのではないだろうか)

(こういう人に「原始、女性は太陽だった」なんていうとグサリと刺し殺されちゃうんだろうな)

 もう塾に行かねば。


11/13/96

 昼過ぎ。昨日は教授も助教授もみんなクワイン見に行くって言うんで、ついつい学校に来ず家で昼過ぎまで寝てしまった。あああなんて優雅な学生生活っ。うらやましかろっ。

 というわけで昨日はほとんどなんにもしなかったわけですが、夏休みにしこしこ作っていたベンタムの年表をホームページに載せようと、深夜になってから猿のように働いてました。役に立つ人には役に立つかもしんない(あたりまえだ)。

 そのせいで今日も昼まで熟睡。うらやましかろっ。ところで前に東大に相互利用で頼んでいたライオンズのbook reviewが届いたので、附属図書館に行くと、なぜかその雑誌は東大にはなく、(しかも東大にしかなかったはずなのに)放送大学からコピーが届いていた。しかも富士銀行に代金を振り込んで来ないとコピーがもらえない。け、けちっ。

 今からバンドで作っているテープのミックスをしに友達のうちへ。めんどくさいめんどくさいめんどくさいっ。


 夜。友達が家にいないのでテープのミックスが出来ない。しかたがないから学校に戻ってきて、ヘーゲルの授業が終わるまでぶらぶらしていた。授業が終わったのでここに来ると、Macの電源が落ちている。あっ、こわれたこわれましたついにこわれましたっ。と思い、けったりなぐったりいろいろやっていると、さっきぼくが一度リセットしたときにただ電源を入れ直さなかっただけだった、ということが判明。す、すんませんっ。

 今からバンドで作っているテープのミックスをしに友達のうちへ。なんか一日勘違いしていたらしい。今日は徹夜か?また夜にここに戻ってくるかもしんない。


 深夜。加藤先生、白水氏、小林さんがいらっしゃる。あんまりすることもなし、友達のとこでミックスの続きをするか。  


11/14/96

 極早朝。会議は踊る、されど進まず、てな感じでテープのミックスは全然進まなかった。三人寄らば大樹の陰なんてのはウソで、けんけんがくがく、くがくがんけんけ、もう全然はかどらなかった。

 しかも、うたにエコーがかけれるようにと、エフェクターなるものを買ったは良いが、機能が多すぎてこれを使いこなすのも一苦労。みんなミカン食べながら文句の言い合い。ミカンも乱れ飛ぶ。結局疲れたので途中で終わって、ぼくは寝床もないのでここに来た次第。しかしもうそろそろ加藤先生がこられる頃なので、寝るに寝られない。しゃーない、勉強しよっと。あ、夜明けだ。


 朝。さ、今日は図書館まわりだ。まず附属図書館行って、哲閲行って、法学部図書館行って...あーっ、ねたいっ。寝させてくれっ。


 昼。図書館まわり終わりっ。このうち哲閲に行ったのはすごく愚かしい理由からで、借り出した本を両面コピーした際、同じページをコピーするというありがちなミスをしていたのに気づき(これで2度目)、同じ本を3度目に借りたのだった。じっ、じっ、時間のムダムダムダぁ。塾があるのでもう帰る。帰りますっ。


11/15/96

 昼。昨日は一日中寝てました。今日の朝7時に起きるつもりが、「あと5分、あと5分」と42回ほど繰り返して、結局起きたのは10時半。ひょええっ。今日はニーチェの授業もあるのにっ。でもだいじょうぶっ。電車でやればいいや。という感じで結局まだ予習が終わっていない。

 熊本大学の八幡さんから返事が来ていた。「それでは九州の倫理学研究の状況を聞いてみましょう。く、熊本大学の八幡さーんっ」(こういうのって楽しいだろうなあ)(なにが「こういうの」なのか自分でもよくわからんが)(天気予報みたいに「今日の倫理学情報」っていうのをニュースでやるわけですな)(「自宅でくつろいでいる江口さあああん」とか「東京のWackeyさあああんんん」とか)(あ、実名使ってしまった)


 夜。ビジネスエシックス研究会を途中で抜け出し、バンドの練習に行く。夕御飯を食べていると、またしてもリンリー教授と出会う。会話の内容を記しておくように言われたので、大変であるが書いておく。最近このホームページを毎日見ているようなので下手なことは書けない。

 今からバンドのテープ作りの続き。また早朝に戻ってくることであろう。


 深夜。テープのミックスをある程度終わらせてここに来る。白水さんと江口さんがおられたが、白水さんは帰られる。皆さんあす静岡に行くので大変そうである。江口さんと死刑廃止論とビジネスエシックス論。

江口さん「児玉君は目には目を死には死をって言うけど、そしたら強姦殺人犯はどうなんねや?」

児玉「そりゃおかま掘られて死なされるんですよ、プロレスラーみたいな人に」

江口さん「ぎゃははははは」

こうしてジャジーな夜は更けていくのであった......


Satoshi Kodama
kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp
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Last modified: Thu Jan 21 01:36:44 JST 1999