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1996年11月4日古本まつり

で、わたしが買った本

感想

古本屋の人達、コンピューター検索が出来るよう至急データベース化せよ。「あの宝探し的な感覚がいいんだよね」という人、あなたは病気である。わたしは宝探しなんかしたくないんである。また、宝探しはデータベース化されててもできるのである。あんなぐちゃぐちゃに置いてある本の中から欲しい本を探し出すなんて狂気の沙汰である。古本屋の主人の怠慢である。そうなんですっ。決まってますっ。きいっ。さらに全国の古本屋は相互に在庫の検索を可能にすべきである。ホントに時間のむだ。むだむだむだぁっ。

その後(01/14/97)、日本の古本屋　めぐる古書籍という古書のページを見つけた。がんばれ古本っ。(「がんばれ日本」のパロディです。気付いてね)

で、わたしが買った本

1. 『現代政治キーワード』有斐閣双書--100円だったので
2. 『世界大思想全集13(ロック・ヒューム)・24(ベンタム・ミル)』春秋社版--御存知昭和5年のやつ。ベンタムの『序説』が完訳で収録されている。まさかあるとは思わなんだが(非売品と書いてある)、わたしが見かけただけで2冊あった。1冊100円なら買わねばなるまい。ヒュームの方は奥田君が要るかと思って。
3. 『イギリス政治思想1,3,4』岩波書店--４冊セットで4000円で売ってるとこもあったが、一冊200円で購入。得した気分。しかし「2」がないのが残念。もっと探せば出てくるような気がしたが。「3」がベンタムとミルを詳しく扱っていておもしろい。
4. 『Ｊ・Ｓ・ミルと現代』杉原四郎・岩波新書--100円だったので。
5. 『古典学派の経済思想』有斐閣新書--100円だったので。「堀江保蔵先生謹呈・橋本比登志」などというしおりがはさまれている。
6. 『ヨーロッパ・アメリカ・日本の経営風土』有斐閣新書--ビジネス・エシックスで使うかと思って。100円。
7. 『民法概説』中川淳編・有信堂--100円だったので。いつか要る気がしたから。
8. 『哲学概論』三宅剛一・弘文堂--何となく。以前何となく『道徳の哲学』も買ったので、本棚に置いておくと対になってかっこいいか、と思ったからともいえなくはない。100円。
9. 『エロチック街道』筒井康隆・新潮社--100円。ハードカバー。
10. 『農協月へ行く』筒井康隆・角川書店--100円。ハードカバー。
11. 『言語姦覚』筒井康隆・中央公論社--200円。100円という値札にだまされた。ハードカバー。
12. 『虚人たち』筒井康隆・中公文庫--100円。
13. 『アルファルファ作戦』筒井康隆・中公文庫--100円。
14. 『ベトナム観光公社』筒井康隆・中公文庫--100円。これだけ買えば当分筒井康隆には(断筆していようがいまいが)困らん。

　というわけで全15冊ですな。ほかにも何冊か欲しいのはあったんだけど、後で買おうと思って忘れたり、余りにも高すぎる(500円を超えるとそう呼ばれる)ので買えなかったりで、こんだけであきらめた。よく探したがやっぱり「人類の知的遺産」シリーズは全然なかった。どうなってんだ?

　何か有意義な情報があれば、メイルを送ってください。